- NASで特定のフォルダにアクセスできない
- NASに保存しているデータすべてにアクセスできない
NASで特定のフォルダにアクセスできない問題は、権限設定やネットワークの問題など、さまざまな原因によって発生することがあります。
このままの状態で使用し続けると、本来ほしいデータの保存領域を上書してしまい、アクセスできなくなったデータが二度と復旧できなくなってしまう可能性があります。
本記事では、NASで特定のフォルダにアクセスできない原因から対処法まで解説します。もし自力で対処できない場合に、デジタルデータリカバリーでは無料で相談・初期診断していますので、ぜひご相談ください。
目次
NASで特定のフォルダにアクセスできない原因
NASで特定のフォルダにアクセスできない場合、設定やネットワーク環境に起因するさまざまな原因が考えられます。以下に主な原因を説明します。
アクセス権限の設定ミス
NASの特定フォルダにアクセスできない原因として、フォルダのアクセス権限が適切に設定されていない可能性があります。NASの管理画面で、アクセス権が正しいユーザーやグループに付与されているか確認しましょう。
ユーザー認証情報の不一致
WindowsやMacに保存されている認証情報がNASの設定と一致しない場合、アクセスが拒否されることがあります。資格情報マネージャーでNASに関連する古い認証情報を削除し、正しい情報を再入力することで問題が解決する場合があります。
ネットワーク設定の不具合
NASとPCが同じネットワーク上にいない場合や、ネットワーク設定に不具合がある場合、フォルダにアクセスできないことがあります。ネットワークがプライベート設定になっているか、IPアドレスが正しく設定されているか確認しましょう。
ファイアウォールやセキュリティソフトの制限
セキュリティソフトやファイアウォールが原因でNASへのアクセスがブロックされることがあります。ファイアウォール設定でNASの通信が許可されているか確認し、必要に応じて一時的に無効化してみましょう。
フォルダの共有設定の誤り
NASの共有フォルダ設定が誤っている場合、特定のフォルダへのアクセスが制限されることがあります。NASの管理画面で、問題のフォルダが正しく共有されているか確認し、必要に応じて再設定を行います。
NASのファームウェアやシステムエラー
NASのファームウェアやシステムに問題があると、特定フォルダへのアクセスが制限されることがあります。まずはファームウェアが最新か確認し、必要であれば更新することで解決する場合もあります。
ただ、NAS内のハードディスクに物理的な故障（ヘッドの衝突やモーターの不具合、磁気面の劣化など）が起きた場合、一般環境での復旧はリスクが高く、専門のデータ復旧サービスに依頼するのが最も安全です。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
法人向けデータ復旧サービスをお探しの方へ
法人のお客様では、社内サーバやRAID構成のストレージ、業務用PCや外付けHDDといった社内のデータ環境でトラブルが起きると、単なるデータ損失だけでなく、業務停止や情報漏えいリスクにつながるおそれがあります。
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NASで特定のフォルダにアクセスできない時の対処法
特定のフォルダにアクセスできない場合、以下の方法で設定や接続状況を確認してみてください。
アクセス権限の確認
特定のフォルダにアクセスできない場合、最も多い原因はアクセス権限の設定です。NASの管理画面で該当フォルダのアクセス権限を確認し、適切なユーザーやグループに権限が付与されているか確認しましょう。
- NASの管理画面にログインします。
- アクセスできないフォルダのアクセス権限設定を確認します。
- 必要に応じて、アクセス権限を適切に設定します。
ユーザー認証情報の確認
Windowsに保存されている認証情報が原因でアクセスできない場合があります。資格情報を再確認し、必要であれば再設定してみましょう。
- 「コントロールパネル」から「ユーザーアカウント」を選択します。
- 「資格情報マネージャ」を開き、「Windows資格情報」を選択します。
- NAS関連の資格情報を削除し、パソコンを再起動後に再度アクセスします。
ネットワーク接続の確認
NASとパソコンが同じネットワークに接続されているかを確認します。また、ネットワークが「パブリックネットワーク」に設定されている場合は、「プライベートネットワーク」に変更することでアクセスできることがあります。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」に進みます。
- 接続しているネットワークの「プロパティ」をクリックし、「プライベートネットワーク」に変更します。
- ネットワークケーブルやWi-Fi接続状態を確認し、必要に応じてルーターを再起動します。
NASの再起動
NAS本体の再起動によって、一時的な不具合が解消されることがあります。単純ですが、効果的な方法です。
- NAS本体の電源を一度切り、数秒後に再度電源を入れ直します。
- 再起動後に再度フォルダにアクセスできるか確認します。
ファイアウォールの設定確認
WindowsファイアウォールやセキュリティソフトがNASへのアクセスをブロックしていることがあります。必要に応じて、NASのアプリやポートを許可リストに追加しましょう。
- 「コントロールパネル」→「Windows Defender ファイアウォール」に進みます。
- 「アプリまたは機能を許可する」を選択し、NAS関連のアプリやポートが許可されているか確認します。
- 必要に応じて、NASのアプリやポートを許可リストに追加します。
NASのファームウェア更新
NASのファームウェアが古いと、互換性の問題やバグが原因でアクセスできなくなる場合があります。最新のファームウェアに更新することで解決することが多いです。
- NASの管理画面にログインし、「ファームウェア更新」の項目を確認します。
- ファームウェアが最新でない場合は、指示に従って更新を行います。
フォルダの共有設定の確認
NASの管理画面で、特定のフォルダが正しく共有設定されているか確認します。誤って共有が無効になっていると、アクセスが制限されることがあります。
- NASの管理画面にアクセスし、共有フォルダの設定を開きます。
- 該当フォルダが正しく共有設定されているか確認します。
- 必要に応じて、共有設定を有効にし、アクセス権限を再確認します。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、17年連続で国内売上No.1（※1）。累計50万件以上（※2）の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は92.6%（※3）と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数8,000件超（※4）」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50％以上を占める企業のこと ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2023年）
※2：期間：2011年1月1日～
※3：2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。
※4：算出期間：2016年6月1日～
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
