共有フォルダに保存していたはずのファイルが、突然見当たらなくなった——
- いつもの場所にファイルが表示されない
- 他のユーザーも同じファイルを見失っている
- アクセス履歴や編集履歴が残っていない
こうした状況に直面すると、「誰かが削除したのか?」「システムの不具合か?」と原因が特定できず、不安や混乱が広がりがちです。実際には、誤削除・移動・アクセス権限の変更・同期エラーなど、さまざまな原因が考えられます。
放置してしまうと、バックアップ対象から外れたり、ログが消失して復元できなくなるリスクもあります。
本記事では、共有フォルダ内のファイルが突然消える主な原因と、ネットワーク環境や権限設定ごとの具体的な復元方法を、専門的な視点からわかりやすく解説します。
業務上重要なファイルが消失し、至急対応が必要な場合は、無料の初期診断(24時間365日対応)をご活用ください。迅速かつ的確に、最善の復旧手段をご提案します。
目次
共有ファイルが消える原因
ネットワーク共有フォルダでは、複数人が同時に操作できるため、予期しないトラブルが発生しやすい環境です。以下に、よくある原因を整理しました。
ファイルの移動
誤って他のフォルダに移動された場合、元の場所から消えたように見えてしまいます。「最近使ったファイル」や「クイックアクセス」から元の保存先を辿ってみることで、意外と見つかることもあります。
ファイル移動が原因の場合は復旧も容易ですが、誤って上書き保存された場合には注意が必要です。
システムエラーや不具合
ファイルサーバーの不調やPCのストレージ障害などによって、一時的にファイルが見えなくなる現象もあります。共有環境ではネットワークトラブルによる通信断も影響します。
システムエラーが原因の場合、個人の操作では復元できないこともあるため、IT部門や管理者に相談することが重要です。
ウイルス感染や不正アクセス
マルウェアや不正アクセスにより、ファイルが勝手に削除・改ざんされてしまう被害もあります。特にファイルサーバーがインターネット経由でアクセス可能な場合は、セキュリティ対策が必須です。
不審な挙動を確認したら、すぐにログを保全し、対外からの侵入がないかを調査しましょう。
権限やネットワークの問題
アクセス権の変更やネットワークの不具合により、特定のユーザーからファイルが見えなくなることがあります。実際には存在しているにもかかわらず、「消えた」と誤解してしまうケースです。
権限の再設定やネットワーク接続の確認を行い、物理的な消失ではないかを冷静に判断する必要があります。
誤削除(ヒューマンエラー)
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
共有ファイルを復元する方法
ファイルが見つからないと感じたときは、操作ミスや一時的な不具合であることも少なくありません。以下の手順で状況を整理し、最適な方法で復元を試みましょう。
すぐに確認できる初期対応手順
まずは簡単な操作で確認できる方法からチェックしましょう。時間が経過する前に早急な確認が効果的です。
- ごみ箱を確認(ネットワーク共有では残らない場合あり)
- 「Ctrl + Z」で直前の操作を取り消す
- 「最近使ったファイル」「クイックアクセス」で場所を確認
バックアップ・履歴の復元手順
Windowsの「以前のバージョン」や、サーバー側のファイル履歴、Google Workspaceなどのクラウド環境に保存されたバックアップから復元する方法です。
- 対象フォルダを右クリックし「以前のバージョンの復元」を選択
- 一覧から日付を選んで内容を確認
- 「復元」をクリックしてデータを戻す
復元ソフトを使った復旧手順
ごみ箱にもなく、履歴からも復元できない場合、復元ソフトを使って削除データのスキャンを行うことも可能です。ただし、誤った操作で上書きしてしまうと復元率が下がるため、使用には注意が必要です。
- 別のPCやストレージに復旧ソフト(EaseUSなど)をインストール
- 消えたファイルのドライブまたは共有先をスキャン
- 復元可能なファイルを別の保存先へ復旧
専門業者や管理者への相談手順
個人での復旧が難しい場合や、法人の業務データに関わる場合は、社内のシステム管理者や、証拠保全対応が可能なデータ復旧専門業者への相談が最も確実です。
- ログイン履歴・アクセスログの確認(必要なら保全)
- ファイル削除や移動履歴を調査
- 物理障害やウイルス被害も含めて総合的に対応
消えたファイルが業務に関わる重要なものであれば、早期対応と正確な復元が必要です。当社は「一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)」という高い技術実績を誇り、「46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)」「官公庁・法人1万社以上との取引」など、多くの法人様に選ばれてきました。
共有ファイルの突然の消失でも、初期診断・見積りは無料。24時間365日体制で対応可能です。大切な業務データの復旧は、信頼と実績ある専門業者にお任せください。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。