突然、Lenovo ThinkSystem DEシリーズのストレージが起動しなくなり、7セグメントLEDに「FF」などのコードが点灯したまま止まってしまう──そんな予期せぬ障害に直面したことはありませんか?
- 7セグメント表示が「FF」「AA」などのコードで停止
- 管理画面にアクセスできない
- ストレージがネットワーク上で認識されない
このような症状は、コントローラの異常やファームウェア不良、ディスク構成エラーなど、複数の要因が絡んでいることが多く、誤った初期化やケーブル再接続を試みることで、重大なデータ損失を招く恐れがあります。
本記事では、Lenovo ThinkSystem DEシリーズが起動しない場合に考えられる代表的な原因を整理し、データ保全の観点から安全に確認すべきポイントや、初期対応時の注意点を専門的な視点でわかりやすく解説します。
ビジネスに直結するデータが保存されている場合こそ、落ち着いた対応が重要です。万が一のリスクを避けるためにも、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。
目次
起動できない主な原因
ThinkSystem DEシリーズの起動不能は、大きく分けて「ストレージコントローラの障害」「筐体・電源・ファンなどのハード故障」「ディスクプール構成の異常」に分類されます。
コントローラ障害(FFコード・ロックダウン)
DE6000Hなどで確認される「FF」コードは、コントローラ起動を妨げる重大なエラーを示す場合があります。ブート途中で停止する、あるいはロックダウン状態(controller offline/in recovery)に入ることもあります。
7セグメント表示が「FF」で止まる場合や、SANtricity上でコントローラがofflineと表示される場合、ハードウェア故障や内部データ不整合の可能性が高くなります。この状態では自力での再起動やファーム更新を試すと障害が悪化するおそれがあり、ログ収集後にLenovoサポートへケース起票するのが推奨されます。
筐体・電源・ファンなどのハードウェア故障
ストレージ筐体内のファンや電源、バッテリ、ホストI/Oカードなどの部品故障も、起動不能の原因となる場合があります。特に冷却系の停止や電源モジュール異常は、コントローラの安全停止や起動抑制を引き起こすことがあります。
ステータスLEDや管理画面の「Critical」表示を確認し、異常部位を特定できる場合は速やかに保守対応を依頼することが重要です。部品交換には同型番対応や同期手順が必要なため、ユーザー側での抜き差しは避けたほうが安全です。
ディスク/プール構成の異常
アレイ自体は起動するものの「volume group missing」「pool degraded」「hot spare in use」などのイベントが出てボリュームが使用できない場合、複数ドライブの障害や構成破損が想定されます。
誤ったドライブ交換やプール再構築を試みると、メタデータ破損やデータ消失につながることがあります。こうした状況では、ユーザー操作による初期化やリビルドを行わず、専門のデータ復旧サービスに相談することが現実的です。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
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起動しないときの安全な対処法
エラーコードが表示されたり、System Managerからアクセスできない場合でも、まずは現場で冷静に状態を確認することが大切です。ここでは、誤操作を避けながら安全に進めるための基本的な確認・対応手順を紹介します。
7セグコードとLEDの確認
まずは、コントローラや筐体の7セグメント表示、LEDの状態を確認します。これにより、障害箇所の特定やサポート対応時の判断材料になります。
- コントローラ前面・背面の7セグ表示を確認し、「FF」「0ELt」などのコードを記録します。
- 電源・ファン・I/OモジュールのLED点灯状態を目視確認します。
- 電源投入時の動作音(ファン回転や起動シーケンス)を観察します。
管理画面(SANtricity)での状態確認
System ManagerやSANtricityにアクセスできる場合、コントローラやディスクの状態を確認します。片側コントローラがオンラインの場合でも、アレイ全体が不安定なことがあります。
- 管理端末からSANtricity System Managerに接続します。
- 「Hardware」タブを開き、コントローラやディスクの状態を確認します。
- イベントログをダウンロードし、エラー内容を保存します。
サポート連絡前の情報収集
Lenovoサポートに連絡する前に、現場で収集できる情報を整理しておくと、対応が迅速になります。シリアル番号や構成情報を併せて提示できるよう準備しておきましょう。
- 7セグコード・LED状態・ログファイルを記録します。
- 最近行った構成変更(ファーム更新・電源断・交換履歴など)を確認します。
- サポート連絡用に構成図・シリアル番号・障害時刻を整理します。
コントローラがロックダウンやブート不能となった場合、ユーザー操作での復旧はリスクが高く、データ損失につながることがあります。重要な業務データが含まれている場合は、早急に専門業者への相談を検討してください。
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