NASの共有フォルダにアクセスしようとしたとき、「アクセスが拒否されました」「このフォルダにアクセスできません」といったエラーメッセージが表示されると、突然のトラブルに戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- NASの共有フォルダに接続できない
- アクセス権限があるはずなのに拒否される
- 特定のユーザーだけアクセスできない
こうしたエラーは、設定ミスやネットワーク障害、NAS本体の不具合など、原因が複雑に絡んでいる可能性があります。
共有フォルダへのアクセス不良は、単なる設定の問題だけでなく、NAS自体に障害が発生している兆候である場合もあります。無理に操作を続けると、データへのアクセス権が完全に失われたり、状態が悪化するおそれもあります。
この記事では、「アクセス拒否」が発生する主な原因と、どこに問題があるかを切り分けながら安全に対処する方法を詳しく解説します。NASに重要なデータを保存している場合は、まずは無料で状態を診断しておりますので、不安を感じたらすぐにご相談ください。
目次
NASでアクセス拒否が起きる主な原因
NASに接続できない場合、原因は大きく「ネットワーク・接続」「権限・資格情報」「Windowsやセキュリティ設定」「NAS本体・HDD障害」の4つに分けられます。それぞれの特徴と注意点を確認しましょう。
ネットワーク・物理接続の問題
NASがネットワーク上に見えない、pingが通らないなどの症状は、通信経路や物理接続に異常がある場合に起こります。LANケーブルが抜けている、ルーターやハブの故障、IPアドレスの変更など、物理的・論理的な通信障害が疑われます。
この状態ではNAS自体にアクセスが届いておらず、再起動や設定変更を行っても解消しないことがあります。まずは電源やランプの状態、LANケーブルの抜き差し、ハブの再起動など、ネットワーク経路を一つずつ確認することが重要です。
通信経路に問題があるまま操作を続けると、設定変更が反映されずに誤った判断をしてしまうおそれがあります。ケーブルやルーターを確認しても改善しない場合は、他のPCやスマートフォンからもアクセスできるかを比較し、ネットワーク側の問題かNAS本体側かを切り分けましょう。
権限・ユーザー名/パスワードの不整合
NASが認識されているのに「アクセスが拒否されました」と表示される場合、アクセス権限や資格情報の不一致が原因であるケースが多いです。特に「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」「アクセス権がありません」といったメッセージが出る場合は、共有フォルダの設定やWindowsの保存資格情報を見直す必要があります。
NAS側の共有フォルダでユーザーに読み取りや書き込み権限が付与されていない、あるいはWindowsに古い資格情報が残っていると、認証エラーとして拒否されます。誤ったユーザーで自動ログインしている場合もあり、特に複数のNASを利用している環境では混在しやすい傾向にあります。
アクセス権限の設定ミスを放置すると、データ消失やアクセス不能の原因を見誤ることにもつながります。原因を特定できない場合は、資格情報を一旦削除して正しいアカウントで再設定するなど、慎重に確認を進めましょう。
Windowsやセキュリティ機能の設定変更
「昨日までは使えたのに突然アクセスできなくなった」という場合、Windows Updateやセキュリティポリシーの変更が影響していることがあります。代表的なのがSMB1.0の無効化、ゲストアクセスの禁止、またはファイアウォール設定の変更です。
古いNAS機種ではSMB1.0を使用して通信している場合があり、Windows側で無効化されるとアクセス不能になります。また、Windowsのセキュリティ更新でゲスト接続が制限されたり、ウイルス対策ソフトがNAS通信をブロックすることもあります。
複数台のPCで同時にアクセス拒否が発生する場合は、個別の設定ではなく全体のセキュリティポリシー変更を疑うのが適切です。このようなケースでは、OS側のSMB設定やポリシーの確認を行い、必要に応じてNAS側の設定を更新します。
NAS本体やHDDの故障
電源ランプの赤点灯、ビープ音の連続、異音などが見られる場合は、NAS本体や内蔵HDDの障害が考えられます。このような物理的トラブルが起きていると、システムが自動的にアクセスを遮断し、「アクセス拒否」と表示されることがあります。
