NASが突然起動しない、共有フォルダにアクセスできない、赤ランプが点灯している。 そんなときに迷いやすいのが「修理に出すべきか」「データ復旧を依頼すべきか」という判断です。
実はこの2つは目的も成果物もリスクもまったく別物です。ここを誤ると、「NASは戻ってきたけどデータが消えた」という事態にもなりかねません。
本記事では、NASの「修理」と「データ復旧」の違いを噛み砕いて整理し、失敗しないためのチェックリスト、そして日本で依頼しやすい代表的な業者候補をタイプ別に比較します。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断とお見積りは無料、24時間365日体制でご相談を受け付けています。重要な業務データが関係する場合は、自己判断での操作を続ける前にご相談いただくことが望ましいと考えられます。
NASの「修理業者」とは?
NAS修理とは、基本的に「NAS本体(ハードウェア)を正常に動く状態へ戻す」サービスです。
- 電源が入らない → 電源ユニット・基板・ファンの交換
- 起動しない → 本体基板交換・初期化・再設定
- LAN接続不可 → ポート部修理・本体交換
- 動作不安定 → 部品交換や同等機種への交換対応
重要なのは、修理は“機器が主役”であり、データは主役ではないという点です。 メーカー修理では初期化や本体交換が行われることがあり、データは消去される可能性があります。
「修理」と「データ復旧」の違い
修理の目的は「機械を動かすこと」
修理はあくまで「NASという機械をもう一度動かすこと」が目的です。
電源が入らない、起動しない、ネットワークに表示されないといった症状を直し、機器として正常に動く状態へ戻します。
返ってくるのは“動作するNAS本体”であり、中のデータがそのまま残ることを保証するサービスではありません。
実際には初期化や本体交換が行われるケースもあり、その過程でデータが消える可能性があります。
データ復旧の目的は「データを取り戻すこと」
一方、データ復旧は「中のデータを取り戻すこと」が目的です。
NAS本体が再び使えるかどうかよりも、保存されているファイルをどれだけ救出できるかが最優先になります。つまり、主役は機械ではなくデータです。
もしデータが重要であれば、基本的な考え方はひとつです。
修理よりも先に、データ復旧を検討すること。修理工程では初期化や交換対応が行われることがあり、その段階でデータが失われるリスクがあります。
業務データ、会計情報、顧客データ、思い出の写真や動画など、失えない情報が含まれているなら、まず守るべきは本体ではなくデータです。
考え方を整理すると、判断はシンプルになります。
- NASをとにかく直したい → メーカー修理窓口
- データが最優先 → データ復旧専門業者を比較
- 両方ほしい → 先にデータ復旧、その後に修理や買い替え
NASトラブルは、最初の選択で結果が大きく変わります。
焦って初期化や再構築を実行する前に「何を守りたいのか」を明確にし、目的に合った依頼先を選ぶことが何より重要です。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
ありがちな経営リスク
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
NASの修理が必要なケース
NASのトラブルは、本体のハード故障だけでなく、内部HDDの障害やRAID構成の崩れ、設定不良など複数の要因が考えられます。症状だけでは原因を特定しにくく、誤った対応によりデータ消失やRAID崩壊が進行するケースもあります。まずは代表的な原因を整理します。
RAID構成の崩れ
複数台のHDDで構成されるRAIDは、1台の障害をきっかけに全体の整合性が崩れることがあります。誤ってリビルドを実行したり、順番を入れ替えて接続すると、データ配列が乱れ、元の状態に戻すことが難しくなる場合があります。
論理障害・設定不良
ファームウェア不具合や誤操作による初期化、共有設定の変更なども原因の一つです。物理的な破損がなくても、ファイルシステムの破損やアクセス権の誤設定により、データにアクセスできなくなることがあります。
ハードウェア故障
電源ユニットや基板の故障、内部HDDの物理的損傷などが該当します。異音や電源が入らない症状がある場合、内部部品の破損が疑われます。この状態で通電を繰り返すと、HDDの記録面に傷がつき、復旧可能な領域まで失われる可能性があります。
これらの原因を正確に見極めずに対応すると、データ消失やNAS本体の起動不能につながるおそれがあります。特に業務用途の場合、停止時間が長引くほど損失が拡大する傾向があります。状況に応じて専門業者への相談も検討することが重要です。
NASトラブルで選ぶべき対応
