企業のファイル共有や仮想化環境を支えるSynology FlashStationが突然起動しなくなると、業務が停止し、重大なデータ損失リスクに直面します。
- 電源ボタンを押しても反応がない
- ステータスLEDが青点滅のまま起動しない
- LAN上に見えているがDSMへ接続できない
このような「起動しない」状態でも、実際の原因は一つではなく、多くのケースでは以下の3系統に分類できます。
- 電源・ハードウェア障害:PSUやマザーボード、基板などの物理的トラブル
- SSD・DSM(OS)関連の問題:ブート領域破損やRAID構成の破綻
- ネットワーク・設定トラブル:本体は起動しているが接続できないケース
それぞれに対処方法が異なり、誤った対応は状況を悪化させ、データの取り返しがつかなくなる恐れがあります。まずは、FlashStationの現在の状態がどの系統に当てはまるかを見極めることが、リスクを抑えた安全な第一歩です。
本記事では、各系統の特徴と起こりうるリスクを明確に整理し、安全な切り分けと対応をサポートします。判断が難しい場合は、24時間365日、無料で状況診断を承っていますので、お気軽にご相談ください。
目次
Synology FlashStationが起動しない主な原因
FlashStationが起動できないときは、まず原因を大きく3つのカテゴリに分けて考えることが重要です。電源系統の不具合、SSDやDSMの異常、ネットワークや設定の問題など、どの領域で障害が発生しているかを把握することで、安全な対処方針が立てやすくなります。
電源・マザーボード・PSU の不良
電源ランプが点かない、青いLEDが点滅したまま反応しない、電源ボタンが効かないなどの症状がある場合、電源ユニット(PSU)やマザーボード側の障害が疑われます。Synology公式のナレッジベースでも、Power LEDが点灯しない、または青点滅が20分以上続く場合はハードウェアの問題を確認するよう案内されています。
特にFSシリーズでは冗長化電源を搭載しているモデルが多く、片側のPSU異常が全体の起動を妨げるケースもあります。電源ケーブルの接続確認や、外部機器を外した状態での起動テストなど、基本的な切り分けを行うことで異常箇所の特定に役立ちます。
それでも20分以上青点滅が続く、またはボタン操作を受け付けない場合は、マザーボード側の障害の可能性が高く、自己修理よりもメーカーサポートや復旧業者による診断を検討したほうが安全です。無理な分解や半田修理は、保証喪失やさらなる故障につながるおそれがあります。
SSD/RAID・DSM(OS)の異常
「SYSTEM BOOTING から進まない」「DSMにログインできても『準備中』『ボリューム異常』のまま」という症状は、内蔵SSDやDSMシステム領域の破損が関係していることがあります。特にRAID構成を採用している場合、1本でも異常があると全体がマウントできなくなることもあります。
安全な切り分けとして、すべての内蔵SSDを一旦取り外し、空の状態で起動してSynology AssistantやWeb Assistantで検出できるかを確認します。本体が検出される場合は、ハードウェアが生きている可能性があります。その後、空のSSDを1本だけ使用してDSMを新規インストールし、元のSSD群をデータボリュームとして再認識させる手順が有効な場合もありますが、RAID構成やDSMバージョンによって挙動が異なるため、バックアップがない状態では実施を避けたほうが無難です。
データを最優先する場合は、操作前にストレージのクローンを取得するか、専門のデータ復旧業者へ相談することを推奨します。SSDやRAIDの構成情報を誤って上書きすると、データ再構築が極めて困難になることがあります。
ネットワーク・設定の問題
本体が起動していても、LAN設定やネットワーク機器の影響で「起動していないように見える」ケースもあります。Ping応答はあるのにDSMにアクセスできない、Synology Assistantで一時的にしか検出されないといった場合は、ネットワーク構成や設定の見直しが必要です。
特に企業環境では、Jumbo Frame設定の不一致、VLANやリンクアグリゲーション設定の誤りなどが通信不安定の原因となることがあります。テストとしてMTUを1500に戻す、スイッチやルータ側でポートのリンク状態を確認するなど、段階的に切り分けることが有効です。