特にRAID構成を採用しているNASでは、1台以上のディスクエラーによってデータ領域の読み書きが制限される場合があります。無理に再起動や初期化を繰り返すと、RAID情報が破損し復旧難度が大きく上がるおそれがあります。
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NASアクセス拒否エラーの対処法
NASにアクセスできない場合でも、原因を整理して段階的に確認すれば多くのケースで復旧の糸口が見つかります。以下では、安全に試せる基本的な確認方法から、設定変更・トラブルシューティングの手順までを詳しく紹介します。
基本確認と再起動の手順
アクセスエラーが出たときは、まずネットワーク経路や電源の状態など、物理的な部分から確認します。複雑な設定変更を行う前に、通信経路の正常性を確認することが大切です。
- NAS本体の電源ランプ・ステータスランプを確認し、異常点灯がないかチェックします。
- LANケーブルを差し直し、別のポートやケーブルでも通信できるか確認します。
- PCからNASのIPアドレスにpingを送信し、応答があるか確認します。応答がない場合はネットワーク機器を再起動します。
- PC → ルーター/ハブ → NASの順で短時間の再起動を行い、一時的な不具合を解消します。
再起動後にアクセスできるようであれば、一時的なネットワーク障害である可能性が高いです。改善が見られない場合は、次に権限や資格情報を確認します。
権限・資格情報の確認方法
NASが見えているのに「アクセスが拒否されました」と表示される場合は、NAS側の共有フォルダ設定またはWindows側の資格情報が不整合を起こしている可能性があります。
- NAS管理画面にログインし、対象フォルダのアクセス権(読み取り/書き込み)設定を確認します。
- PC側の「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を開き、NASに関連する資格情報を削除します。
- NASへ再アクセスする際に、正しいユーザー名とパスワードを入力して再接続します。
- 同一ネットワーク内で複数のNASを使用している場合は、ユーザー名が重複していないかも確認します。
誤った資格情報がキャッシュされていると、正しい権限を持つアカウントでも拒否されることがあります。古い情報を一度クリアして再入力することで解消するケースも少なくありません。
Windows設定・SMB通信の見直し
Windowsの更新やセキュリティ設定の変更により、SMB通信やゲストアクセスが制限される場合があります。これによりNASへの通信が遮断され、「アクセスできません」と表示されることがあります。
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」を開き、「SMB1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックが入っているか確認します。
- 「ローカルセキュリティポリシー」で「非認証のゲストアクセスを許可しない」が有効になっている場合は、NAS側でユーザー認証を設定します。
- Windows Defender ファイアウォールやウイルス対策ソフトでNASへの通信がブロックされていないか確認し、例外ルールを追加します。
- 複数PCで同時にアクセス不能になった場合は、Windows Updateの影響も考慮し、最新の設定変更履歴を確認します。
古いNASを利用している場合、Windowsのセキュリティ強化により通信プロトコルが合わなくなるケースもあります。NASのファームウェアを最新化し、必要に応じてSMB2.0以上のバージョンへ切り替えると安定します。
NASやHDD障害が疑われるときの対応
電源ランプが赤く点灯している、ビープ音が続く、HDDから異音がするなどの症状がある場合は、物理的な故障が進行している可能性があります。この場合は再起動や再構築を繰り返さず、まず状態の確認を優先します。
- NASの管理画面にアクセスし、ディスク状態やエラーログを確認します。
- RAID構成を使用している場合は、エラーが出ているディスク番号を記録し、通電を控えます。
- HDDを取り外してPCに直接接続するなどの作業は避け、状態を維持したまま専門業者に相談します。
自己判断でRAID再構築や初期化を行うと、復旧可能なデータまで失われるおそれがあります。重要なデータが含まれる場合は、早期に専門業者の診断を受けることが安全です。
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