NAS(ネットワーク接続ストレージ)を日常的に使用している方で、次のようなトラブルに心当たりはありませんか?
- 突然NASにアクセスできなくなった
- 長時間の稼働でHDDが劣化している気がする
- 停電の後から電源が入らなくなった
- ファイル共有中にNASの応答が極端に遅くなった
こうした症状が出始めたNASは、内部でHDDの劣化や冷却不良による熱暴走、または突発的な電源障害が進行している可能性があります。このまま放置すると、保存している大切な業務データや思い出の写真・動画が「二度と取り出せなくなるリスク」があります。
NASトラブルへの対応は、発生後の復旧だけでは不十分です。大切なのは「日頃からの予防対策」を講じること。稼働環境の見直しやバックアップ体制の強化など、事前にできることは数多くあります。
この記事では、NASが突然アクセス不能になる代表的な原因やリスク、そしてデータを守るために必要な予防策を、わかりやすく解説します。
目次
NASが壊れる主な原因
NASの故障は、単純な経年劣化だけでなく、周囲の環境や設定の影響によっても起こります。ここでは代表的な原因を4つのカテゴリーに分けて解説します。
熱やホコリによる内部部品の劣化
NASは常に電源が入った状態で稼働するため、内部のHDDや電源ユニットに熱がこもりやすい傾向があります。通風が悪い場所やホコリが溜まった環境では、冷却ファンの動作が阻害され、内部温度が高止まりします。その状態を放置すると、HDDヘッドの摩耗や基板損傷を引き起こし、読み書きエラーやアクセス不能の原因となることがあります。
特に夏場やエアコンを使用しない環境では、温度上昇によりNASの動作が不安定になりやすく、データ破損の危険性が高まります。
電源トラブルや停電による損傷
停電や瞬間的な電圧変動は、NASに大きな負担をかけます。特にリビルド(RAID再構築)中やデータ書き込み中に電源が落ちると、ファイルシステムが破損し、OSからドライブが認識されなくなることがあります。
また、コンセント抜けやブレーカー落ちなどの物理的な電源断も、HDDの回転停止・再始動を繰り返す要因となり、寿命を大きく縮める結果につながります。
HDDやNAS本体の経年劣化
NAS内部のHDDは、一般的に数千時間の稼働を前提に設計されています。稼働時間や通電回数が一定以上になると、磁気記録面の劣化やヘッド摩耗が進行し、データの読み書き精度が低下します。
また、NAS本体のファームウェアやコントローラ部分の寿命も無視できません。特に数年以上使用している機器では、突然アクセスできなくなるケースが多く報告されています。
セキュリティやランサムウェアによる障害
NASをインターネットに直接公開している場合、外部からの不正アクセスやランサムウェア感染のリスクがあります。実際に、NAS内部の共有フォルダが暗号化されて使えなくなる被害も多く見られます。
特に、デフォルトIDやパスワードをそのまま使っているケースは危険で、攻撃者に侵入されやすくなります。セキュリティ設定を怠ると、ハードウェアが正常でも中身のデータが損なわれることがあるため注意が必要です。
NASは精密機器であり、ひとつの小さな異常が連鎖的に重大な障害へと発展することもあります。異音やアクセス不良がある場合は早めに使用を停止し、専門業者への相談を検討してください。当社ではNASやRAID構成のデータ復旧にも対応し、24時間365日、無料で初期診断を行っています。まずは状況をお聞かせください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
NASの故障を防ぐための対処法
NASのトラブルは、事前の備えで大幅に防げるケースが多くあります。ここでは、「壊れる前にやるべき4つの対策」と「壊れたあとにすべき初動対応」を順に紹介します。
定期バックアップを複数媒体に取る
データ消失を防ぐためには、バックアップを1か所に依存しないことが基本です。外付けHDD・別NAS・クラウドなど、異なる媒体に二重でバックアップを行うと、トラブル発生時のリスクを大幅に減らせます。
- NASの管理画面で、バックアップスケジュールを自動設定します。
- 外付けHDDまたは別NASをバックアップ先として登録します。
- 週1回以上のバックアップを推奨し、定期的に復元テストを行って正常性を確認します。
UPSで停電・電圧変動に備える
