TeraStationのファームウェアを更新しようとしても進まない、エラーが出て止まってしまうなどの不具合でお困りではありませんか?
- アップデートが0%から進まない
- 「EMモード」で停止している
- 異音やランプ異常でアップデートに失敗
無理な操作や再試行でRAIDが崩壊し、データを失うリスクもあるため、慎重な対処が必要です。
この記事では、TeraStationのファームウェアが更新できないときの具体的な対処手順や、安全な復旧方法をご紹介しています。
もし大切なデータが保存されている場合は、無理をせず、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。初期診断は無料、24時間365日対応しています。
目次
ファームウェアアップデートができない主な原因
ファームウェア更新ができない背景には、操作ミスだけでなく、NAS本体の不具合やHDD障害、ネットワーク設定など複数の要素が絡んでいます。原因を整理して一つずつ確認していきましょう。
ファームウェアファイルの不一致
製品型番と異なるファームウェアを使用すると、アップデートが開始されません。ファイルが破損していたり、拡張子が変わっている場合も要注意です。
ネットワークやPC環境の問題
TSUpdaterなどの更新ツールは、同一セグメントの有線LAN接続、Windows OSで実行する必要があります。ファイヤーウォールやウイルス対策ソフトが通信を遮断していると、更新が失敗します。
EMモードに入っている
TeraStationが「EMモード」(赤ランプ点灯、管理画面でEM表示)になっている場合、通常のアップデートでは復旧できません。専用のEM対応ファームウェアを使用する必要があります。
ストレージ障害によるアップデート不能
ファームウェアが更新できない状態が続く場合、TeraStation本体に搭載されたHDDに物理的な損傷やセクタ不良が発生している可能性があります。
このような障害下で無理にアップデートや初期化を行うと、RAID崩壊やデータ消失に直結します。操作を続ける前に、まずはストレージの状態を確認し、安全に復旧できるかどうかを専門家と相談することをおすすめします。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。重要なデータが保存されているNASの場合は、まずはご相談ください。
法人向けデータ復旧サービスをお探しの方へ
法人のお客様では、社内サーバやRAID構成のストレージ、業務用PCや外付けHDDといった社内のデータ環境でトラブルが起きると、単なるデータ損失だけでなく、業務停止や情報漏えいリスクにつながるおそれがあります。
「自分で試してよいのか」「どのタイミングで専門業者に相談すべきか」判断に迷われる法人ご担当者様も少なくありません。当社では、法人専任のアドバイザーが状況を伺い、最適な復旧プランをご案内します。
サーバやNASなど機器を社外に持ち出せない場合は、専門エンジニアによる出張訪問での診断・復旧にも対応しています。セキュリティ体制や復旧事例、よくある質問は、以下の法人向け専用ページにまとめています。業務データの復旧でお困りの際は、こちらもあわせてご覧ください。
TeraStationのアップデートができない時の対処法
ファームウェア更新が進まない場合は、環境確認・手動アップデート・EM対応ファームウェアの使用など、状況に応じた段階的な対処が有効です。
ファームウェアの再ダウンロード
型番に合致した最新ファームウェアをBUFFALO公式サイトから再ダウンロードし直すことで、破損したファイルによるトラブルを回避できます。
- BUFFALO公式サイトにアクセス
- 「型番+ファームウェア」で検索
- 正確なファイルをダウンロード
- TSUpdaterフォルダ内に展開して再実行
PC・ネットワーク環境の確認
Windows PCを使用し、有線LANでTeraStationと同一セグメントに接続してから実行する必要があります。セキュリティソフトも一時的に無効化しておきましょう。
- Windows PCでTSUpdaterを管理者権限で起動
- NASと同じLANポート・ルーターに有線接続
- ファイヤーウォール・セキュリティソフトを一時停止
- 別のブラウザ・PCでも試行
EMモードからのアップデート
EMモード状態の場合、通常のファームウェアでは更新できません。専用のEMモード対応ファームウェアとTSUpdaterを用意し、PCから直接更新を行います。
- BUFFALOの「EMモード対応」ファームウェアを入手
- TSUpdater.iniを編集し、UpdateNoFormatting=1 に設定
- TSUpdaterを管理者権限で実行
- 表示されたNASを選択しファームウェアを適用
専門業者に相談する
何度もアップデートに失敗する、アクセスできない、赤ランプが点灯しているなどの場合、HDD障害やRAID崩壊が進行している可能性があります。初期化せずに早急にプロにご相談ください。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を上げています。相談から初期診断まで無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、17年連続で国内売上No.1(※1)。累計50万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は92.6%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数8,000件超(※4)」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
※4:算出期間:2016年6月1日~
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。











































