NASに接続しようとした際、「ネットワークエラー」や「アクセスできません」と表示され、共有フォルダが開けなくなるトラブルは少なくありません。以下のような状況に心当たりはありませんか?
- LANケーブルも正常で、スイッチも動作しているのに接続できない
- エクスプローラーでNASを開こうとするとエラーが出る
- 他のPCでは見えるのに、自分の端末からはアクセスできない
このようなNASアクセス不良は、次のような複数の原因が重なって起きている可能性があります。
- IPアドレスの競合や固定アドレスの設定ミス
- SMB設定の不整合やバージョン非対応
- Windowsの資格情報やファイアウォールの影響
誤った対処やネットワーク設定の変更を行うと、社内全体の接続トラブルへと拡大する恐れもあります。
本記事では、NASに接続できないときに考えられる原因を整理し、安全かつ確実にトラブルを解消するための確認・対処手順を詳しく解説します。
もし業務への影響が出ている、または自力での対応に不安がある場合は、24時間365日対応の無料初期診断をご利用ください。状況に応じて、最適な復旧ルートをご提案いたします。
目次
NASで「ネットワークエラー/アクセスできません」となる主な原因
このトラブルは、ネットワーク設定やWindowsの認証情報、NASのアクセス権設定など複数の要因が重なって起こることがあります。代表的な4つの原因を確認しましょう。
ネットワーク・IP設定の問題
NASとPCが別セグメントにある、またはNASのIPが変更されている場合、通信が遮断されアクセスできなくなります。ルーターやスイッチの不具合、LANケーブルの断線など物理層の問題も考えられます。
pingが通らない場合は、NASのIP設定やケーブル接続を最優先で確認します。
Windows側の設定や資格情報の不整合
Windowsのネットワークプロファイルが「パブリック」になっていると、ファイル共有が自動的に無効化されます。また、以前の認証情報が残っていると、NASへの接続が拒否されることもあります。
セキュリティポリシーでSMB1やゲストアクセスが無効化されている場合も同様のエラーが発生します。
NAS側のアクセス制限や共有設定
共有フォルダやユーザーのアクセス権が不足している場合、認証エラーとなりアクセスできません。NASの管理画面で、ユーザー権限とIPアクセス許可リストを確認しましょう。
NASに内蔵されたファイアウォール(例:QNAPのQuFirewallなど)が、クライアントIPをブロックしているケースもあります。
NAS本体やHDDの障害
pingには応答があるのに共有フォルダが開けない場合、NAS内部の共有サービスが停止している可能性があります。 HDD障害やファームウェア異常により、NASがフリーズ状態になっていることもあります。
この状態で無理に再起動や再構成を行うと、データ破損につながる危険があります。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。専門スタッフが機器の状態を正確に診断し、最適な復旧方法をご案内します。
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早い段階で「専門家」に相談することが重要
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
NASネットワークエラーの対処法(Windows 10/11対応)
以下の手順を上から順に試すことで、多くのケースで問題を切り分けられます。
物理接続と疎通の確認
まずはネットワークが物理的に繋がっているかを確認します。
- NASの電源ランプとLANポートのリンクランプが点灯しているか確認します。
- ルーターやスイッチのリンクランプも合わせて確認します。
- コマンドプロンプトを開き、「ping NASのIP」を実行し応答があるか確認します。
Windowsネットワーク設定の見直し
Windows側のネットワーク設定が「パブリック」になっていると共有通信が遮断されます。設定を「プライベート」に変更して再試行します。
- 設定 →「ネットワークとインターネット」→ 使用中の接続を選択します。
- 「ネットワークプロファイルの種類」で「プライベート」を選択します。
- 「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定」で以下を有効にします。 ネットワーク探索をオン/ファイルとプリンターの共有をオン
資格情報とセッションのリセット
古い認証情報が残っていると、認証失敗でエラーが出続けることがあります。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「net use * /delete」を実行します。
- コントロールパネル →「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を開きます。
- Windows資格情報からNAS関連のエントリを削除します。
- エクスプローラで「\\NASのIP」にアクセスし、正しいユーザー名とパスワードで再ログインします。
NAS管理画面でアクセス権とSMB設定を確認
NASにアクセスできる場合は、内部設定を確認します。
- 対象共有フォルダのアクセス権を確認し、ユーザーまたはグループに読み取り権限があるか確認します。
- NAS内ファイアウォールやアクセス許可IPリストを確認します。
- SMB(ファイル共有)サービスが有効になっているかを確認します。
古いNASでのSMB1対応(注意点あり)
古いNASの場合、WindowsのSMB1無効化によって接続できないことがあります。その場合は一時的にSMB1を有効化することで改善することがありますが、セキュリティ上のリスクを伴います。
- コントロールパネル →「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
- 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを入れ、有効化します。
- PCを再起動し、接続できるか確認します。
設定を確認しても接続できない場合、NAS内部のHDD障害やOS破損などが原因となっている可能性があります。無理に再構成やリセットを行うと、共有データが失われる危険があります。
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