QNAP NASにログインできない…そんな事態が発生したとき、まず以下のような症状が現れていないか確認してみてください。
- 初期パスワードを入力してもログインできない
- 「admin」でログインしようとしても拒否される
- パスワードの入力ミスか、仕様変更か判断がつかない
特に初期セットアップ直後や本体リセット後に発生しやすく、QTSのバージョンによって初期パスワードの仕様が異なるため、正しく理解していないとログイン障害に直結します。
このまま安易な操作を続けると、誤った設定によりデータの読み込みや共有が制限されてしまう恐れがあります。
本記事では、QNAP NASのQTSバージョン別の初期パスワード仕様の違い、リセット手順、安全にログインするための具体的な確認ポイントを、専門家の視点からわかりやすく解説します。
もしご自身でのログイン復旧が難しい場合は、24時間365日対応の無料初期診断をご利用いただけます。NASの安全な再設定に向けて、まずはお気軽にご相談ください。
目次
QNAP初期パスワードが通らない主な原因
QNAPの初期パスワードでログインできない場合、主に以下の3つの原因が考えられます。どれも設定や環境によってはよくある事例であり、無理に繰り返しログインを試すとアカウントロックなどの二次トラブルにつながるおそれがあります。
QTSバージョンによる初期パスワードの違い
QNAP NASはQTSのバージョンによって初期パスワードの仕様が異なります。バージョンを誤認してしまうと正しい組み合わせでもログインできない場合があります。
QTS 4.4.1以前では、ユーザー名とパスワードの両方が「admin」です。一方で、QTS 4.4.2以降(QTS 5.xを含む)では、パスワードが「NASのMACアドレス(MAC1)」をハイフンなし・大文字で入力する形式に変わっています。たとえばMACアドレスが「00-08-9B-F6-15-75」であれば、初期パスワードは「00089BF61575」となります。
この変更はセキュリティ強化のために導入されたものであり、同梱のラベルや取扱説明書に記載があるケースもあります。誤って異なる形式を入力すると、初期状態でもログインが通らないことがあります。
リセット操作の誤りや押し時間の違い
QNAPのリセット操作には「3秒リセット」と「10秒リセット」の2種類があります。押し時間を誤ると、パスワードだけでなくシステム設定全体が初期化されてしまうこともあります。
3秒リセットは、NAS背面のRESETボタンを約3秒押し、1回ビープ音が鳴ったら離す操作です。この手順では「admin」のパスワードのみが初期化され、共有フォルダやデータは保持されます。
一方で、10秒以上押し続けるとネットワーク設定やユーザー情報を含む大幅なリセットが行われる場合があり、元に戻すのが困難になります。押し時間を慎重に確認することが重要です。
設定破損やファームウェア異常による認証エラー
リセット操作を行ってもログインできない場合、内部設定の破損やファームウェア不具合により、認証処理が正常に動作していない可能性があります。これにより「admin」アカウントが無効化されているケースもあります。
このような場合、他の管理者権限ユーザーが存在するなら、そのアカウントからadminのパスワードを再設定できることがあります。もしすべてのアカウントでログインできない場合は、NASを安全にバックアップした上で初期化を検討することも選択肢のひとつです。
トラブルが長引くと、共有フォルダへのアクセス不能や業務データの消失リスクが高まるため、必要に応じて専門業者への相談をおすすめします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
QNAP初期パスワードが通らない場合の対処法
初期パスワードでQNAPにログインできない場合は、原因に応じて段階的に対処します。誤った操作を続けると、システムの初期化が必要になる場合もあるため、慎重に進めることが大切です。
QTSバージョンを確認し正しい初期パスワードを入力する
まず、使用中のQTSバージョンを確認します。Qfinder Proで検出された情報や、NAS背面ラベルに記載された情報からおおまかに判断できます。
QTS 4.4.1以前の場合は「admin / admin」、QTS 4.4.2以降は「admin / (MACアドレス)」形式です。MACアドレスはハイフンを除いた大文字英数字で入力します。
- NASの背面またはQfinder ProでMACアドレス(MAC1)を確認します。
- QTS 4.4.1以前:ユーザー名「admin」、パスワード「admin」で入力。
- QTS 4.4.2以降:ユーザー名「admin」、パスワードにMACアドレスをハイフンなし・大文字で入力します。
3秒リセットでパスワードを初期化する
初期パスワードを変更した記憶がある、または入力してもログインできない場合は、「3秒リセット」を実行してadminのパスワードを初期化します。この操作ではデータが消えることはありませんが、一部のネットワーク設定は初期状態に戻る場合があります。
- NASの電源を入れた状態で、背面の「RESET」ボタンを約3秒押し続けます。
- 1回ビープ音が鳴ったらすぐに指を離します。
- NASが再起動後、ブラウザでQTSにアクセスし、該当バージョンの初期パスワードでログインを試します。
この操作でadminパスワードが初期化され、QTS 4.4.1以前なら「admin / admin」、4.4.2以降なら「admin / MACアドレス形式」でログインできるようになる場合があります。MACアドレスはNAS背面ラベルやQfinder Proで確認可能です。
もしリセットしてもログインできない場合は、押し時間が長すぎて「10秒リセット」になっていないかを確認してください。10秒以上押すとネットワーク設定などが初期化され、復旧に時間がかかることがあります。
認証エラーが続く場合はバックアップ後に初期化する
3秒リセットを試してもログインできない場合、内部設定の破損やファームウェアの異常が影響している可能性があります。この状態では通常の方法で復旧するのが難しいため、データを安全に保護した上で初期化を検討することがあります。
- 他の管理者アカウントが存在する場合は、そのユーザーでログインを試みます。
- データが読み取れる場合は、重要なフォルダを別ドライブや外付けHDDにバックアップします。
- QNAPの公式サポートや販売代理店に相談し、初期化・再設定の手順案内を受けます。
NASが認証エラーのまま長期間使用されると、設定破損やデータアクセス障害が悪化する可能性があります。ログインできない状態が続く場合は、自力対応を繰り返さず、専門業者への相談を検討することが安全です。
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