UPS(無停電電源装置)を導入すると、停電時でもNASを安全にシャットダウンできます。突然の電源断によるデータ破損やRAID崩壊を防ぐうえで有効です。
- NASとUPSをUSBまたはネットワークで接続します。
- NAS側の電源管理設定で、「停電時は自動シャットダウン」を有効にします。
- テスト停電を行い、NASが正しく安全停止するかを確認します。
NASの設置環境と冷却を見直す
NASは高温・高湿度に弱く、特に通気性の悪い棚の奥などに設置していると、内部温度が上がりやすくなります。温度上昇はHDDや電源ユニットの劣化を早め、故障率を高める要因になります。適切な冷却とホコリ対策を行うことで、長期安定稼働を維持しやすくなります。
- NASを棚や壁から10cm以上離して設置し、背面の排気口を塞がないようにします。
- 季節に応じて、室温や湿度を管理し、特に夏場はエアコンや扇風機で通風を確保します。
- 定期的にフィルターや周辺のホコリを清掃し、吸気・排気の妨げを防ぎます。
セキュリティ設定とランサムウェア対策を行う
NASを安全に運用するためには、外部からの不正アクセスやマルウェア感染を防ぐ設定も欠かせません。特にランサムウェア感染による暗号化被害は、物理的な故障よりも深刻な損失を招くことがあります。
- 管理者アカウントには強力なパスワードを設定し、二要素認証(MFA)を有効にします。
- NASをインターネットに直接公開せず、外部アクセスはVPNなど安全な経路を利用します。
- バックアップ用NASや外付けHDDは常時オンラインにせず、使用時のみ接続するよう運用します。
NASが壊れたときの初動対応
NASにアクセスできない、ランプが赤く点滅している、異音がするなどの異常が見られた場合は、まず落ち着いて状況を確認することが重要です。誤った操作を繰り返すと、データ復旧が難しくなることがあります。
接続や電源を確認して原因を切り分ける
NASが認識されない場合、まずは「単なる接続不良」なのか「本格的な故障」なのかを見極めることが大切です。LANケーブルの抜けや電源タップの不具合が原因である場合もあります。
- 電源ケーブルとLANケーブルを一度抜き、しっかりと再接続します。
- ルーターやスイッチングハブが正常に動作しているかを確認します。
- 別のPCやスマートフォンからNAS管理画面にアクセスできるかを試します。
アクセスできるうちに最優先データをバックアップ
一時的にNASへアクセスできる場合は、早急に重要データのバックアップを取ることを優先します。障害の進行により、数時間後には全くアクセスできなくなるケースもあります。
- 障害の影響を受けていないフォルダから順に、最も重要なデータを別のストレージへコピーします。
- 転送エラーやフリーズが発生した場合は、無理に続行せず電源を切ります。
- バックアップが完了したら、NASの電源を落として状態悪化を防ぎます。
異音や再起動ループ時は操作を中断する
カチカチ音・ガリガリ音などの異音や、電源を入れても再起動を繰り返す場合は、内部のHDDに物理的損傷がある可能性があります。この状態で通電を続けると、ディスク表面の損傷が進行し、復旧が難しくなることがあります。
- NASの電源をすぐに切り、再起動を繰り返さないようにします。
- 異音やランプの状態を記録し、再現性を確認します。
- データが重要な場合は、自力で分解やHDD交換を行わず、専門業者へ相談します。
自己流のリビルドやHDD交換を行わない
NASがRAID構成を使用している場合、誤ったリビルドやHDDの順番入れ替えは、RAID情報を破壊するリスクがあります。特に「壊れたHDDを抜いてそのまま起動する」といった操作は、データ喪失につながる可能性があります。
- HDDを抜いたり入れ替えたりする前に、必ず現状を写真で記録します。
- メーカーサポートや専門業者の指示を受けるまでは、リビルドや初期化を行わないようにします。
- 自己判断でデータ復旧ソフトを使用すると、RAID情報が上書きされることがあるため避けます。
NASの故障は、焦って操作を続けることで状態が悪化しやすいトラブルです。特に重要データが保存されている場合は、電源を切って現状を保つことが最も安全です。
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