以下のような症状が突然現れて、LinkStationが使えなくなった経験はありませんか?
- LinkStationにアクセスできない
- エラーランプが赤く点灯している
- 電源を入れても反応がない
こうした症状が現れた場合、多くのケースでLinkStationはすでに何らかの障害を起こしている可能性があります。たとえRAID1構成であっても、「ミラーリングされているから安心」とは限らず、油断していると大切なデータが二度と戻らない事態にもなりかねません。
誤った初動対応や放置によって、復旧できるはずのデータを永久に失ってしまうリスクもあります。だからこそ、こうしたトラブルが起きたときには、状況に応じた正しい判断と早急な対応が不可欠です。
本記事では、LinkStationでよく起こるトラブルの原因やその背後に潜むリスク、そしてデータを守るために取るべき適切な対処法について、専門的な視点からわかりやすく解説しています。
もし少しでも不安を感じたら、当社では24時間365日対応の無料診断をご用意しています。今すぐ安全に状況を確認したい方は、以下よりお気軽にご相談ください。
目次
LinkStation RAID1故障の原因
LinkStationのRAID1構成でデータ復旧が必要になるのは、単なる故障だけでなく、さまざまなシステム的・物理的要因が関係しています。状況を誤るとデータが完全に消失するリスクもあるため、正しい理解と対応が求められます。
RAIDアレイのエラーや不整合
RAIDの構成情報に不整合が発生した場合、システムは「修復」や「再構築」が必要と表示します。誤って不完全なリビルドを実行すると、元のデータが損失するリスクがあります。
NASがネットワーク上に表示されない
NASが見えなくなった場合、HDD以外のネットワーク機器やIP設定などにも問題がある可能性があります。物理障害との切り分けが難しいため、早めの判断が重要です。
エラーランプ点灯・異音・ブザー音
LinkStationで赤ランプが点灯したり、異音やブザー音(E14、E30など)が鳴る場合、深刻な障害が発生していることがあります。無理な電源投入や再起動は避け、現状の把握に努めましょう。
停電後の起動不能
突然の停電や電源障害によって、RAID情報が破損し起動しなくなることがあります。安易な再起動や初期化は避けるべきです。
RAID崩壊・リビルド失敗
RAID構成が崩壊したり、リビルドが途中で失敗した場合は、データ復旧の難易度が一気に上がります。状態によっては業者対応が必須です。
人的ミス・誤操作
ファームウェア更新の失敗や、誤ってHDD初期化を行ってしまうケースもあります。RAID1でも誤操作によるデータ消失は防げません。
HDDの物理障害
RAID1構成では、2台のHDDに同一のデータが保存されているため、片方のHDDに障害が発生してもデータの保全が可能です。しかし、1台でも物理的に故障した場合には、正常なHDDを使ってリビルド(再構築)作業を行う必要があります。
このとき、異音がする・まったく認識されないなど、故障の兆候があるHDDを無理に動作させると、もう一方の正常なHDDにまで悪影響を与える可能性があります。
最悪の場合、両方のHDDが読み取れなくなり、データを完全に失うリスクもあるため、慎重な対応が求められます。安全に復旧したい場合は、無理に操作せず、速やかにデータ復旧の専門業者に相談するのが最善です。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

「RAID環境を使用していて異常が生じた」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
LinkStation RAID1障害時の対処法
LinkStation RAID1の不具合が発生した場合、適切な対処を取らなければデータが失われる可能性があります。以下に、原因別に推奨される具体的な対応策を紹介します。
HDDの状態を確認する方法
エラーランプや音などの初期兆候が出たら、まずHDDと本体の状態を確認します。
- LinkStation本体の前面・背面ランプやエラーコードを確認する。
- 異音の有無やHDDの発熱状況をチェックする。
- HDDを取り出して他のPCに接続し、認識するか確認する(可能であれば)。
RAIDリビルドの実行手順
片方のHDDが故障していた場合、RAIDの再構築(リビルド)が必要となります。
- 障害のあるHDDを新しい同容量または大容量のものに交換する。
- LinkStationの管理画面にアクセスし、RAID設定画面を開く。
- 「リビルド開始」操作を行い、完了するまで電源を切らずに待つ。
バックアップデータの取得方法
まだアクセス可能な場合は、すぐにデータのバックアップを取ることが重要です。
- PCとLinkStationを同じネットワークに接続する。
- 共有フォルダを開いて、必要なデータを外付けHDDや別のストレージにコピーする。
- バックアップが完了したら、保存先の内容を確認する。
LinkStation RAID1の障害は、初期対応を誤るとデータ復旧が困難になるケースもあります。当社では、46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を誇り、クリーンルームを完備した安全な作業環境を提供しています。
少しでも不安を感じたら、まずは初期診断をご依頼ください。診断・お見積りは無料、24時間365日体制で対応しています。大切なデータを守るため、今すぐご相談を。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なRAIDの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のRAIDの復旧に成功してきました。RAIDの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。