PROMISE Pegasus NASを使用中に、HDDエラーやRAIDの異常が発生して認識されなくなることがあります。Thunderbolt接続で高速動作するPegasusシリーズですが、RAID構成が崩れるとMacから突然見えなくなるケースも少なくありません。
Promise Utilityで「Degraded」や「Failed」「未構成」と表示された場合、誤った再構築や初期化を行うとデータが失われる危険があります。
この記事では、Pegasusが認識しない・エラーを起こしたときに安全に修復する方法と、避けるべき操作を専門的に解説します。
目次
PROMISE Pegasus NASのHDD修復が必要になる主なケース
PROMISE Pegasusシリーズでは、Promise UtilityやmacOSからRAID異常が検出されることがあります。以下のようなケースでは、早期の確認と修復対応が必要です。
RAIDがDegraded(縮退)状態になっている
1台のHDDに障害が発生し、冗長性が失われている状態です。このまま使用を続けると、次の故障でRAID全体が崩壊する危険があります。早めにバックアップを取得し、必要であれば安全な修復を検討しましょう。
Failed/未構成で認識されない
RAID5・RAID6・RAID10など複数ディスク構成で同時障害が発生すると、Promise Utility上で「Failed」や「未構成」と表示されることがあります。この場合、Pegasusが内部構成を失っており、自力での再構築は非常に危険です。電源を切ってそれ以上操作せず、専門業者への相談が推奨されます。
HDD交換後もリビルドが始まらない・途中で停止する
Promiseの公式手順でHDDを交換してもリビルドが開始されない、または途中で停止するケースがあります。これは別のドライブにもエラーが出ている可能性があり、再試行を繰り返すとRAID構造が破損するおそれがあります。
一部HDDが未接続・未初期化と表示される
Promise Utilityで「未接続」や「未初期化」と表示される場合、スロットの接触不良やHDD本体の重度障害が原因です。コネクタ清掃・再装着で改善することもありますが、異音や振動がある場合は無理に通電せず保護優先が安全です。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
やってはいけない危険な修復操作
以下の操作は一見「修復」できそうに見えますが、実際はデータ破壊の原因となります。
- Promise UtilityでRAID構成を削除・再作成する
- Macのディスクユーティリティで「消去」や「フォーマット」を実行する
- 複数ディスクを同時に入れ替える・順番を変更する
RAID情報やHFS+ファイルシステムを上書きしてしまうため、復旧難易度が大幅に上がります。特に再構築操作は取り返しがつきません。
PROMISE PegasusのHDDが認識しない・壊れたときの対処法
PROMISE PegasusのHDD修復は、「RAID構成を壊さずに正常状態へ戻す」か「データを安全に救出する」ための作業です。
しかし複数台の障害やRAIDメタデータの破損を伴う場合、自己流の操作は一気に復旧不能レベルまで悪化する危険があります。そのため、まずは現状を正確に切り分け、「自分でできる範囲」と「専門業者に任せるべき範囲」を明確にすることが重要です。
- 「failed」と表示されているディスクが1本だけか、複数本か
- Promise UtilityでRAIDステータスが「正常」「Degraded」「Failed」「未構成」のどれか
- Macからボリュームが認識されているか(読み取りできるか)
この3点で、単純なドライブ交換で済むのか、それともデータ救出モードに切り替えるべきかの判断が大きく変わります。
1本だけ壊れた(Degraded)場合の安全な修復手順
以下は、Promiseが想定する通常の復旧手順に沿った対応方法です。データを保護する前提で、リスクを最小限に抑えます。
- 状態を確認(Promise Utilityで「見るだけ」)
Promise Utilityを開き、どのスロットのHDDが「failed」または「error」なのかを確認します。RAIDステータスが「Degraded」と表示されている場合は、他ディスクが正常かどうかも確認しておきます。 - 故障ディスクを特定して単体交換
Pegasusの電源を完全に切り、故障と明示された1本のみを同容量以上・同等仕様の新品ディスクに交換します。他のスロットのディスクを入れ替えたり、複数同時に交換するのは厳禁です。 - 自動リビルドの開始を確認
電源を入れると、Promise Utility上で新しいディスクが「unused」からRAIDメンバーに追加され、自動的にリビルドが始まります。進行率を確認しながら完了まで待ちます。 - リビルド中の注意
リビルドが進行中は、大量の読み書きを控え、Thunderboltケーブルや電源を抜かないようにします。電源断や振動が発生すると別のディスクにエラーが波及するおそれがあります。 - リビルド完了後の確認
