SQL Serverの復旧モデルを変更すべきか迷ったときは、まず「何を守りたいか」を明確にすることが近道です。とくに以下のケースが見受けられます。
- ポイントインタイム復旧(任意時点への復元)が必須になった
- トランザクションログが肥大化し、運用に支障が出ている
- AlwaysOn導入などで可用性要件が変わった
- バックアップ設計やRPO/RTOが見直し対象になった
ただし、復旧モデルの変更を軽く捉えるのは危険です。設定次第ではログチェーンが断絶し、いざという時に必要な時点まで戻せない、復旧戦略そのものが崩れる――そんな事態も起こり得ます。
本記事では、変更が必要になりやすい代表パターンを整理したうえで、安全に切り替えるための具体的な手順と注意点をわかりやすく解説します。もし判断に少しでも不安があるなら、まずは無料で現状を点検し、最適な復旧方針を一緒に見極めましょう。
目次
SQL Server 復旧モデルを変更する場合
復旧モデルの変更が検討される背景には、「どこまで復旧したいか」という業務要件の変化と、「ログサイズや運用負荷」の問題があります。現在のモデルが要件と一致していない場合、障害発生時にデータ消失や復旧不能に陥る可能性があります。
Cause1:ポイントインタイム復旧が必要になった
誤更新やアプリケーション不具合が発生した際、「障害直前の時刻まで戻したい」という要件が生じることがあります。SIMPLEモデルではバックアップ時点までしか復旧できないため、任意時点復旧を求める場合はFULLモデルが前提となります。
Cause2:トランザクションログの肥大化
FULLやBULK_LOGGEDでログバックアップを取得していない場合、ログファイルが継続的に増大する傾向があります。ディスク容量を圧迫し、最悪の場合はデータベースが停止することもあります。
Cause3:可用性機能の導入要件
AlwaysOn可用性グループやログ配布を利用する場合、SIMPLEモデルでは構成できません。これらの機能を導入する段階で、FULLまたはBULK_LOGGEDへの変更が必要となるケースがあります。
Cause4:大量バルク処理による性能課題
バルクインサートや大規模インデックス再構築を実施する際、ログ書き込み量が増加し処理時間が延びることがあります。一時的にBULK_LOGGEDへ変更する運用が検討される場合があります。
これらの状況を放置すると、任意時点復旧ができない、ログが満杯になり業務停止するなどの重大な影響が出ることがあります。復旧要件(RPO)を整理したうえで、適切な対処が求められます。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断とお見積りは無料、24時間365日体制でご相談を受け付けています。重要な業務データが関係する場合は、自己判断での操作を続ける前にご相談いただくことが望ましいと考えられます。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
SQL Server 復旧モデルの変更方法
復旧モデルの変更は、単にALTER DATABASEを実行するだけでは不十分です。変更前後のバックアップ取得とログチェーン管理が重要になります。ここでは代表的な変更パターンごとの具体手順を整理します。
現在の復旧モデル確認手順
まずは現状の設定を正確に把握することが重要です。誤認識のまま変更すると復旧戦略に影響する場合があります。
- SQL Server Management Studioで対象インスタンスに接続します。
- 新しいクエリウィンドウを開き、sys.databasesビューを参照します。
- 対象データベースのrecovery_model_desc列を確認し、現在のモデルを把握します。
SIMPLEからFULLへ変更する手順
任意時点復旧が必要になった場合に実施します。変更直後の完全バックアップ取得が重要になります。
- ALTER DATABASEコマンドでRECOVERY FULLへ変更します。
- 変更直後に完全バックアップを取得し、ログチェーンを開始します。
- ログバックアップジョブを設定し、定期実行(例:15分間隔)を構成します。
FULLからSIMPLEへ変更する手順
ログ運用が不要な小規模DBなどで検討されるケースがあります。ただし任意時点復旧は不可になります。
- 事前に最新の完全バックアップとログバックアップを取得します。
- ALTER DATABASEでRECOVERY SIMPLEへ変更します。
- 今後の運用ポリシーを見直し、完全バックアップの定期取得を設定します。
BULK_LOGGEDを一時的に利用する手順
大量データ処理時にログ負荷を抑えるために利用されることがあります。ただし期間中はポイントインタイム復旧が制限されます。
- 作業前に完全バックアップおよび最新ログバックアップを取得します。
- RECOVERY BULK_LOGGEDへ変更し、対象のバルク処理を実行します。
- 作業完了後にRECOVERY FULLへ戻し、再度完全バックアップを取得します。
復旧モデルの誤設定やログチェーン断絶により、想定外のデータ消失につながることがあります。特に本番環境では、変更前にRPOやRTOを整理し、慎重に判断することが求められます。万が一、誤操作や障害によってデータベースが起動しない、バックアップから復旧できないといった事態が発生した場合は、専門的な診断が必要になることがあります。
サーバー障害は、初動対応を誤るとデータ損失や長期停止につながる可能性があります。特にRAID障害やストレージエラーが伴う場合は、無理な再起動やリビルドが復旧を難しくすることがあります。
デジタルデータリカバリーでは、RAIDやNAS・サーバーのご相談に対応し、初期診断と見積りを無料で案内しています。夜間や緊急時も含め、24時間365日で相談を受け付けています。まずは現状の確認からご相談ください。
デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由
デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。
実績が証明する「復旧できる」技術力
デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。
その理由として、次の実績・強みがあります。
- データ復旧専門業者 17年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
- 累計50万件以上のご相談実績(※2)
- 他社で「復旧不可」と判断された機器でも、8,000件以上の復旧実績(※3)
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※4)
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。
官公庁、国立大学法人、上場企業など、多くのお客様にご利用いただいています。

HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
スピード対応|約8割を48時間以内に復旧
当社は常時7,300台以上の部品を保有し、ワンフロア体制の自社ラボで対応しているため、スピード対応を可能にしています。











































