NETGEAR製の ReadyNASは、個人向けから企業向けと豊富なラインナップを取り揃えており、非常に人気の高いNASです。
NETGEAR製 ReadyNASが起動しない、アクセスできない、ランプが点滅しているなど、障害の状況によって必要な対処が変わります。
大切なデータを安全に取り出すためにも、適切な対処法を知りましょう。
目次
ReadyNASの故障事例と原因
NETGEAR製 ReadyNASの故障事例のなかで、頻繁に発生するトラブルの原因は以下の通りです。
起動しない
NETGEAR製 ReadyNASが起動しない際は、様々な原因が考えられます。
- アクセス過多
- 筐体の故障
- 内部のHDD故障
NETGEAR製 ReadyNASが起動しない場合の相談先はこちら
エラーメッセージが表示
NETGEAR製 ReadyNASに障害が発生するとエラーメッセージを表示し、故障内容を通知する場合があります。NASを認識しない際の、代表的な故障内容とエラーメッセージには、以下のようなものがあります。(※Windows10をご使用の場合)
HDDがアレイから外れた・エマージェンシーモードになっている・HDDに不良セクタが発生してしまっているなど原因は様々です。
症状 | エラーメッセージ |
ファイルシステム関連のエラー or ディスク上のデータの問題 |
・btrfs_merge_bio_hook+a0 ・btrfs_merge_bio_hook+a4 |
メモリ不足 | ・kmem_cache_alloc+5c ・out_of_memory |
このようなエラーメッセージが表示された場合、対応を誤るとデータを消失する可能性があります。慎重に対応しましょう。
ReadyNASのデータ復旧・復元の注意点
電源のON/OFFを繰り返さない
症状悪化や別の障害発生の危険があります。
電源のON/OFFはFUJITSU製PRIMERGYサーバー内のHDDに大きな負荷がかかります。もし障害が発生しているHDDに負荷が加わると、故障の症状を悪化させたり、別の障害を併発する可能性が高まります。
軽度の障害がより悪化するのを防ぐためにも、FUJITSU製PRIMERGYサーバーの電源が入らない・起動しない
リビルド(再構築)しない
リビルドには失敗のリスクが!
安易にRAIDの再構築(リビルド)を行うと、失敗してしまう危険性があります。
RAIDを構成している複数台のHDDは、同時期に購入・生産されていることが多く、1台に障害が発生すると他のディスクもほぼ同時期に障害発生するケースが多くあるためです。
HDDの入れ替え、交換はしない
HDDの取り出し(交換)はとてもリスクがある行為です。 Droboでは自動修復のシステムが構築されていますが、もし1台のHDDだけでなく他のドライブにも異常があった場合、HDDを交換してもデータが元に戻るどころか、最悪の場合取り出せなくなってしまいます。
また、RAID構成を組んでいるのであれば、HDDを取り出して単体でPCに繋ぐ行為は絶対に行ってはいけません。情報が上書きされ、データ復旧の難易度があがってしまうためです。
データ復元ソフトは使用しない
データ復元ソフトはProLiantに限らずサーバーの復元では推奨されていません。
データ復元ソフトを誤ってNASサーバーに使用した場合の対処法はこちら
NETGEAR製 ReadyNASのデータ復旧・復元方法
起動しないNETGEAR製 ReadyNASから、個人でデータ復旧作業をすることはデータ消失のリスクを伴います。落ち着いて作業を行いましょう。また、大切なデータが保存されている方、個人作業に自信がない方は作業を避けデータ復旧業者に相談しましょう。
電源や周辺機器を確認
電源が入らない・アクセスができない際は、まず電源ケーブルや周辺機器を確かめましょう。
見落としてしまう方が多いですが、ケーブルや周辺機器が正しく接続されていない、電力供給が行われていない場合があります。
NETGEAR製 ReadyNASサーバーにアクセスできない場合はこちら
故障の原因を確認
電源や周辺機器に問題がない場合は、ステータスランプやエラーメッセージなどを参考に障害の原因を確認しましょう。NETGEAR製 ReadyNASにはいくつかタイプがありますが、どのタイプも同じような症状を示します。 しかし、機器のタイプによって異なるケースもあるため、安易に判断しないように注意しましょう。
ステータスランプの種類と説明 | |
電源ボタンとLED | • 点灯:電源オン • 点滅:起動中またはシャットダウン中 • 消灯:電源オフ |