ステータスが「正常」に戻り、エラーログが出ていないことを確認したら、再起動して動作確認を行います。その後、必ず外付けHDDやNASなどへバックアップを取ってください。次の障害で一気に崩壊する可能性があるためです。
複数本が認識しない・Failed/未構成になった場合
この状態では、「修復」よりもデータ救出モードと捉えた方が安全です。RAIDの構成情報が壊れている可能性があり、Promise UtilityやmacOSからも正しく読み取れない状態です。
- Promise UtilityでRAIDが「Failed」または「未構成」と表示されている。
- 複数スロットが「failed」「missing」「未接続」などになっている。
- Macからボリュームがまったくマウントされず、再起動しても変化がない。
このような状態では、下記のような「やってはいけない操作」を避けることが絶対条件です。
- Promise UtilityでRAIDを削除・再構築・初期化する。
- Macのディスクユーティリティで消去・フォーマットを実行する。
- 複数HDDを同時に抜き差しして、位置関係を不明にする。
これらの操作を行うと、RAIDメタ情報が上書きされ、復旧難易度が極端に上がります。
安全な対応策
データが重要な場合は、Pegasusの電源を切り、これ以上操作を続けないことが最も安全です。専門のデータ復旧業者では、全HDDからクローンイメージを取得し、仮想RAIDを構築してHFS+やAPFSのボリューム構造を解析することで、RAID5/6/10からデータを救出した事例が多数あります。
「一応動いている」状態での注意点
Promise Utilityに警告や軽度エラーが出ているものの、Macからアクセスできている状態では、RAIDはすでに不安定です。この段階での対応がデータ保護の分かれ道になります。
- まず最優先で外付けHDDや別NASへフルバックアップを取る。
- バックアップ後にドライブ交換・リビルドといった修復作業を行う。
- Promise Utilityのログを定期的に確認し、エラー数が増加していないかを監視する。
また、異音・振動・異臭があるHDDは物理的に損傷している可能性が高いため、通電を続けるとヘッドクラッシュでデータ領域が削られるリスクがあります。この場合は直ちに停止し、専門診断を受けるのが安全です。
自分でできる範囲と限界
PegasusのRAID修復は、軽度障害ならユーザーでも対応可能ですが、操作を誤るとデータ構造そのものを壊す危険があります。以下を基準に判断してください。
- Promise Utilityで「failed」ディスクを確認する。
- 明確に故障した1本のみを交換し、自動リビルドを見守る。
- 修復前後に必ず別ストレージへバックアップを取る。
- RAID構成の削除・再作成、複数ディスクの同時交換。
- Failed/未構成状態でのリビルド試行や再構築。
- フォーマット・初期化・位置入れ替えなど構成変更を伴う操作。
もし現在のPegasusの状態(モデル・RAIDレベル・Promise Utilityの表示内容)が分かれば、「どこまで自己対応してよいか」「どの時点で業者に依頼すべきか」をより具体的に判断できます。
PROMISE Pegasus NASが認識しない、RAIDがFailedや未構成になる、リビルドが途中で停止するなどの症状がある場合は、誤操作によるデータ損失を防ぐためにも、早めに専門業者へ相談することが安全です。
RAIDやNASの障害は、専用設備と技術による正確な診断が欠かせません。電源を入れ直す前に、まずは無料診断をご依頼ください。24時間365日体制で、専門エンジニアが安全な復旧方法をご案内します。
デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由
デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。
実績が証明する「復旧できる」技術力
デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。
その理由として、次の実績・強みがあります。
- データ復旧専門業者 17年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
- 累計50万件以上のご相談実績(※2)
- 他社で「復旧不可」と判断された機器でも、8,000件以上の復旧実績(※3)
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※4)
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。
官公庁、国立大学法人、上場企業など、多くのお客様にご利用いただいています。

HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
スピード対応|約8割を48時間以内に復旧
当社は常時7,300台以上の部品を保有し、ワンフロア体制の自社ラボで対応しているため、スピード対応を可能にしています。











































