MacのFinderからSynology NASに接続しようとしても、「接続できません」「サーバが見つかりません」と表示され、共有フォルダを開けないことがあります。こうしたトラブルは、ネットワーク設定や認証情報、外部アクセス設定、SMB構成の不整合など、複数の要因が重なって起きるケースが多く見られます。
本記事では、FinderからNASに接続できない代表的な原因と、安全に切り分け・対処するためのポイントを解説します。設定ミスか機器側の問題かを整理することで、無駄な操作や再発を防ぐことができます。
なお、接続を何度も試しても改善しない場合や、NASの挙動が不安定な場合は、自己判断で操作を続けるとデータを損傷するおそれがあります。NASやRAIDの状態に不安があるときは、通電を控え、専門業者による無料診断を活用することが安全です。
目次
FinderからSynology NASに接続できない主な原因
Finderで外部アクセスを試みてもNASが見えない・共有フォルダに入れない場合、次のような要因が考えられます。
外部公開・ルーター設定の不備
外部アクセスができない最も一般的な要因は、ルーター側のポートフォワーディング設定やDDNS設定の誤りです。ポート開放が未設定、宛先アドレスが間違っている、またはプロバイダの通信制限で外部からNASに到達できない場合、Finder上では「接続できません」と表示されます。
QuickConnectを使わず、独自のDDNS+ポート開放で直接接続している環境では、この設定ミスが特に多く報告されています。
SMB / WebDAV設定や権限の問題
DSM側でSMBやWebDAVが無効化されている、あるいはSMBバージョン設定とmacOS側の実装が一致していないと、FinderからNASが見えても共有フォルダを開けないことがあります。また、DSM 7以降では「アプリケーション権限」でSMBアクセスが許可されていないと、認証ループやアクセス拒否が発生する場合があります。
ユーザー権限が不十分なまま接続しようとすると、NAS上でアクセス拒否となり、Finderでエラー表示となる傾向があります。
macOS側ネットワークや認証の不整合
Finderやキーチェーンに古い認証情報が残っていると認証に失敗し、共有フォルダへ接続できなくなることがあります。また、macOSのファイアウォールやローカルネットワーク権限の設定不備により、外部からのSMB接続だけが遮断されるケースもあります。macOSとSynologyの設定次第では、非推奨のAFPではつながってもSMBのみエラーが出ることがあるため、SMB前提で安定動作する設定が重要です。
自己判断で再設定を繰り返すと状態が悪化する恐れがあるため、異常が続く場合は無理な操作を避け、専門業者へ相談することをおすすめします。初期診断・見積りは無料、24時間365日対応。機器が不安定な場合は通電を控え、早めにご相談ください。
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Finder接続エラー時の対処法
エラーの原因を特定するには、ローカルLANからの挙動を確認した上で、接続方式ごとの設定を順に確認するのが有効です。Finderでの接続方式(SMB/WebDAV)や接続経路(VPN/QuickConnect/ポート開放)によって確認すべき項目が異なります。
ローカルLANでの接続確認
まずは同一LAN内からNASへ接続できるか確認します。ローカルでも不安定な場合は、外部アクセス以前にDSMまたはSMB設定側の問題があると判断できます。
- Finderの「移動」→「サーバへ接続」(⌘+K)を開きます。
smb://NASのローカルIPアドレスを入力し、共有フォルダが表示されるか確認します。- アクセスできない場合は、DSMのSMB設定またはNAS自体の状態を確認します。
外部アクセス方式の整理
QuickConnect、VPN経由、DDNS+ポート開放のどの方式で接続しているかを明確にすることで、確認すべき設定が整理できます。方式が混在すると接続不可になることがあります。
- QuickConnect経由の場合:DSM側でQuickConnect IDが有効か確認。
- VPN経由の場合:VPN接続後、LAN内と同様にsmb://ローカルIPで接続できるか確認。
- DDNS+ポート開放の場合:ルーターのポート転送設定が正しい宛先(NASの内部IP)を指しているか確認。
SMB構成とDSM側の確認
DSMの「コントロールパネル」→「ファイルサービス」でSMBが有効化されているかを確認します。SMBの最小・最大バージョンがmacOSのバージョンに合っていない場合、Finderで認証エラーが発生することがあります。
- 「ファイルサービス」→「SMB」タブで有効を確認します。
- 「詳細設定」で最小/最大SMBバージョンをSMB2またはSMB3に設定。
- 「ユーザー」「共有フォルダ」で対象ユーザーがアクセス権を持っているか確認します。
Finder/認証情報のリセット
Finderのキャッシュやキーチェーンに古い情報が残っていると、正しい資格情報でも認証ループが発生します。認証情報のリセットを行うことで改善する場合があります。
- Finderの「移動」→「サーバへ接続」で smb://IPアドレス を直接入力。
- それでも接続できない場合は、キーチェーンアクセスを開き、「NAS」「Synology」などで検索。
- 保存済みパスワードを削除し、再接続時に正しい認証情報を再入力します。
WebDAV接続設定の確認
Finderからhttps://経由でアクセスしている場合、SynologyのWebDAV Server設定を確認します。ポート番号や証明書設定の不備で接続が拒否されることがあります。
- DSMの「パッケージセンター」で「WebDAV Server」をインストール。
- HTTPS(通常は5006ポート)を有効にします。
- ルーターで5006番ポートをNASへ転送し、Finderの「移動」→「サーバへ接続」で
https://あなたのDDNS名:5006/を入力して確認。
ローカルでも不安定、DSMにログインできない、またはランプ異常点灯が見られる場合、単なる設定ミスではなく物理障害の可能性があります。その状態で電源オンオフやHDDの抜き差しを繰り返すと、データ損傷リスクが高まります。
Finderでのエラーが解消しない場合は、外部接続構成(QuickConnect/VPN/ポート開放)と実際に入力している接続URL(smb:///https://)を整理し、正確な原因診断を依頼することで、安全にトラブルを解消できます。
もしサーバーにアクセスできない状況、またはRAID構成が崩れてしまっている場合は、24時間365日対応の無料初期診断をご利用ください。取り返しがつかなくなる前に、専門家が安全な復旧ルートをご提案します。
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