ディスク LED | メモリーがないことを検出 |
2回の長いビープ音の後に 3回の短いビープ音 |
• 点灯:電源が入っており、ディスクは正常に動作しています • 点滅:ディスクが取り出されたか、エラーが発生したか、または再同期中です • 消灯:ディスクベイが空です |
ディスクアクティビティ LED |
• 点滅:ディスクはアクティブです • 消灯:ディスクはアイドル中です |
※いずれの状態でもHDDの取り出しはデータ消失に繋がる可能性が高いため控えましょう。
データ復旧業者に相談
NETGEAR製 ReadyNASに障害が発生した際は、データ復旧業者への相談が一番安全にデータ復旧できる方法です。
個人作業は誤った操作により症状悪化やデータ削除の危険があるのに対し、データ復旧業者は初期診断で故障原因を特定し、的確なデータ復旧作業を行います。復旧依頼前にも関わらず、初期診断・見積りの時点で費用を請求する業者もあるため、業者選定時には注意しましょう。
デジタルデータリカバリーは、お電話またはメールでお問合せいただくと、弊社のデータ復旧アドバイザーが簡易的な診断と今後の対応方法について無料でご案内いたします。
機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断を行っており、法人様の場合は出張診断も可能です。状態によっては、内部のデータの取り出しだけでなく、NETGEAR製 ReadyNASの使用環境ごと復旧できる場合もあるため、お気軽にご相談ください。
当社が選ばれる理由
RAID累計ご相談数13,263件
当社に寄せられたRAIDのご相談件数は13,263件を超え、多くのお客様からさまざまなご依頼をいただいております。この多様なご相談から新しい技術の開発を進め、NAS・サーバーの復旧(復元)ノウハウを日々蓄積し、迅速で安全な復旧を可能としています。 NAS・サーバーの復旧は、当社のトップエンジニアが対応します。培ったデータベースと熟練の技術を駆使し、メーカー・機器・RAID構成・ファイルシステム問わずどのようなNAS・サーバーでも復旧(復元)のご対応をさせていただきます。
他社復旧不可のNAS・サーバーの復旧(復元)実績多数!
実は「別業者が対応できなかった機器が当社でデータ復旧(復元)できた」という実績も多くございます。
NAS・サーバーのデータ復旧(復元)の成功を左右するのが正しい初期診断です。初期診断では、機器の状態をエンジニアが確認し、原因を突き止めます。この時の診断が間違っていると対処法を誤り、データを正確に取り出せなくなってしまいます。 初期診断により異常箇所を特定し、ファイルシステムの解析やデータ構成の再築など論理障害や、NAS・サーバー内蔵HDD(ハードディスク)の物理的な障害を復旧していきます。
全国無料出張サービスで迅速診断!(法人)
厳重なセキュリティで管理されており、規則上、・持ち出しができないサーバやNAS・物理的に持ち出しが難しい大型サーバやNASをお持ちの法人様については弊社エンジニアがお客様ご指定の場所まで伺い、診断から復旧作業まで行います。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
QNAP製NAS復旧でよくある質問
Q:NAS・サーバーに異常が生じてしまっているが、どのような対応をしたらいいかわかりません…。
A: ご安心ください。NASやRAID機器など、複数台共有で使用するサーバー機器からもデータ復旧実績が数多くあります。「サーバーにアクセスできなくて、仕事が止まっている。どうすればいいかわからないがとにかく何とかしたい!」というお急ぎのお客様は今すぐお電話下さい。最短30分診断、即日復旧も可能です。
Q: まず直るかどうか知りたいのですが、診てもらうのにお金はかかりますか?
A: いえ、かかりません。お客様の機器を実際にチェックしてみて初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、チェックが終わるまでは一切費用は頂いておりません。
※御郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ、機器の返送費用だけご負担頂いておりますのでご了承ください。
Q:会社で使っている機器なので情報漏えいが心配です。預ける前に機密保持誓約書を出してもらえますか?
A: はい、お出しいたします。私たちはお客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、プライバシー・機密情報の保護を最優先に考えております