DELLサーバーのRAID6で「Degraded Redundancy」や「Failed」などのステータスが表示されている場合、それは冗長性が著しく低下している危険な状態です。放置すれば、さらなるディスク障害によってデータが一瞬で読み込めなくなるリスクがあります。
- RAID管理画面に「Degraded Redundancy」と表示されている
- 複数のHDDで「Failed」や「Predictive Failure」などの警告が出ている
- リビルドを開始したが途中でフリーズ、正常に完了しない
RAID6は最大2台のディスク障害に耐えられる構成ですが、実際にはリビルド中のエラーや設定ミスによって、障害が拡大・深刻化するケースも多く見受けられます。特に「RAID再構築を途中で止めてしまう」「間違った順序でディスクを交換する」などの操作ミスは、データ消失の引き金になります。
本記事では、RAID6環境でリビルドが必要となる主な原因と、安全かつ確実に再構築を進めるための具体的な手順を、専門家の視点で詳しく解説しています。
すでにステータス異常が出ている方や、自力での対処に不安がある方は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。RAID崩壊を防ぎ、データを守るための最善策をご提案いたします。
目次
RAID6がリビルドを必要とする主な原因
RAID6は高い冗長性を備えた構成ですが、障害ディスクの交換や再構築処理を誤ると、冗長性が完全に失われる危険があります。ここでは、復旧(リビルド)が必要になる典型的なシチュエーションを整理します。
1〜2台のディスク障害によるデグレード
RAID6では2台までの障害に耐えられますが、1台でも「Failed」または「Predictive Failure」が出た時点で冗長性は低下しています。この状態を放置すると、2台目の故障でRAID全体がFailedとなり、データ喪失に直結します。iDRACやOMSAで「Degraded」「Degraded Redundancy」と表示された場合は、すぐに状態確認とバックアップを行うことが推奨されます。
ディスク交換後もリビルドが始まらない
故障ディスクを交換しても、交換後のディスクが「Ready」や「Foreign」と表示されたままリビルドが進まない場合があります。互換性の問題や構成情報の不整合、別ディスク側の読み出しエラーが原因のこともあります。PERC BIOSやOMSAでの「Foreign Config Clear」操作やHot Spareの再設定が必要ですが、誤った手順で実行するとデータ領域が上書きされる可能性があるため注意が必要です。
リビルド途中の失敗や再構築の繰り返し
リビルド中に別ディスクにエラーが出ると、「Failed Virtual Disk」へ悪化することがあります。特に稼働時間が長いディスクでは、再構築時の負荷で潜在的なBad Blockが顕在化しやすく、再試行を繰り返すほど状態が不安定になります。リビルドが何度も失敗する場合は、早急に再構築を止め、データ保全を優先する判断が重要です。
RAID6のリビルドは、通常時よりも時間とリスクを伴う処理です。安易な操作を避け、状態を正確に把握してから復旧作業を行うようにしましょう。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
RAID6リビルドの安全な対処法
RAID6の再構築を安全に進めるには、「現状把握」「バックアップ」「正確な交換操作」の3つが基本です。ここでは、1〜2台故障時に有効な一般的な手順を紹介します。
現状把握とバックアップの実施
RAID6が「Degraded」表示のまま動作しているうちは、データアクセスが可能なことがあります。このタイミングで、別ストレージへのバックアップを取ることが最も安全な対処です。
- iDRACまたはOMSAで仮想ディスクと物理ディスクのステータスを確認します。
- 可能であれば、読み出し可能なデータを別サーバーや外部ストレージへコピーします。
- どのスロットのディスクが「Failed」または「Predictive」となっているかを記録します。
故障ディスクの交換とリビルド開始
RAID6の1台が障害を起こしている場合は、同容量以上の互換ディスクを用意し、適切な順序で交換を行います。
- 障害ディスクをOfflineに設定し、サーバーを安全な状態にします。
- 該当スロットのHDDを取り外し、新しいHDDを装着します。
- 起動後、コントローラが自動リビルドを開始するか確認します。
- 自動で始まらない場合は、OMSAまたはPERC BIOSから手動で「Rebuild」を選択します。
リビルド中の監視と完了確認
RAID6のリビルドは時間がかかる場合があり、処理中に別のディスクが不安定になることもあります。進行状況とログを定期的に監視し、異常が出た際は速やかに停止してください。
- OMSAやiDRACで「Rebuild」ステータスと進行率を確認します。
- 再構築中のディスクに新たなエラー(Bad BlockやMedia Error)が出ていないかチェックします。
- 完了後に仮想ディスクが「Optimal」へ戻っていることを確認します。
リビルド完了後も不安定な状態が続く場合は、ディスクやコントローラの診断が必要となります。再起動や設定変更を繰り返す前に、データの安全確保を最優先に検討しましょう。
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