NAS(ネットワークHDD)を利用している中で、うっかり大切なファイルを削除してしまった。そんな場面に直面した方も少なくありません。以下のような症状が見受けられます。
- ファイルを削除した直後に必要性に気づいた
- 他のユーザーが共有ファイルを誤って消してしまった
- NAS上のフォルダが空になっていることに突然気づいた
NASには「trashbox(ゴミ箱)」機能を備えた機種が多く、条件が合えば削除データを簡単に復元できる可能性があります。ただし、trashboxに残っていない場合は誤操作により完全消失のリスクもあるため慎重な対応が必要です。
本記事では、trashboxを使った復元手順と、ゴミ箱にない場合の対処法をわかりやすく解説します。この状況、自分で対処できるか不安という方は、当社の無料診断(24時間365日)をご利用ください。専門スタッフが状況を見極め、最適な復旧法をご提案いたします。
目次
NASのtrashboxからデータを復元する方法
NASに保存していたファイルを削除してしまった場合でも、trashbox(ゴミ箱)に一時的に保管されている可能性があります。ここではtrashboxからの復元手順を紹介します。
NASのtrashboxを確認して復元する
NASでは削除したファイルが自動的に「trashbox」や「ごみ箱」フォルダに移動される設定になっていることがあります。この機能を活用して、削除したファイルを元に戻すことが可能です。
- NASにネットワーク経由でアクセスし、共有フォルダを開きます。
- 共有フォルダ内にある「trashbox」や「ごみ箱」フォルダを開きます。
- 削除されたファイルが含まれているか確認します。
- 復元したいファイルを選択し、右クリックまたはドラッグ&ドロップで元の場所に戻します。
- NAS管理画面(Web UI)を使用している場合は、該当ファイルを選択して「復元」や「コピー」などの操作を行います。
ゴミ箱にファイルがない場合の復旧方法
trashboxに目的のファイルが見つからない場合、すでにゴミ箱が空にされた、またはNASが初期化されている可能性があります。こうしたケースでは通常の手順では復元できませんが、いくつかの対応策があります。
- NASのHDDをPCに直接接続できる場合、データ復旧ソフト(4DDiG、EaseUS、Recoveritなど)を使ってスキャンを行います。
- 復旧ソフトで削除されたデータの一覧を確認し、復元可能なファイルを保存します。
- RAID構成がある場合は、無理に分解せず、RAID対応の専門業者に相談してください。
- 物理障害やエラーランプが点灯している場合、自力での復旧は避け、速やかに専門業者に依頼してください。
ゴミ箱機能の有効化を確認する
NASの機種や設定によっては、ゴミ箱機能が無効化されていることがあります。この場合、削除されたファイルはtrashboxに残らず完全に消去されます。まずは設定を確認しましょう。
- NASの管理画面(Web UI)にログインします。
- 「設定」→「環境設定」→「共有フォルダー」→「編集」などのメニューを開きます。
- ゴミ箱機能(trashbox)が有効になっているかを確認します。
- 無効になっている場合は、設定を変更して有効にします。
- 今後の削除操作時にtrashboxへ保存されるようになります。
ただし、NASのtrashboxにもファイルがない、またはRAID構成・物理障害が発生している場合は、自己対応では限界があります。当社は、これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、「一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という高い成果を挙げています。
NASやRAID構成への対応実績も豊富で、「官公庁や法人1万社以上との取引」もあり、緊急時でも「24時間365日対応」の体制を整えています。初期診断と見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
少しでもデータに不安がある場合は、今すぐ無料相談を。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。RAID再構築に不安を感じた場合は、早めのご相談をおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。