SQL Serverのバックアップを復元する際、次のようなトラブルや不安に直面することがあります。
- 復元後に別のデータベースを上書きしてしまった
- RESTOREコマンドの構文を誤ってトランザクションログが壊れた
- 開発環境用に復元したはずが、本番環境に影響してしまった
単にファイルを戻すだけでは不十分で、用途や復元先環境に応じた適切なRESTOREオプションの指定が不可欠です。
一度でも誤った復元操作を行えば、過去のデータを失う・業務を止めるなど深刻なリスクに直結します。だからこそ、手順の正確さと事前の理解が重要です。
本記事では、SQL ServerのRESTOREコマンドに関する実務的な使い方と、初心者でもミスしやすい注意点をわかりやすく整理しています。
自力での復元に不安がある場合や、安全に環境構築を進めたい方は、専門エンジニアによる無料相談をご活用ください。状況に応じた最適な復元手順を丁寧にご案内いたします。
目次
復元が必要になる主な原因
SQL Serverのデータベースを復元する場面は多岐にわたります。障害や誤操作だけでなく、テスト用のコピー作成など、目的によってコマンド構成が異なります。
サーバー障害やデータ破損
ディスク障害やデータベース破損によりSQL Serverがオンラインにならない場合、直近のバックアップから復元を行います。このケースでは、バックアップの健全性確認と、ログバックアップの有無が成否を左右します。誤った順序で適用すると整合性が失われる可能性があり、復旧には慎重さが求められます。
誤更新や誤削除によるデータ損失
誤ってDELETEやUPDATEを実行した場合、フルバックアップ・差分・トランザクションログを組み合わせて、特定時点まで戻すことができます。ポイントインタイムリストアを行うには、FULLまたはBULK_LOGGEDリカバリモデルが必要です。操作ミス直後の再起動やトランザクションの上書きは、対象データの完全消失につながる場合があります。
テスト環境・別サーバーへのコピー
開発や検証用に本番データを複製する場合にもRESTOREが用いられます。別サーバーでの検証や移行時は、既存データとの重複や上書きリスクを考慮し、WITH REPLACEを明示的に使用します。このオプションは強制上書きを行うため、使用環境を誤ると本番データが消失するおそれがあります。
これらのケースはいずれも、復元前に目的と許容範囲(どの時点まで戻すか、上書き可否)を明確にすることが重要です。誤った判断は業務停止につながるため、実行前にバックアップ構成とリカバリモデルを確認し、必要に応じて専門家に相談することが望ましいです。
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【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
RESTOREコマンドの対処法と実行手順
ここでは、代表的なRESTOREコマンドの実行手順を目的別に紹介します。操作内容によっては既存データを上書きする可能性があるため、実施前にバックアップを別途確保しておくことが推奨されます。
フルバックアップの復元手順
もっとも基本的な復元手順です。既存データを保持したまま、フルバックアップを適用します。テスト環境の構築や障害復旧の初期対応に向いています。
- SQL Server Management Studioを開き、接続先インスタンスを選択します。
- 新しいクエリを開き、以下のコマンドを入力します。
RESTORE DATABASE MyDB FROM DISK = 'D:\Backup\MyDB_full.bak' WITH RECOVERY; - 完了メッセージを確認し、データベースがオンライン状態になったことを確認します。
差分とログを含めたポイントインタイム復元
フル・差分・トランザクションログを順に適用して、特定時点までデータを戻す手法です。誤操作の直前まで復元したい場合に有効です。
- まず、フルバックアップをNORECOVERYオプションで適用します。
- 続けて、差分バックアップをNORECOVERYで復元します。
- 必要なログバックアップを順にNORECOVERYで適用し、最後にRECOVERYで完了します。
- 例:
RESTORE DATABASE MyDB FROM DISK='D:\Backup\MyDB_full.bak' WITH NORECOVERY;
RESTORE DATABASE MyDB FROM DISK='D:\Backup\MyDB_diff.bak' WITH NORECOVERY;
RESTORE LOG MyDB FROM DISK='D:\Backup\MyDB_log.trn' WITH RECOVERY;
既存データベースを上書きする場合の手順
既に同名データベースが存在する場合、WITH REPLACEを使用して上書きできます。テスト環境などで「既存データを保持しない」前提のときのみ使用すべきです。
- バックアップファイルを確認し、復元先データベースの名前が一致していることを確認します。
- 次のコマンドを実行します。
RESTORE DATABASE MyDB FROM DISK = 'D:\Backup\MyDB_full.bak' WITH REPLACE, RECOVERY; - 上書き完了後、接続テストと整合性確認(DBCC CHECKDBなど)を実施します。
SQL Serverの復元操作は、データの状態やバックアップ構成によって結果が大きく変わる繊細な作業です。誤った順序での適用や上書き指定のミスは、データベース全体の損失につながるおそれがあります。状況が複雑な場合や業務データを含む場合は、専門業者への相談が推奨されます。
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