突然、パソコン内のファイルが開けなくなり、拡張子が書き換えられていた──そんなランサムウェア被害に遭遇していませんか?
- WordやExcel、写真などのファイルが暗号化されて開けない
- 「ファイルを元に戻したければ金を払え」と書かれた脅迫文が表示される
- ウイルス対策ソフトでは除去できても、データが戻らない
このような状況に直面すると、多くの方が「どうすれば元通りにできるのか」と強い不安を抱きます。しかし、近年のランサムウェアは高度な暗号技術を悪用しており、鍵が入手できない限り、ファイルの復号はほぼ不可能です。
本記事では、なぜランサムウェアに感染したファイルを解除できないのかという技術的な背景と、被害を最小限に抑えるために取るべき現実的な対処法について、専門的な視点からわかりやすく解説します。
安易な操作や復号ソフトの使用は、かえって被害を拡大させる恐れがあります。まずは正しい知識を持ち、最適な対処法を知ることが、データを守る第一歩です。
目次
ランサムウェアで暗号化されたデータが復号できない原因
ランサムウェア被害では、復号が難しいケースが多いです。その主な原因は、使用される暗号技術の強力さや鍵の管理方法にあります。以下に代表的な原因を整理します。
強力な暗号方式と鍵の非公開化
近年のランサムウェアは暗号が強力です。 AESやRSAなどの高度な暗号技術を組み合わせており、鍵がなければ復号はほぼ不可能と考えられます。秘密鍵は攻撃者のサーバーで管理されるため、鍵が公開されない限り、専門業者でも復号できない場合があります。
無理な解析やツール使用は危険です。 ファイル構造を壊すおそれがあるため、慎重な対応が必要です。
暗号アルゴリズムの堅牢化
暗号の精度が上がっています。 初期のランサムウェアでは脆弱性を突けた例もありましたが、現在は実装品質が向上し、解析が難しくなっています。
そのため、古いツールを試したり誤った方法で復号を行うと、ファイルを破損する可能性があります。
バックアップやスナップショットの破壊
攻撃者がバックアップを狙うケースがあります。 復旧に必要なコピーが削除・暗号化されてしまうと、バックアップからの復元ができません。
また、初期化を急ぐのは危険です。 証拠や感染経路が失われ、後の調査や一部復旧の機会を逃すおそれがあります。
これらを踏まえると、無理に復号を試みるよりも、被害拡大防止と再構築を優先する姿勢が重要です。デジタルデータリカバリーでは診断・お見積りは無料で、24時間365日受付中です。起動しない、再起動を繰り返す、アクセスできないなどの症状がある場合は、早めのご相談がデータ保全の鍵になります。まずはお気軽にお問い合わせください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
ランサムウェア感染後の安全な対処法
ランサムウェアに感染した場合、焦って操作を行うと復旧の可能性を下げてしまうことがあります。ここでは、感染直後に取るべき具体的な対応手順と注意点を紹介します。
感染端末の隔離と証拠保全
最初に行うべきは、感染拡大を防ぐための隔離です。感染した端末はネットワークから切り離し、他の機器と通信できない状態にします。電源を切るかどうかは状況によって異なるため、専門家に相談した上で判断するのが望ましいです。
- LANケーブルやWi-Fiを切断し、他の端末との接続を遮断します。
- ログ・暗号化されたファイル・身代金メモなどを削除せず、そのまま保存します。
- 電源操作を行う場合は、暗号化処理の途中で停止しないよう注意し、専門家と相談して決定します。
復号ツールの有無を確認
一部のランサムウェアでは、セキュリティ機関や企業が解析を行い、無料の復号ツールを公開している場合があります。「No More Ransom」などの公的サイトを利用し、該当するツールが存在するかを確認しましょう。
- 暗号化されたファイルの拡張子や、身代金メモ内に記載されたランサムウェア名を特定します。
- 「No More Ransom」公式サイトにアクセスし、ファイルやメモをアップロードします。
- 対応ツールが見つかった場合は、必ず別の媒体にバックアップを作成してから試行します。
バックアップからの復元と再構築
暗号化の影響を受けていないバックアップが存在する場合、そこからの復元が最も確実な方法となります。感染前のデータを安全な環境に戻すことで、業務や作業を早期に再開できる可能性があります。
- 感染環境とは別のクリーンな端末やサーバーを準備します。
- オフラインまたは隔離されたバックアップから、必要なデータをコピーします。
- 復元後は、OSやアプリの更新、IDやパスワードの変更を行い、再感染防止策を講じます。
感染環境をそのまま再利用すると、残存マルウェアによる再暗号化の危険があるため、必ず再構築後の安全な環境でデータを復元することが重要です。
専門業者・公的機関への相談
自力での解析や復号を試みる前に、デジタルフォレンジックやデータ復旧の専門業者へ相談することが推奨されます。さらに、警察庁や各都道府県警のサイバー犯罪相談窓口など公的機関への通報も重要です。
- 感染状況や暗号化されたファイルの種類、表示されている身代金メモの内容を整理します。
- データ復旧業者や公的機関に現状を報告し、対応可能かの診断を依頼します。
- 専門業者に依頼する際は、実績・復旧件数割合・24時間対応体制などを確認します。
信頼できる専門業者では、感染の有無や暗号化の種類を正確に判定し、残存データの救出や再構築の方針を提案してもらえる場合があります。
ランサムウェア被害後に避けるべき行動
焦って誤った行動を取ると、復旧可能なデータを失うリスクが高まります。特に次のような行為は避けるべきです。
- 安易に身代金を支払う(鍵が届かない・再恐喝の危険があるため)
- 自己流で復号ツールを使用する(誤適用でファイルを破損する恐れ)
- 証拠を削除・初期化する(解析や一部復旧の機会を失う可能性)
感染直後の行動が、その後の復旧可否を左右します。特に企業や組織の場合は、法的・技術的な観点からも専門家による判断が不可欠です。
ランサムウェア被害に遭った場合、「鍵なしでの完全復号はほぼ不可能」と判断することが現実的です。そのうえで、早期に事業継続と再構築の方針を立てることが求められます。
感染が疑われる場合は、データを失う前にまずはご相談ください。診断とお見積りは無料、24時間365日体制で受付中です。少しでも不安を感じたら、今すぐご相談を。早期の対応が、データを守る最善の一歩となります。
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