QNAPのTS-251Dは、高性能かつコストパフォーマンスに優れたNASとして、個人から法人まで幅広く利用されています。しかし、以下のような起動トラブルが報告されることがあります。
- 起動時に「SYSTEM BOOTING」の表示で止まる
- 青LEDが点滅したまま先に進まない
- QfinderでNASが認識されない
これらの症状は、単なる一時的な不具合ではなく、HDDやRAID構成、電源・マザーボードといったハードウェア、さらにはシステム領域(QTS)の破損が関係している可能性があります。
安易な再起動やHDD抜き差しを繰り返すと、状態が悪化し、データが完全に失われるリスクもあるため、慎重な対応が求められます。
本記事では、TS-251Dでよく見られる症状ごとの原因、自分で安全に確認できる初期対応、そして絶対に避けたい危険な操作について、分かりやすく整理してご紹介します。
もし症状の判断に迷った場合は、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。早期の正確な判断が、データを守る最大のカギになります。
目次
QNAP TS-251Dによくある故障原因
TS-251Dのトラブルは主に以下の4つに分かれます。発生している症状を確認し、どのカテゴリに該当するかを把握することが重要です。
ファームウェア・OS系の不具合
「SYSTEM BOOTING」から進まない、起動途中でビープ音が繰り返し鳴る、特定のQTSバージョン更新後にアクセスできない場合は、ファームウェアやOS(QTS)の不具合が疑われます。
特に「QTS 5.2.2.2950(2024/11/14版)」では、TS-251Dを含む複数機種でアクセス不能となる不具合が報告されています。この場合、QNAP配布の過去ファームウェアにロールバックすることで改善する事例があります。
本体ハード(マザーボード・電源)不良
電源は入るが画面が表示されない、複数の赤LEDが点灯し続ける、Qfinderで見つからない場合は、本体側のマザーボード・CPU・電源不良が疑われます。TS-251シリーズでは海外フォーラムでも同様の不具合報告があり、基板交換が必要になるケースもあります。
ネットワーク・設定起因
本体は起動しているがログインページが表示されない、Qfinderで検出できないが他のNASは見えるといった場合は、ネットワーク設定やファイアウォール・セキュリティソフトの影響が考えられます。
LANケーブルやルータポートの不良、固定IP設定の不整合などが原因のこともあり、設定見直しで改善することがあります。
HDD・RAID障害
STATUSランプやHDDランプの赤点灯/赤点滅、異音、RAIDエラー表示などがある場合、HDD障害またはRAID構成の破損が考えられます。不良セクタの増加や複数HDD障害によって、起動不能・アクセス不能になるケースが多く見られます。
複数ドライブ障害やRAID崩壊が起きているときは、通電を続けると障害が悪化するため、すぐに電源を切ることが推奨されます。
もしエラーの原因特定や復旧手順に少しでも不安がある場合は、自己判断での操作を控え、早めに専門家の診断を受けることでトラブルの拡大を防ぐことができます。まずは無料診断で現在の状態をチェックしてみてください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
TS-251Dが起動しない/アクセスできないときの対処法
重要なデータが含まれるNASでは、誤操作が致命的な結果を招くことがあります。ここでは、自己診断で試せる範囲と、絶対に避けるべき操作を整理します。
状態確認と記録
まず、前面パネルのSTATUS/HDDランプの色や点滅パターン、ビープ音の回数を記録します。これにより、ハード障害かファームウェア異常かを切り分けやすくなります。
PCからはQfinder Proまたはブラウザ(IP直打ち)でアクセスし、認識状況を確認します。
電源・ネットワークの切り分け
別のコンセント・電源タップで純正ACアダプタを使用し、LANケーブルやルータのポートを変更します。完全に電源を切って数分放電後、一度だけ起動を試みます。
何度も電源オン/オフを繰り返すと、HDD・RAID・基板の劣化を早めるため厳禁です。
HDDを外した状態での起動確認
電源を切り、ACアダプタを外したうえで、HDDを2本とも取り外し、LAN・USBも抜いた状態で起動します。LEDやビープ音に変化があるかを確認します。
- 電源OFF → ACアダプタを抜く。
- 全HDD・USB・LANケーブルを外す。
- 電源ONし、LEDやビープの挙動を確認する。
HDDを外した状態で正常に起動(Qfinderで検出)する場合は、本体は生きており、HDD/RAID側の問題が濃厚です。
ファームウェア不具合の確認と対策
最近QTSをアップデートしてからアクセス不能になった場合は、ファームウェア不具合の可能性があります。 特に2024年11月公開の「QTS 5.2.2.2950」でアクセス不能が発生した事例があり、旧バージョンへロールバックすることで復旧した例も報告されています。
ただし、データが重要な場合は自力でのロールバックを行わず、専門業者やQNAPサポートに相談する方が安全です。
避けるべき危険な操作
以下の操作は、データ消失のリスクが高く、QNAP公式でも非推奨とされています。
- 電源オンオフや再起動を連打する。
- 障害中にHDDを抜き差し・順番を変更する。
- RAID再構築・初期化・工場出荷リセットを自己判断で実行する。
- HDDをPCに直結し、市販の復旧ソフトで書き込み操作を行う。
RAID構成が壊れるとデータ復旧は極めて困難になります。通電を止めて状態を保ち、専門業者へ相談するのが最も安全な選択です。
HDDを外しても起動不良、赤LED複数点灯、青点滅ループが続く場合は、本体ハードの故障が濃厚です。この場合は、基板修理や買い替えのうえでHDDからデータ救出を検討します。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断・お見積りは無料、24時間365日受付ています。専門エンジニアが迅速に対応し、復旧可能性を正確に見極めます。今すぐ、無料診断からご相談ください。
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