- MacBookから突然、社内サーバーやNASにアクセスできなくなった
- Finderで「サーバに接続できません」と表示され、作業が止まっている
- 何度接続しても失敗し、原因がわからないまま時間だけが過ぎていく
このようなトラブルは、特にmacOSアップデート後やWi-Fi切り替え後などに多く発生しています。単なる一時的な接続不良と思われがちですが、実際にはSMB(ファイル共有プロトコル)の設定変更や、認証情報の不整合、ネットワーク経路の問題など、複数の要因が絡んでいるケースがほとんどです。
原因を誤認して再起動や初期化などを行うと、かえって状況が悪化し、アクセス不能が長期化するおそれがあります。特に業務用サーバーやNASへの接続トラブルは、プロジェクト全体の遅延やデータ損失リスクに直結するため、慎重な対応が必要です。
本記事では、MacBookから社内ネットワーク上のサーバーやNASに接続できなくなる代表的な原因と、データを失うことなく安全に確認・復旧するための具体的な対処法を、わかりやすく解説しています。
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目次
MacBookがサーバーに接続できない主な原因
MacBookがサーバーに接続できない場合、その背景にはソフトウェア設定やネットワーク環境、セキュリティ機能の影響などが複合的に関係していることがあります。ここでは、特に発生頻度の高い原因を整理します。
SMBバージョンの非互換
macOSは標準でSMB 3.xを使用します。一方で、古いサーバー機ではSMB 1.0や2.0しか対応していないケースもあり、両者のバージョンが一致しないと接続が成立しません。特に古いNASやWindows Serverを使用している環境では注意が必要です。この状態では、Finderから接続してもエラーメッセージが出て接続できないことがあります。互換性のないSMB通信を無理に試みると、ネットワーク共有全体が不安定になる恐れもあります。
資格情報の不整合
過去に保存されたログイン情報が残っていると、古いユーザー名やパスワードが優先され、正しい認証が行われないことがあります。また、サーバー側でユーザーが削除されていたり、権限が変更された場合も接続失敗の原因となります。この状態を放置すると、サーバーへのアクセス拒否が繰り返され、業務ネットワーク上で一時的なロックがかかることもあります。
ファイアウォールのブロック
macOSのファイアウォール設定が有効になっている場合、SMB通信で利用されるポート「445」がブロックされ、接続要求が遮断されることがあります。特にセキュリティソフトを併用している場合や、VPN環境下で利用している場合に発生しやすい傾向があります。このブロックを無視して接続を繰り返すと、システムログに大量のアクセス拒否が記録され、セキュリティ監査上の問題を引き起こすこともあります。
SMB署名設定の不一致
近年のmacOSはSMB署名(通信データ改ざん防止のための署名)を強制する仕様となっています。しかし古いサーバーや一部NAS機種は署名機能に対応しておらず、この差異によって認証が失敗する場合があります。セキュリティ設定の食い違いにより、接続できてもファイル操作が極端に遅くなったり、断続的に切断されるケースも確認されています。
DNS・ホスト名解決の問題
MacBookがサーバーに接続できないときの対処法
サーバー接続エラーの多くは、設定の確認と修正で改善できるケースがあります。ここでは、基本的な接続方法の確認から、SMB設定・資格情報・ファイアウォールの見直しまで、代表的な手順を紹介します。
Finderで接続設定を確認する
まずはFinderからサーバーへ接続を試み、基本的な通信経路に問題がないかを確認します。この操作で、ネットワーク設定や認証情報の不整合を切り分けることができます。
- Finderを開き、メニューバーの「移動」から「サーバへ接続」を選択します(ショートカット:Command + K)。
- 表示された「サーバアドレス」欄に、
smb://サーバー名またはsmb://IPアドレスを入力します。 - 必要に応じて共有フォルダ名を指定し、
smb://servername/sharenameの形式で入力します。 - 「接続」をクリックし、認証画面でサーバー上の有効なユーザー名とパスワードを入力します。
- 接続できない場合は、ホスト名とIPアドレスの両方を試し、どちらが通るか確認します。
IPアドレスで接続できるのにホスト名で失敗する場合は、DNS設定の見直しが必要です。どちらでも接続できない場合は、ファイアウォールやSMB認証設定の影響が疑われます。
Keychainの認証情報をリセットする
過去に保存された認証情報が古いまま残っていると、正しいユーザー名・パスワードを入力しても接続が拒否されることがあります。Keychain(キーチェーン)を確認し、サーバー関連の認証情報を削除することで解決する場合があります。
- アプリケーション → ユーティリティ → 「キーチェーンアクセス」を開きます。
- 検索バーにサーバー名またはIPアドレスを入力し、該当する項目を探します。
- 見つかった認証情報を右クリックして「削除」を選択します。
- Finderで再び「サーバへ接続」を開き、正しいユーザー名とパスワードを入力します。
- 再度接続を試み、正常に認証されるか確認します。
キーチェーンに保存された古い情報は、サーバー設定を変更した際やユーザー権限を更新した場合に不整合を起こしやすいため、トラブル発生時には一度リセットしておくのが安全です。
ファイアウォール設定を確認する
ファイアウォールが有効化されていると、SMB通信に使用されるポート445がブロックされる場合があります。設定を一時的に緩和して、原因を切り分けることが有効です。
- 画面左上のAppleメニューから「システム設定」を開きます。
- 「セキュリティとプライバシー」→「ファイアウォール」を選択します。
- ファイアウォールがオンの場合、「オプション」ボタンをクリックします。
- 一覧にFinderまたはSMB通信に関連するアプリが含まれているか確認します。
- 必要に応じて「+」ボタンからFinderを追加し、接続を許可します。
- 一時的にファイアウォールをオフにして接続を試み、改善するか確認します。
ファイアウォールを無効にして接続できる場合、設定によってSMB通信が遮断されている可能性があります。恒久的にオフにするのではなく、必要なアプリケーションのみ許可する設定に調整しましょう。
SMBバージョン・署名設定を調整する
古いサーバーではSMBの署名や暗号化機能に対応していないことがあり、接続時の交渉が失敗してしまうケースがあります。この場合、nsmb.confファイルを編集して通信設定を調整します。
- ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。
sudo nano /etc/nsmb.conf - パスワードを入力し、ファイルを開きます。
- 以下の設定を追加します。
[default] protocol_vers_map=4 signing_required=no streams=yes notify_off=yes
- 保存してエディタを終了します(Ctrl + O → Enter → Ctrl + X)。
- Finderを再起動し、サーバーへ再接続します。
この設定でSMB署名を無効化し、旧バージョンのサーバーとの互換性を一時的に確保できます。ただしセキュリティ上のリスクもあるため、接続確認後は設定を元に戻すことを推奨します。
MacBookのサーバー接続トラブルは、設定の誤りや環境差によって複雑化することがあります。通信ログを解析しても原因が分からない場合や、サーバー側にもアクセスできない場合は、専門業者への相談が安全です。早期に診断を受けることで、データ損失やネットワーク不具合のリスクを最小限に抑えられます。判断が難しい場合は、24時間365日、無料で状況診断を承っていますので、お気軽にご相談ください。
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