Synology RS822+ が突然起動しなくなった──以下のような症状に心当たりはありませんか?
- 電源ランプが消えたまま、まったく起動しない
- 青ランプが点滅したまま進まず、DSMが表示されない
- LAN上には見えるが、DSM画面にアクセスできない
RS822+ は多くの現場で業務用NASとして稼働しており、起動トラブルが発生すると業務継続に深刻な支障が出ることがあります。しかも原因は単一ではなく、「電源装置の不良」「マザーボード障害」「DSMの破損」など多岐にわたります。
誤った対処で障害を悪化させる前に、まずは症状ごとに想定される原因を切り分け、安全に復旧するための基本的な知識を押さえておきましょう。
本記事では、Synology RS822+ が起動しないときの代表的なパターンを整理し、それぞれの正しい初期対応をわかりやすく解説しています。もし今すぐ判断がつかない場合は、私たちが24時間365日、無料で初期診断を行っていますので、お気軽にご相談ください。
目次
RS822+が起動しない主な原因
Synology RS822+の起動トラブルは、大きく3つのタイプに分類できます。それぞれ原因が異なるため、症状に応じて切り分けることが重要です。
電源・PSU・マザーボードの不良
電源LEDが消灯したまま、あるいは一瞬点灯してすぐ落ちる場合は、電源ユニットやマザーボードの電源回路が故障している可能性があります。ACケーブルやPDUの不具合も見落とされやすいポイントです。
冗長電源モデル(RS822RP+)では、PSUごとのLED表示を確認することで異常を特定できる場合もあります。両方のPSUランプが緑でなければ、電源ユニットの交換が必要になることがあります。放置すると通電不良から起動不能が長期化する恐れがあります。
このレベルの障害はユーザー修理での対応が難しく、Synology正規サポートや販売店経由での本体交換が安全です。
青ランプ点滅によるブート失敗
Power LEDが青く点滅したままDSMが起動しない場合、マザーボードやメモリ、ブートローダ領域の異常が疑われます。Synology公式でも、青点滅が長時間続く場合はブート失敗の可能性があると案内されています。
まずは起動直後から10〜15分程度待機し、それでもSynology AssistantやWeb Assistantに検出されなければ、内部のストレージ構成やシステム領域の破損が考えられます。長時間放置すると電源部への負荷が高まり、さらに状態が悪化することがあります。
一度全HDDを抜いた状態で起動し、ドライブなしで認識されるか確認すると切り分けが可能です。
DSMが応答しない(動作はしている)
本体が稼働しているのにDSMにアクセスできない場合は、NAS自体は動作していてもWEBサービスだけが停止している可能性があります。原因として、DSMのハングアップやネットワーク設定の不備が考えられます。
スイッチやルーターのリンクランプ、ARPテーブルで通信状態を確認し、Synology Assistantで検出できるかを確認します。IPアドレスが生きている場合は、再起動で復旧するケースもあります。
ただし、同様の症状が繰り返される場合は、DSMバージョンや追加パッケージ、メモリ増設との相性を見直す必要があります。自己判断での再起動を繰り返すと障害が悪化するおそれがあるため、専門診断を受けることが安全です。
当社では、初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。異常を感じた際は、早めのご相談が安全な復旧につながります。
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※1:2011年1月~
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RS822+が起動しないときの対処法
RS822+が起動しない場合、症状に合わせた手順を踏むことで原因を切り分けることができます。安全に確認できる範囲を押さえ、データを失わないための注意点もあわせて確認しましょう。
電源が入らない・すぐ落ちる場合の確認方法
電源LEDが消灯している、または一瞬点灯して落ちる場合は、電源ユニットやマザーボード電源回路の不具合が疑われます。次の手順で安全に確認します。
- 別のコンセントまたはPDUに接続し、ACケーブルを差し替えて通電を確認します。
- 冗長電源モデル(RS822RP+)の場合、両方のPSUランプが緑点灯しているかを確認します。
- すべての電源ケーブルを抜き、10〜30秒待機してから再接続し、電源ボタンで起動を試します。
- それでも無反応・すぐ落ちる場合は、PSUやマザーボード故障の可能性が高いため、Synologyサポートまたは販売店に相談します。
青ランプ点滅で起動しないときの確認方法
青点滅が続く場合は、ストレージ構成の破損やブートローダ異常など、内部システムに関わるトラブルの可能性があります。以下の手順で切り分けを行います。
- 起動直後から10〜15分は待機し、通常の起動過程か確認します。
- Synology AssistantまたはWeb Assistantで検出できるかを確認します。
- 検出されない場合はNASをシャットダウンし、すべてのHDDを抜いた状態で再度電源を入れます。
- ドライブなしで検出できる場合はHDD上のDSM領域が破損している可能性が高く、データ復旧が必要です。
- ドライブなしでも認識されない場合は、マザーボードやブートローダの不具合が考えられるため、Synologyサポートへ依頼します。
DSMが応答しないときの対処方法
NAS本体が動作していてもDSMが開けない場合、ハングアップやネットワーク設定の不具合が原因であることがあります。データを保持したまま安全に再起動する方法を確認します。
- スイッチやルーターでRS822+のリンクランプやARPテーブルを確認し、通信状態を特定します。
- Synology Assistantでローカルネットワーク上のNASを検索し、状態を確認します。
- DSM画面またはDS Finder/SSHから再起動を実行します。
- 完全にフリーズしている場合は、電源ボタンを3秒以上長押しして安全シャットダウンを試します。
- それでも応答しない場合は、10秒以上長押しして強制電源断を行い、再起動後も症状が続く場合はサポートへ連絡します。
これらの確認を行っても改善しない場合は、ストレージ上のDSM領域やハードウェアに障害が発生している可能性があります。誤って初期化を進めるとデータが失われる恐れがあるため、慎重な対応が必要です。
電源が入らない、青ランプ点滅のまま進まない、DSMにアクセスできないなどの症状が続く場合は、自己判断での操作を避け、専門的な診断を受けることが安全です。RAID構成のNASでは、一部のHDD障害が全体に影響するケースもあります。
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