- ReadyNASが突然起動しなくなった
- アクセスできず、内部のデータが読み取れない
- ランプが赤やオレンジに点滅している
こうした症状が現れた場合、NETGEAR製ReadyNASにはすでに何らかの障害が発生している可能性が高く、放置や自己判断での通電・操作はデータ損失のリスクを大きく高めます。
保存していた業務資料や写真・映像など、大切なデータが二度と戻らない可能性もあるため、迅速かつ適切な対処が必要です。
まずは無料診断により障害の種類を正確に把握し、安全にデータを取り出すための最善策を見極めましょう。初期調査・お見積りは完全無料・24時間365日対応です。
目次
NASとは?

NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワーク経由で複数の機器からアクセスできる外部ストレージのことです。ファイル共有や自動バックアップに便利で、家庭から企業まで幅広く利用されています。NETGEAR製の「ReadyNAS」は、複数のHDDを組み合わせたRAID構成を採用しているNAS製品です。クラウド連携やデータ保護機能にも対応しており、大切なデータを一括に管理できます。
ReadyNASの故障事例と原因
NETGEAR製 ReadyNASの故障事例のなかで、頻繁に発生するトラブルの原因は以下の通りです。
問題の深刻さを正しく把握するために、以下に代表的な原因を分類して紹介します。次に、それぞれに対する具体的な対処法を詳しく解説します。
電源トラブルや接触不良
ReadyNASがまったく反応しない、電源ランプが点灯しないという場合、最初に確認すべきは電源周りのトラブルです。引っ越しや掃除などで電源ケーブルが緩んでいることが原因のケースも少なくありません。
RAID構成の破損
ReadyNASはRAID構成によってデータを分散管理していますが、RAID情報の破損や誤動作によってシステムが起動しなくなる場合があります。特にRAID 5やRAID 6構成では、1〜2台のHDDに障害が出るとシステム全体が不安定になることがあります。

ファームウェアの異常
ReadyNASのシステムソフトウェア(ファームウェア)が破損していたり、アップデートに失敗していた場合、起動プロセスで停止してしまうことがあります。このような場合、管理画面へのアクセスができなくなるため、状況を正確に把握することが困難です。
HDDの物理障害
ReadyNASに内蔵されたHDDが物理的に損傷している場合、アクセス不能になるだけでなく、起動すらできない場合があります。HDDから異音(カチカチ、ギーギーなど)がする場合は物理障害の可能性が高く、慎重な対応が必要です。
HDDに物理的な障害が起きると、高い確率で「不良セクタ」と呼ばれる読み書き不能な領域が発生します。この状態は自然に回復することがなく、放置すればするほど症状は悪化します。不良セクタは外見からでは判断できず、進行状況を見極めるのも困難なため、自分で復旧しようとするとかえって損傷を広げる恐れがあります。大切なデータを守るためには、できるだけ早くデータ復旧の専門業者に相談するのが最も安全です。
デジタルデータリカバリーでは、46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※)と高い成果を誇ります。相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。
※(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)
ReadyNASのデータ復旧・復元の注意点
エラーメッセージが表示
NETGEAR製 ReadyNASに障害が発生するとエラーメッセージを表示し、故障内容を通知する場合があります。NASを認識しない際の、代表的な故障内容とエラーメッセージには、以下のようなものがあります。
エラーメッセージ(または状況) | 意味・原因 | 対処のヒント |
---|---|---|
Volume is degraded | RAID構成の一部のディスクが故障している | 該当ディスクを特定し、同型ディスクと交換後、RAIDリビルドを実行 |
Volume is inactive | ボリュームが使用不可(RAID崩壊またはディスク複数故障) | データ復旧業者に相談推奨。無理な操作は禁物 |
Disk failure または Dead disk detected | ディスクが完全に認識不能 | 該当ディスクの交換が必要。RAID構成によってはデータ損失の恐れ |
RAID sync in progress | RAIDの同期・リビルド中 | 処理が完了するまで電源OFFやアクセスを避ける |
No volumes found | ボリュームが検出されない(構成情報の破損など) | 無理な初期化・再構築を避け、復旧専門業者に相談 |
Fan failed | 冷却ファンの異常 | 機器の温度上昇に注意、早急な修理が必要 |
Overtemperature warning | 本体温度が高すぎる | 電源OFF・通気確保・再起動は避け、冷却後も異常続くなら診断 |
Booting… のまま進まない | ファームウェア破損・フラッシュメモリ障害の可能性 | 強制再起動は避け、ログ取得や復旧専門業者への相談を検討 |
これらのエラーが出た場合、「電源の入れ直し」や「初期化」は慎重に。誤った対応でRAID情報が破壊され、復旧不能になるケースもあります。専門業者に相談するのをおすすめします。
電源のON/OFFを繰り返さない
症状悪化や別の障害発生の危険があります。
電源のON/OFFはFUJITSU製PRIMERGYサーバー内のHDDに大きな負荷がかかります。もし障害が発生しているHDDに負荷が加わると、故障の症状を悪化させたり、別の障害を併発する可能性が高まります。
軽度の障害がより悪化するのを防ぐためにも、FUJITSU製PRIMERGYサーバーの電源が入らない・起動しない
リビルド(再構築)しない
リビルドには失敗のリスクが!

