QNAP NASのネットワークドライブに突然アクセスできなくなった——そんなトラブルに直面したことはありませんか?以下のような症状が出ている場合は、すでに重大な障害が発生している可能性があります。
- NASの共有フォルダにアクセスできない
- ネットワーク上でNASが表示されない
- 接続できてもファイルが開けない/保存できない
このような状態では、業務用データや共有ファイルへのアクセスが完全に遮断され、業務全体に深刻な支障をきたすリスクがあります。無理に再起動や設定変更を繰り返すと、状況を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失う可能性があります。
QNAP NASが突然接続できなくなったとき、何が原因で、どのように安全に復旧すればよいのか——この記事では、考えられる原因と、専門家が推奨する適切な対処法をわかりやすく解説します。
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目次
QNAPのネットワークドライブに接続できない主な原因
QNAPへの接続トラブルは、環境設定の不一致からハード障害まで幅広く発生します。ここでは主な原因を4つに分けて整理します。
ネットワークや物理接続の問題
NAS本体の電源オフやLANケーブルの抜け、ルーター・ハブの故障など、単純な接続不良が原因のことがあります。また、IPアドレスの変更や重複により、以前のネットワークドライブ参照先が無効になっている場合もあります。
Windows側の設定やセキュリティソフトの影響
ファイアウォールやウイルス対策ソフトがQNAPへの通信をブロックしていると、NAS自体がネットワークに表示されないことがあります。特に、ネットワークプロファイルが「パブリック」になっていたり、SMB機能やネットワーク探索が無効になっている場合は要注意です。
SMBプロトコル・認証設定の不一致
QNAPとWindowsのSMBバージョンが一致していない場合、共有フォルダが表示されなかったり、アクセス時にエラーが出ることがあります。Windows 11ではSMB1.0が無効化されており、古いNASでは接続できないこともあります。また、ゲストアクセスが禁止されている環境では、ユーザー認証設定の見直しが必要です。
NAS本体やRAIDの障害
NAS前面のLEDが赤点灯・点滅していたり、ビープ音が鳴る場合、RAID構成の崩壊やシステム障害が起きている可能性があります。この状態で再起動を繰り返すと、HDD障害が悪化してデータ復旧が難しくなる恐れがあるため、通電は控えてください。
デジタルデータリカバリーでは、国内最大級のクリーンルーム(クラス100環境)を備え、専門エンジニアが物理障害・論理障害の両面から復旧を行っています。機器が正常に動かない場合は、電源を入れ直さず、速やかにご相談ください。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
QNAPネットワークドライブに接続できないときの対処法
ネットワークドライブの接続トラブルは、ほとんどの場合「ネットワーク」「Windows設定」「SMB設定」のいずれかを確認することで解決できます。ここでは、安全に試せる基本手順を4つのステップで紹介します。
ネットワーク接続と機器の再起動を確認する
まずは、物理的な接続とネットワーク通信の状態を確認します。単純なケーブル接触不良やIP競合でNASが見えなくなっているケースも多くあります。
- NAS本体、ルーター、ハブの電源状態とLANケーブルの接続を確認します。
- NASとPCの両方を一度再起動し、起動後にネットワークが安定しているか確認します。
- PCからNASのIPアドレスに対して
pingを実行し、応答があるかを確認します。応答がない場合はネットワークやNASの起動に問題があります。
Windows側のネットワーク設定を見直す
Windowsのネットワーク設定やファイアウォールが原因で接続できないケースもあります。正しい設定に戻すことでNASが再び認識されることがあります。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロパティ」を開き、ネットワーク種別を「プライベート」に変更します。
- 「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」を有効にします。
- Windows Defenderファイアウォールまたはセキュリティソフトの設定で、QNAP(SMB通信ポート)へのアクセスを許可します。
直接パス指定で接続を試す
ネットワーク一覧にNASが表示されなくても、直接パス指定でアクセスできる場合があります。名前解決に問題がある場合、この方法で原因を切り分けられます。
- エクスプローラーのアドレスバーに
\\NASのIPアドレスまたは\\NAS名を入力します。 - 共有フォルダが表示されれば、右クリックして「ネットワークドライブの割り当て」を選びます。
- 以前のドライブ割り当てが残っている場合は一度切断し、再度IPアドレスで新規に割り当てます。
SMB設定・資格情報を確認する
QNAPとWindowsのSMB設定や認証情報の不一致もよくある原因です。SMBのバージョンやユーザー情報を確認し、必要に応じて再設定します。
- QTSの管理画面で「コントロールパネル」→「ネットワーク&ファイルサービス」→「Win/Mac/NFS」を開き、SMBサービスが有効か確認します。
- SMBバージョン(1/2/3)がWindows側の設定と一致しているか確認します。
- Windowsの「資格情報マネージャー」で古いNAS情報を削除し、正しいユーザー名とパスワードを登録します。
障害が疑われる場合の注意と相談
NASのステータスランプが赤点灯・点滅している、ビープ音が鳴る、管理画面にも入れない場合は、ハード障害やRAIDエラーの可能性があります。この状態で通電や再起動を繰り返すと、HDD障害が悪化してデータ復旧が難しくなることがあります。
やってはいけない操作
次のような行為は、RAID情報の破損やデータ上書きを招く危険があるため避けてください。
- 電源のON/OFFを繰り返す
- 障害ディスクの交換・リビルドを自己判断で実行する
- HDDをPCに直結して復旧ソフトを実行する
- 長時間通電したまま放置する
障害レベルが高そうな場合は、NASの状態(ランプ・エラーメッセージ・音)をメモや写真に残し、QNAPサポートまたはデータ復旧専門業者に相談してください。QNAPの@Recycle(ごみ箱機能)やHBS3バックアップがある場合は、そこからの復元も検討できます。
NASが認識されない、共有フォルダにアクセスできないなどのトラブルは、放置すると症状が悪化する可能性があります。電源を落とした状態でご相談いただくことで、復旧可能性を高く保つことができます。
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