- ネットワーク上の共有フォルダに突然アクセスできなくなった
- SMBで接続していた社内データが開けない
- 仕事中に突然ファイルが使えなくなって業務がストップした
共有フォルダに突然アクセスできなくなるトラブルは、ネットワーク設定ミス・SMBバージョン不一致・アクセス権変更など、複数の要因が絡むことで発生します。
特に、社内サーバーやNASを複数人で使う環境では、1台の障害が業務全体を止める事態に発展しかねません。放置すれば、納期遅延や情報共有の断絶、さらに重要データの消失・上書きによる信用問題へと発展する恐れもあります。
本記事では、SMB接続トラブルの主な原因と具体的な解決策を、専門的な視点でわかりやすく解説します。緊急対応が必要な方は24時間365日対応の無料診断をご活用ください。
目次
SMB共有フォルダにアクセスできない原因
SMB共有フォルダに接続できない場合、その背後にはさまざまな要因が潜んでいます。特に企業内ネットワークやNASの運用では、わずかな設定ミスが致命的な障害となることもあります。
放置すると、重要な業務データにアクセスできない、設定変更でさらに悪化するなどのリスクがあるため、慎重な対応が必要です。
ネットワーク接続の問題
物理的なケーブルの断線やIP設定ミス、ネットワーク障害により、共有サーバーとの通信が確立できない場合があります。
権限・認証エラー
アクセス先の共有フォルダに対して、適切なユーザー設定やパスワードがされていない、もしくは誤っていると認証が失敗します。
SMBプロトコルのバージョン不一致
Windows 10や11では古いSMB1.0プロトコルが無効化されています。これが有効でないと、古いNASとの通信ができません。
共有設定やマウントポイントの不備
サーバー側の共有ディレクトリ設定や、Linuxなどのマウント設定が誤っている場合、共有が失敗します。
ファイアウォールやセキュリティソフトの影響
SMB通信に必要なポート(TCP/UDP 137-139, 445)が遮断されていると、接続自体が成立しません。
ゲストアクセスの制限
特にWindows 11ではセキュリティ上の理由から、ゲストアクセスが無効になっていることが多く、その影響で接続が拒否されるケースがあります。設定を誤って変更したり、原因を正確に特定できないまま操作を続けると、データの損失やシステム障害を引き起こす恐れもあるため注意が必要です。
そのため、専門的な診断と対応が求められます。デジタルデータリカバリーでは、こうしたトラブルに対して豊富な知識と技術を持つエンジニアが対応し、原因の特定から復旧作業まで一貫してサポートしています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。少しでも異常を感じたら、まずはご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

「くるくる」で起動しないトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
SMB共有フォルダにアクセスできないときの対処法
SMBにアクセスできない場合、順序立てて原因を切り分けながら対処していくことが重要です。ここでは主要な対処法を、初心者にもわかりやすい手順付きで解説します。
ネットワーク疎通を確認する方法
まず基本として、クライアントと共有サーバー間で通信できるか確認します。
- クライアントPCでコマンドプロンプト(またはターミナル)を開く
- 「ping サーバーのIPアドレス」を実行し、応答があるか確認
- 応答がなければ、ケーブル・ルーター・スイッチなど物理構成を確認
権限と認証設定を見直す手順
ユーザーが適切なアクセス権を持っているか、パーミッションを確認しましょう。
- 共有フォルダの所有者と権限を確認し、以下のコマンドで設定
sudo chown -R sambauser:sambagroup /path/to/share
sudo chmod -R 770 /path/to/share
- 必要に応じてSambaユーザーの作成とパスワード設定
sudo smbpasswd -a sambauser
- Windowsの資格情報マネージャーで古い認証情報を削除・再設定
SMBプロトコルのバージョンを調整する手順
クライアントとサーバーのSMBバージョンが一致しているか確認します。
- Windowsの「Windowsの機能の有効化」で「SMB 1.0/CIFS」を有効化
- Linux/Samba側の設定ファイル(smb.conf)で「min protocol/max protocol」の値を確認・変更
- 可能であれば古いSMB1.0ではなく、2.0や3.0へサーバー側を更新
共有設定とマウントポイントの確認手順
共有ディレクトリのパス設定やアクセス制御が正しいか確認します。
- Windows側は「Everyone」にフルアクセス権を一時的に付与し検証
- Samba設定(smb.conf)で「hosts allow」「valid users」の記述を確認
- Linuxでマウントに失敗している場合、パスやオプションを修正し再マウント
ファイアウォール設定を見直す方法
必要なポートがファイアウォールやセキュリティソフトでブロックされていないか確認します。
- Windows Defenderや他のセキュリティソフトでSMBポート(TCP/UDP 137-139, 445)を許可
- Linuxではfirewalldやiptablesの設定を確認、
firewall-cmd
で開放設定 - 変更後はファイアウォールを再読み込みまたは再起動
ゲストアクセス制限を緩和する方法
Windowsのセキュリティポリシーで、ゲストアクセスが禁止されていないか確認します。
- 「ローカルグループポリシーエディター」を開く
- [コンピューターの構成] → [管理用テンプレート] → [ネットワーク] → [Lanman Workstation]を開く
- 「安全でないゲストログオンを有効にする」を「有効」に変更し、適用
もし上記対処でも改善しない場合は、共有フォルダのデータに障害が発生している可能性もあります。重要なデータが含まれている場合は、無理な設定変更を加える前に、データ復旧の専門業者へご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
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初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
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機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。