安易にRAIDの再構築(リビルド)を行うと、失敗してしまう危険性があります。
RAIDを構成している複数台のHDDは、同時期に購入・生産されていることが多く、1台に障害が発生すると他のディスクもほぼ同時期に障害発生するケースが多くあるためです。
HDDの入れ替え、交換はしない
HDDの取り出し(交換)はとてもリスクがある行為です。 もし1台のHDDだけでなく他のドライブにも異常があった場合、HDDを交換してもデータが元に戻るどころか、最悪の場合取り出せなくなってしまいます。
また、RAID構成を組んでいるのであれば、HDDを取り出して単体でPCに繋ぐ行為は絶対に行ってはいけません。情報が上書きされ、データ復旧の難易度が上がってしまいます。
データ復元ソフトは使用しない
ソフトでデータを修復できることもありますが、間違った操作でデータをさらに失うリスクがあります。大事なデータがあるなら、迷わず専門業者に頼むのが賢明です。
NETGEAR製 ReadyNASのデータ復旧・復元方法
起動しないNETGEAR製 ReadyNASから、個人でデータ復旧作業をすることはデータ消失のリスクを伴います。落ち着いて作業を行いましょう。また、大切なデータが保存されている方、個人作業に自信がない方は作業を避けデータ復旧業者に相談しましょう。
電源や周辺機器を確認
電源が入らない・アクセスができない際は、まず電源ケーブルや周辺機器を確かめましょう。
見落としてしまう方が多いですが、ケーブルや周辺機器が正しく接続されていない、電力供給が行われていない場合があります。

故障の原因を確認
電源や周辺機器に問題がない場合は、ステータスランプやエラーメッセージなどを参考に障害の原因を確認しましょう。NETGEAR製 ReadyNASにはいくつかタイプがありますが、どのタイプも同じような症状を示します。 しかし、機器のタイプによって異なるケースもあるため、安易に判断しないように注意しましょう。
ステータスランプの種類と説明 | |
電源ボタンとLED | • 点灯:電源オン • 点滅:起動中またはシャットダウン中 • 消灯:電源オフ |
ディスク LED | メモリーがないことを検出 |
2回の長いビープ音の後に 3回の短いビープ音 |
• 点灯:電源が入っており、ディスクは正常に動作しています • 点滅:ディスクが取り出されたか、エラーが発生したか、または再同期中です • 消灯:ディスクベイが空です |
ディスクアクティビティ LED |
• 点滅:ディスクはアクティブです • 消灯:ディスクはアイドル中です |
※いずれの状態でもHDDの取り出しはデータ消失に繋がる可能性が高いため控えましょう。
データ復旧業者に相談
NETGEAR製 ReadyNASに障害が発生した際は、データ復旧業者への相談が一番安全にデータ復旧できる方法です。
個人作業は誤った操作により症状悪化やデータ削除の危険があるのに対し、データ復旧業者は初期診断で故障原因を特定し、的確なデータ復旧作業を行います。復旧依頼前にも関わらず、初期診断・見積りの時点で費用を請求する業者もあるため、業者選定時には注意しましょう。
デジタルデータリカバリーは、お電話またはメールでお問合せいただくと、弊社のデータ復旧アドバイザーが簡易的な診断と今後の対応方法について無料でご案内いたします。
機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断を行っており、法人様の場合は出張診断も可能です。状態によっては、内部のデータの取り出しだけでなく、NETGEAR製 ReadyNASの使用環境ごと復旧できる場合もあるため、お気軽にご相談ください。
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由
RAID累計ご相談数14,000件以上
当社に寄せられたRAIDのご相談件数は13,263件を超え、多くのお客様からさまざまなご依頼をいただいております。この多様なご相談から新しい技術の開発を進め、NAS・サーバーの復旧(復元)ノウハウを日々蓄積し、迅速で安全な復旧を可能としています。 NAS・サーバーの復旧は、当社のトップエンジニアが対応します。培ったデータベースと熟練の技術を駆使し、メーカー・機器・RAID構成・ファイルシステム問わずどのようなNAS・サーバーでも復旧(復元)のご対応をさせていただきます。
他社復旧不可のNAS・サーバーの復旧(復元)実績多数!
実は「別業者が対応できなかった機器が当社でデータ復旧(復元)できた」という実績も多くございます。
NAS・サーバーのデータ復旧(復元)の成功を左右するのが正しい初期診断です。初期診断では、機器の状態をエンジニアが確認し、原因を突き止めます。この時の診断が間違っていると対処法を誤り、データを正確に取り出せなくなってしまいます。 初期診断により異常箇所を特定し、ファイルシステムの解析やデータ構成の再築など論理障害や、NAS・サーバー内蔵HDD(ハードディスク)の物理的な障害を復旧していきます。
全国無料出張サービスで迅速診断!(法人)
厳重なセキュリティで管理されており、規則上、・持ち出しができないサーバやNAS・物理的に持ち出しが難しい大型サーバやNASをお持ちの法人様については弊社エンジニアがお客様ご指定の場所まで伺い、診断から復旧作業まで行います。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。


QNAP製NAS復旧でよくある質問
Q:NAS・サーバーに異常が生じてしまっているが、どのような対応をしたらいいかわかりません…。
A: ご安心ください。NASやRAID機器など、複数台共有で使用するサーバー機器からもデータ復旧実績が数多くあります。「サーバーにアクセスできなくて、仕事が止まっている。どうすればいいかわからないがとにかく何とかしたい!」というお急ぎのお客様は今すぐお電話下さい。最短30分診断、即日復旧も可能です。
Q: まず直るかどうか知りたいのですが、診てもらうのにお金はかかりますか?
A: いえ、かかりません。お客様の機器を実際にチェックしてみて初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、チェックが終わるまでは一切費用は頂いておりません。
※御郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ、機器の返送費用だけご負担頂いておりますのでご了承ください。
Q:会社で使っている機器なので情報漏えいが心配です。預ける前に機密保持誓約書を出してもらえますか?
A: はい、お出しいたします。私たちはお客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、プライバシー・機密情報の保護を最優先に考えております