NASトラブルへの対応は、「本体修理を優先するのか」「データの保全を最優先にするのか」によって選択肢が変わります。目的を整理しないまま依頼先を決めてしまうと、データ初期化や上書きによって復旧が難しくなる場合もあります。ここでは、主な相談先ごとの特徴と、選択時の考え方を具体的に整理します。
メーカー公式サポートへ相談する
保証期間内であったり、保守契約を締結している場合は、まずメーカー公式サポートへの連絡が選択肢となります。主にハードウェア交換や本体修理を中心とした対応が一般的で、機器そのものの復旧や交換を目的とする場合に適しています。ただし、修理工程で初期化が行われるケースもあるため、データの優先度を事前に整理しておくことが重要です。
相談手順
- NAS本体の型番・シリアル番号を確認し、保証期間や保守契約の内容を契約書や管理台帳で確認します。
- メーカーのサポート窓口へ連絡し、発生しているエラー表示やランプ状態、異音の有無などを具体的に伝えます。
- 案内された手順に従い、センドバック修理やオンサイト対応の手続きを進めます。データ保持の可否についても事前に確認しておきます。
データ復旧専門業者へ依頼する
保存データの救出が最優先である場合は、NASやRAID構成に対応したデータ復旧専門業者への依頼が検討対象となります。物理障害や論理障害など、原因を切り分けたうえで復旧作業を行う体制を整えている企業もあり、業務データや設計データなど重要度の高い情報を扱う場合に向いています。
依頼手順
- 電話またはWebフォームから初期相談を行い、NASの機種名、RAID構成、発生している症状、バックアップの有無を伝えます。
- 無料診断の案内に従い、NAS本体または内蔵HDDを梱包して発送します。通電の可否については事前指示に従います。
- 診断結果と見積り内容を確認し、復旧可能性や費用、作業期間に納得したうえで正式依頼を行います。必要に応じて復旧データの確認工程を経ます。
PC修理業者・SIerに相談する
社内ネットワーク全体を管理している業者やSIerと契約している場合は、一次窓口として相談する方法もあります。設定変更やネットワーク機器の不具合など、構成上の問題であれば比較的早期に改善されることもあります。ただし、ストレージ自体に障害がある場合は、別途専門業者との連携が必要となるケースがあります。
相談手順
- 現在のネットワーク構成図やIP設定情報、バックアップ状況を整理し、障害発生時刻や影響範囲をまとめます。
- 契約中の保守業者へ連絡し、リモート診断または現地確認を依頼します。ログ取得や設定確認を通じて原因の切り分けを行います。
- ストレージ障害の可能性が示唆された場合は、データ保全を優先し、専門のデータ復旧業者への紹介や連携対応を検討します。
NASやRAIDの障害は、誤った初動対応により上書きや構成崩れが発生し、復旧難易度が高まる傾向があります。
特に業務データや顧客情報が保存されている場合、電源を入れたまま操作を続けたり、RAIDの再構築を試みたりすると、状態がさらに悪くなることがあります。原因がはっきりしないときや、重要なデータが入っているときは、無理に操作を続けるのではなく、早めに専門家へ相談したほうが、結果として被害を広げずに済む可能性があります。
当社では初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制でご相談を受け付けています。障害レベルの見極めが難しい場合も、現状確認から検討してみてはいかがでしょうか。
デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由
デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。
実績が証明する「復旧できる」技術力
デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。
その理由として、次の実績・強みがあります。
- データ復旧専門業者 17年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
- 累計50万件以上のご相談実績(※2)
- 他社で「復旧不可」と判断された機器でも、8,000件以上の復旧実績(※3)
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※4)
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。
官公庁、国立大学法人、上場企業など、多くのお客様にご利用いただいています。

HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
スピード対応|約8割を48時間以内に復旧
当社は常時7,300台以上の部品を保有し、ワンフロア体制の自社ラボで対応しているため、スピード対応を可能にしています。
