以下のような症状が突然発生した場合、LinkStationのDLNA機能に重大な問題が起きている可能性があります。このまま放置すると、家族で楽しんでいた思い出の映像や音楽コンテンツが二度と視聴できなくなる恐れがあります。
DLNAが認識されない原因には、設定ミス・ソフトウェア不具合・ネットワークのトラブルなど複数の可能性があり、適切な診断と対処が求められます。
本記事では、LinkStationのDLNAが突然認識されなくなった原因を整理し、それぞれに対応した具体的かつ確実な解決策を、専門的な知見に基づいて詳しくご紹介します。まずは無料で状況を診断できます。原因がわからずお困りの方は、お気軽にご相談ください。
目次
LinkStationのDLNAが認識されない原因
DLNAが正常に動作しないと、家庭内のテレビやゲーム機でNAS内のコンテンツが再生できず、利便性が著しく低下します。さらに設定を誤って放置すると、次のような不具合が生じることがあります。
- NASに保存したメディアファイルに一切アクセスできなくなる
- DLNAサービスがフリーズし、NAS全体の動作が不安定になる
- サービスの不具合が蓄積し、初期化や修理が必要になる
このようなリスクを避けるため、原因を明確にし、段階的に対処していくことが重要です。
DLNAサーバー機能が無効になっている
LinkStationの設定でDLNAサーバー機能がオフになっている場合、どの機器からもNASは認識されません。特に初期設定のままや、ファームウェア更新後の設定リセットで無効になっているケースがあります。
DLNA公開フォルダーの設定ミス
DLNAで公開すべきフォルダーが設定されていなかったり、対象外のフォルダーになっていると、メディアファイルは配信されません。
データベースやサービスの不具合
DLNAサーバーが内部で使用するデータベース(例:TwonkyMedia)が破損していたり、サーバープロセス自体が正常に起動していないと、認識不能になります。
ネットワーク設定や接続不良
NASとDLNA機器が異なるネットワークに接続されていたり、ルーターやスイッチのトラブルがあると、通信が確立せず認識されません。
一時的なシステムエラーや停電
突然の停電やシステムクラッシュにより、DLNAサービスが異常終了し、再起動や初期化が必要になる場合があります。
ファームウェアやソフトウェアの不具合
LinkStation本体や、接続先のDLNA対応機器のファームウェアにバグや不具合がある場合、正常に認識されない、一部コンテンツが表示されない問題が発生することがあります。
主な症状としては、次のような現象が挙げられます。
- DLNA機器でLinkStationが見つからない
- 一部のフォルダや動画、音楽ファイルが表示されない
- 再起動や接続し直しても状況が改善しない
このような問題は、機器同士の互換性やソフトウェアのバージョン差によって発生することが多く、自己判断でのアップデートや初期化を行うと、誤ってデータが削除されたり、設定が崩れて復旧が困難になるリスクがあります。
DLNA接続時に認識しない、コンテンツが欠けているといった異常が続く場合は、データ自体に問題が起きている可能性も考慮し、専門的な診断を受けることが重要です。
当社では、LinkStationやDLNA接続に関連するトラブルの相談も多く受けており、経験豊富なスタッフが機器の状態を詳細に調査したうえで、最適な対応をご提案しています。
相談と初期診断は無料で、24時間365日いつでもご相談を受け付けています。機器の不具合や表示トラブルに気づいた時点で、早めにご相談ください。
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DLNAが認識されない場合の対処法
以下の方法を順に実施することで、LinkStationのDLNA認識トラブルの大半は改善可能です。各手順は確実に実行してください。
DLNAサーバー機能の設定確認と有効化
最初にDLNA機能そのものが有効化されているか確認します。非公開のままだと認識されません。
- LinkStationの設定画面にアクセス。
- 「メディアサーバー」設定を開き、DLNA機能が「ON」になっているか確認。
- DLNAで共有したいフォルダーを選択し、「公開」に設定。
- 設定を保存し、NASを再起動する。
DLNAサーバーの再起動・データベースの再構築
DLNAサービスやデータベースに不具合がある場合、再構築で正常化することがあります。
- LinkStation設定画面から「DLNAサーバーの再起動」を実行。
- 「データベースのリフレッシュ」または「初期化」ボタンを使用。
- TwonkyMedia搭載モデルでは、
「http://[LinkStationのIPアドレス]:9050」にアクセス。 - 「コンテンツディレクトリの再スキャン」を実行。
ファームウェアのアップデート
不具合が解消された最新版が配布されていることがあります。定期的な更新が推奨されます。
- Buffalo公式サイトにアクセス。
- お使いのLinkStationに適した最新ファームウェアをダウンロード。
- LinkStationのアップデート手順に従って適用。
- DLNAクライアント側(テレビ・PS3など)もファームウェアを更新。
ネットワーク環境の見直し
物理接続やネットワーク構成の見直しも重要です。IPの重複やルーターの設定も確認しましょう。
- LinkStationとDLNA機器が同じネットワーク(同一セグメント)にあるか確認。
- ルーターやスイッチの再起動を実施。
- LANケーブルの差し替えや交換を行う。
- IPアドレスの固定やDHCP設定を見直す。
サービスや設定の初期化
設定変更で解決しない場合は、DLNAサービスやNAS設定の初期化を検討します。
- LinkStation設定画面から「設定の初期化」機能を使用(ユーザーデータは保持)。
- 機種によっては本体のファンクションボタンからリセット可能。
- 最終手段として「完全初期化」や「DEBUGモードでの再インストール」を検討。
DLNAクライアント側のリセットや再起動
DLNAが見つからない原因は、NASではなくクライアント機器にあることもあります。
- テレビやPS3などのDLNA機器を再起動。
- 必要に応じて初期設定やネットワーク設定を再構成。
- NASと同じネットワーク帯に接続されているかを再確認。
DLNAが認識されないトラブルは設定ミスからハードウェア不良まで幅広く、原因の特定が難しいケースもあります。上記の対処法をすべて試しても解消しない場合は、LinkStation自体や内蔵HDDの障害が疑われます。
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※1 期間:2011年1月以降
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この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。











