また、高負荷状態(多数のiSCSIセッションや仮想マシンアクセス)によってDSMが応答しなくなる場合もあります。この場合はDSM管理画面やSSH経由で安全に再起動し、ログを取得して原因を分析することが望ましいです。再起動後も同様の症状が続く場合は、内部OSや構成ファイルの破損を疑い、サポートや復旧業者に相談することが適切です。
これらの原因を整理すると、単純な設定ミスからハードウェア故障まで幅広い要因が関係しており、判断を誤るとデータ損失のリスクが高まります。当社では、初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。異常を感じた場合は、早めに専門エンジニアへご相談ください。安全な対応が大切なデータを守る第一歩となります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
Synology FlashStationが起動しない場合の対処法
ここでは、Synology FlashStation(FSシリーズ)が起動しない場合に試すべき安全な確認手順を紹介します。作業の目的は「原因の切り分け」であり、復旧作業を伴うものではありません。RAID構成の破損やDSM領域の再構築が必要な場合は、自己判断で進めず専門業者へ相談することを推奨します。
電源・ハードウェアの初期確認手順
電源LEDが点灯しない、青い点滅が20分以上続く場合は、まず電源系統のトラブルを疑います。PSUやマザーボードの障害で起動が止まることもあるため、最初に外部要因を除外してから本体の状態を確認します。
- すべての電源ケーブルを抜き、10〜30秒待ってから再接続します。
- 外付けUSB機器や拡張ユニットをすべて外した状態で電源を投入します。
- 電源LEDが20分以上青点滅のままの場合、PSUまたはマザーボードの異常が疑われます。通電が不安定な場合は、別の電源ケーブル・PDUポートでも確認します。
FSシリーズでは、PSU LEDの状態やビープパターンによって故障部位を判断できることがあります。異常が継続する場合は、電源系統の交換や内部診断を伴うため、自力対応は避けたほうが安全です。
SSD/RAID・DSM関連の確認手順
DSMの起動が止まる、またはストレージマネージャでボリュームが異常表示になる場合は、SSDまたはRAID構成の障害を疑います。データを残したい場合は、既存ディスクに対して初期化や再セットアップを行わないよう注意が必要です。
- すべての内蔵SSDを一度取り外し、空の状態で電源を入れます。Synology AssistantやWeb Assistantで検出できるか確認します。
- 本体が検出できた場合、予備のSSDを1本だけ装着し、新規DSMインストールを行い、正常に起動するか確認します。
- 正常に起動する場合、元のSSDを追加して認識状況を確認します。ただし、既存データを上書きする操作は行わないようにします。
この手順で本体の生存を確認できますが、データ保持を重視する場合は途中で操作を止め、データ復旧専門業者へ相談してください。SSD構成やRAID情報を誤って書き換えると、データ再構築が難しくなる可能性があります。
ネットワークおよび設定の確認手順
DSMにアクセスできない、Synology Assistantで一時的にしか検出されない場合は、ネットワーク設定やスイッチ側の問題を確認します。特にJumbo Frame設定やVLAN構成の不一致が、アクセス不能の原因になることがあります。
- 同一ネットワーク内のPCからSynology Assistantを起動し、FlashStationが検出されるか確認します。
- 一時的にMTUを1500に戻し、Jumbo Frameの影響を除外します。
- スイッチ・ルータのリンク状態やVLAN設定を確認し、再接続テストを行います。
上記を行っても改善がない場合は、DSMプロセスのハングやOS破損の可能性があります。SSH接続が可能であればログを取得し、再起動後も症状が続く場合はサポートまたは復旧業者に診断を依頼するのが現実的です。
電源が入らない、青ランプ点滅が20分以上続く、ネットワーク上に見えてもDSMに入れない場合などは、内部の障害が進行している可能性があります。こうした状態での自己対応は、データの上書きやRAID破損のリスクを高めることがあります。
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