本社ラボ(六本木ヒルズ)への持ち込みも可能|急ぎの方におすすめ
デジタルデータリカバリーでは、全国のお客様からの持ち込みに対応しています。
特に急ぎでの復旧をご希望の方や、対面で相談したい方には、東京・六本木ヒルズの本社ラボへのご来社をおすすめします。完全予約制でご案内しておりますので事前にご連絡ください。
〒106-6115 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー15F
- 日比谷線 六本木駅 1C出口から徒歩3分
- 都営大江戸線 六本木駅 3番出口から徒歩8分
- 千代田線 乃木坂駅 5番出口から徒歩10分
- お車でお越しの方は、近隣駐車場の空き状況はこちらから
全国どこでも無料出張診断・復旧サービス対応
社内サーバに障害が発生したとき、以下の理由から対応に困る法人様は少なくありません。
- 機器を停止すると業務が完全に止まってしまう
- 大型・特殊構成のため、社外に搬出できない
- セキュリティや社内ルール上、外部持ち出しが禁止されている
当社では、法人様向けに無料の出張診断・復旧サービスを提供しています。全国どこでもエンジニアが現地へ訪問し、その場で診断・復旧対応を実施。現地で復旧が難しいと判断した場合やキャンセル時も、費用は一切かかりません。まずはお気軽にお問い合わせください。
メーカーや他社で「対応不可」と言われたRAID復旧事例
RAIDやサーバー、NASのトラブルは、電源やランプが正常でも内部で深刻な障害が進行していることがあります。メーカーや他社で「復旧不可」と判断され、不安を抱えたままご相談に至る法人様も少なくありません。
デジタルデータリカバリーでは、RAID相談実績 累計14,949件以上、他社で「復旧不可」とされた機器でも8,000件以上の対応実績があります。
以下は、他社で「復旧不可」と診断されたものの、自社で復旧を成功させた事例です。
事例① DELL PowerEdge R440
| 項目 |
内容 |
| ご相談内容 |
PCから接続できず、起動時にブートエラーが発生。
業務システムが完全に停止し、復旧期限が切迫していた。 |
| 使用環境 |
DELL PowerEdge R440
SQL Server 2016 Standard
RAID10(8本構成) |
| 表面的な症状 |
接続不可/ブートエラー発生
ハードウェアランプは正常表示 |
| 他社で復旧不可と判断された理由 |
・RAID10(8本)+SQL Serverという業務基幹向け構成
・ハードウェアが正常に見え、原因特定が極めて困難
・メーカー手順は環境復旧前提で、データ保全を考慮していない
・再構築や初期化でDB消失リスクが高い
・複数業者が「責任を負えない」と判断 |
| 技術的な難易度 |
・RAID構成を誤ると整合性が完全に崩壊
・SQL物理データは一部欠損でもDB再構築不可
・最初の判断を誤ると取り返しがつかない状態 |
| 復旧結果 |
SQLデータの復旧に成功。
3日後に業務システムを再開。 |
事例② Buffalo製NAS
| 項目 |
内容 |
| ご相談内容 |
速度低下の兆候後、ある朝から完全にアクセス不能。
業務データに一切触れない状態となった。 |
| 使用環境 |
Buffalo製NAS
HDD2台/RAID1
Windows(複数台接続) |
| 表面的な症状 |
アクセス不可/エラー表示
赤・緑ランプが点灯 |
| 他社で復旧不可と判断された理由 |
・型番やRAID構成すら不明な情報不足の状態
・RAIDか単体かも分からず、誤操作=即データ破壊のリスク
・他社で分解・HDD直結を試すも2台とも認識不可
・個人業者ではRAID解析・物理判断ができず対応断念 |
| 技術的な難易度 |
・RAID情報不明のままの通電・操作は上書きリスク大
・2台とも障害があり、正常ディスクが存在しない
・個人・簡易復旧では手詰まりとなる典型例 |
| 復旧結果 |
両HDDとも99.9%復旧。
5日でデータお渡し完了。 |
これらのケースは「データ復旧の経験がある」だけでは対応できず、RAID・業務システム・障害進行リスクを同時に判断できる技術力が求められました。
データ復旧は何度も試せるものではありません。技術力のない業者に対応を委ねると、状態悪化し、二度とデータが取り戻せなくなる可能性があります。そのため、最初の段階で技術力のある業者に対応を依頼することをおすすめします。
この点、デジタルデータリカバリーでは他社で「復旧不可」とされた機器で8,000件以上もの対応実績があり、他社復旧不可と診断されたケースでもデータ復旧に至っています。まずはお気軽にお問い合わせください。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
※4:期間:2011年1月1日~