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一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(内、完全復旧52.0%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2025年9月実績)

NAS,サーバー

QNAP NASでファイルが7z化した場合の復旧方法|Qlocker被害からの自力復旧手順と対処法

NASのイメージ画

NASのデータが7z化されてしまい、どうすれば元に戻せるか分からず困っていませんか?

  • 突然ファイルが.7zアーカイブになり開けない
  • 身代金を要求するテキストファイルがある
  • QRescueやPhotoRecの使い方がわからない

特にNASの初期化や再起動、新規データの書き込みは状況を悪化させる危険があり、慎重な対処が必要です。

本記事では、QNAP NASが7z化された場合に安全にデータを復旧するための方法を解説しています。

自力での操作に少しでも不安がある場合や、最優先でデータを失いたくない場合は、デジタルデータリカバリーにご相談ください。ランサムウェア被害からのデータ復旧にも対応しており、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。


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※2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。

NASの7z化データが復旧できなくなる主な原因

ランサムウェアによって7z化されたデータの復旧が困難になる、または失敗する主な原因はいくつかあります。特に被害直後の対応が、復旧の成否を大きく左右します。

Qlockerランサムウェアによる暗号化

Qlockerなどのランサムウェアは、NASの脆弱性を突いて侵入し、データをパスワード付きの7zアーカイブに暗号化(正確にはアーカイブ化)します。この攻撃は、元のファイルを「削除」し、代わりに暗号化された7zファイルを「新規作成」する挙動を取ります。そのため、元のデータは「削除済みファイル」としてNAS上に痕跡が残っている状態になります。

被害発覚後のデータ上書き

復旧作業で最も危険なのが「データの上書き」です。前述の通り、元のデータは「削除済み」の痕跡として残っていますが、被害後にNASを使い続けたり、新しいデータを保存したり、復旧したデータをNAS本体に直接書き戻そうとすると、その痕跡データが上書きされてしまい、PhotoRecなどを使っても検出できなくなります。

NASの初期化や安易な再起動

パニックになってNASを初期化したり、ファームウェアのアップデートを行ったりすると、削除済みファイルの痕跡を含むデータ領域がクリーンアップされ、復旧が不可能になります。また、不用意な再起動やRAIDのリビルド(再構築)も、データの状態を変化させ、復旧を困難にするリスクがあります。

NAS(HDD/SSD)の物理的な障害

NASを構成するHDD/SSD自体に物理的な障害(読み取り不良など)が発生しているケースもあります。

物理障害が疑われる状態でQRescueやPhotoRecなどのスキャンツールを実行してしまうと、障害のあるHDD/SSDに負荷をかけ続け、状態を悪化させる危険があります。

このようなケースではデータ復旧の専門業者への相談をおすすめします。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。


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【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

QNAP NASでファイルが7z化した――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。

特に、侵入経路の特定や脆弱性の対処をしないまま自力で復旧を試みると、かえって他の機器へ感染を広げるなど、悪化を招くリスクがあります。

専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。

  • 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
  • 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
  • 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有

大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。

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QNAP NASの7z化ファイルを復旧する安全な対処法

7z化されたデータを復旧するには、QNAPが提供する専用ツールを使い、正しい手順で作業を進める必要があります。最も重要なのは「復旧先をNAS内部にしない」ことです。

準備:外付けHDDとツールの用意

まず、復旧したデータを安全に保存するため、NASの総容量と同等かそれ以上の空き容量がある「外付けUSB HDD」を準備します。

準備の手順
  1. 「外付けUSB HDD」をNASに接続します。(復旧データの保存先となり、NAS内部には絶対に保存しないでください)
  2. QNAPのApp Centerから「PhotoRec」と「QRescue」をインストールします。
  3. (見つからない場合はQNAP公式サイトから手動でインストールします)

手順1:PhotoRecで「削除済みの痕跡」をスキャン・抽出

最初に「PhotoRec」を実行し、削除されたファイルの痕跡をスキャンします。

PhotoRecの実行手順
  1. 「PhotoRec」を起動し、スキャン対象としてNASのデータボリュームを選択します。
  2. ファイルの保存先(Destination)として、必ず準備した「外付けHDD」を指定します。
  3. スキャンが完了すると、外付けHDD内に「recup_dir.1」「recup_dir.2」…といったフォルダが作成されます。
  4. フォルダ内には、検出されたファイルの痕跡(f123456.jpgのような連番ファイル名)が大量に保存されます。

手順2:QRescueでファイル名・フォルダ構造を復元

次に「QRescue」を実行し、PhotoRecが抽出したデータから元のファイル名やフォルダ構造を再構築します。

QRescueの実行手順
  1. 「QRescue」を起動します。
  2. 「復元ソース」として、手順1でPhotoRecがデータを保存した外付けHDDのフォルダ(recup_dir.1など)を指定します。
  3. 「復元先」には、(同じく外付けHDD内の)別の新しいフォルダを指定します。
  4. QRescueが解析を実行し、元のファイル名やフォルダ構造を可能な限り再構築します。
  5. 復元が完了したら、外付けHDD内の「復元先」フォルダを開き、データが正常に開けるか確認してください。

専門のデータ復旧業者への相談

自力での復旧手順は非常に複雑で、スキャンと復元に数日~数週間かかる場合もあります。また、ご提示いただいた参考情報にもある通り、「数多くのケースで完全復旧は難しい」のが実情です。ファイルの断片化が進んでいると、QRescueを使ってもファイル名や構造が戻らないケースも多々あります。

私たち、デジタルデータリカバリーはこれまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、迷ったらすぐにご相談ください。

※1 期間:2011年1月以降 ※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績


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※2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。

自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する


自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。

データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーの強み


デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。

データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。

他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。

これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。

※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合

相談から初期診断まで無料で対応可能

初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。

データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。相談問合せ

まずは無料で相談する

 

よくある質問

復旧できるか診断してもらうのにお金はかかりますか?

いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。

※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。

機器の無料診断・データ復旧のご依頼はこちらからお問い合わせください>

復旧完了までどのくらいの期間がかかりますか?

機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。

弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。

最短15分で診断可能!お問い合わせはこちらから>

営業時間を教えてください

営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。

電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)

電話番号:0800-333-6302

来社受付:9:30~21:00

メールでのお問い合わせはこちら>

他社で復旧できないといわれた機器でも復旧できますか?

復旧できる可能性がございます。

弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。

他社不可相談件数8,000件超!デジタルデータリカバリーへのご相談はこちら>

この記事を書いた人


デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。

 

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