ESXi上の仮想マシン(VM)が突然起動しなくなり、以下のようなエラーメッセージが表示されて困っていませんか?
- 「File not found(ファイルが見つかりません)」
- 「Insufficient resources(リソース不足)」
- 構成ファイルのエラーでVMが起動途中で止まる
これらのエラーは、仮想ディスク(vmdk)の破損、ホスト設定との不整合、ストレージのマウント異常など、さまざまな原因によって発生します。
焦って構成を変更したり、vmdkファイルを移動・再構築しようとすると、VMが完全に起動不能になり、データ損失のリスクが一気に高まります。
本記事では、ESXi上でVMが起動しないときに管理者がまず確認すべきチェックポイントと、安全かつ確実に復旧を進めるための基本手順を、専門家の視点でわかりやすく解説します。
「自分でできることは確認したが、それでも不安が残る」──そんなときは、24時間365日受付の無料診断をぜひご活用ください。現状を正確に把握し、復旧に向けた最適な一手をご案内します。
目次
起動できない主な原因
ESXiで仮想マシンが起動できない場合、原因は大きく分けて3つのパターンに整理できます。ここでは、それぞれの概要を解説します。
ホストリソースの不足
CPUやメモリ、データストアの空き容量が不足していると、スワップ領域や仮想ディスクの割り当てができず、仮想マシンが起動しないことがあります。特に複数VMを同時に稼働させている環境では、リソース競合が起きやすい傾向にあります。
この状態を放置すると、VMが一時的にフリーズしたり、vMotionやスナップショット作成に失敗するケースもあります。不要なVMやスナップショットを残したままにしておくと、ストレージ容量を圧迫してさらに問題を悪化させる可能性があります。
仮想ディスクや設定ファイルの破損
vmdkやflat.vmdkファイルが破損したり、仮想マシン設定ファイル(vmx)とのパスが一致していない場合、「File not found」や「Cannot open the disk」といったエラーが出ます。ファイルの破損や不整合があると、仮想マシンは起動プロセスの途中で停止することがあります。
また、スナップショットが多層になっている環境では、ディスクチェーンの不整合によって起動時に「missing」「invalid」エラーが出るケースもあります。誤って手動でファイルを削除したり、名称を変更することは避けるべきです。
ホスト・ストレージ側の障害
ESXiホスト自体が「Not responding」状態に陥っている場合や、バックエンドのRAID・NASストレージにエラーがある場合も、仮想マシンは起動に失敗します。データストアの応答が遅い、または切断されている場合、仮想マシンはファイルへアクセスできず停止します。
このような場合、ホストを再起動しても改善しないことが多く、ストレージ障害を含む広範なトラブルの可能性があるため、ログ調査や専門的な診断が必要です。
これらの原因を放置すると、データストア内のVMファイルが破損したり、最悪の場合データが失われる危険もあります。
当社では、仮想環境に関するデータトラブルにも対応しており、初期診断とお見積りを無料で実施しています。24時間365日体制でご相談を受け付けていますので、早めの診断でデータを守ることをおすすめします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
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※1:2011年1月~
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※3:2011年1月~
対処法
ESXi仮想マシンが起動しない場合は、まず原因を切り分けながら、段階的に確認していくことが重要です。以下の手順で、一般的な管理者でも確認しやすい方法をまとめました。
リソース不足を解消する
ホストリソースが不足している場合、CPUやメモリ、ストレージ容量を再確認し、不要な仮想マシンやスナップショットを整理して余裕を確保することが基本です。
- vSphere ClientでホストのCPU・メモリ使用率を確認します。
- データストアの空き容量を確認し、スナップショット削除や不要VMの削除を検討します。
- 仮想マシンのメモリ予約やCPU予約を見直し、必要に応じて下げます。
仮想ディスクの整合性を確認する
ディスク破損や不整合が疑われる場合、ESXiホストにSSHで接続し、「vmkfstools」コマンドを使ってvmdkファイルをチェックします。作業前には必ずバックアップを確保してください。
- SSHでESXiホストに接続します。
vmkfstools -x check /vmfs/volumes/datastore/VM名/disk.vmdkを実行します。- 「Disk needs repair」と表示された場合、
vmkfstools -x repair /vmfs/volumes/.../disk.vmdkで修復を試みます。
設定・ロック不整合を修正する
ディスクやvmxファイルの設定がずれていたり、別ホストによるロックが残っている場合も起動できない原因になります。ファイルを削除せず、再登録操作を試すことで解消する場合があります。
- 別ホストが同一vmdkを使用していないか確認します。
- 対象VMを一度インベントリから削除(ファイルは残す)します。
- データストアブラウザでvmxファイルを右クリックし、「仮想マシンとして登録」を選択します。
ESXiのトラブルは、表面上は同じように見えても、実際の原因は多岐にわたります。特にvmdk破損やRAID障害を伴うケースでは、自己判断の復旧作業によってデータが上書きされる危険もあります。
デジタルデータリカバリーでは、50万件以上(期間:2011年1月以降)の相談実績をもとに、仮想化環境のデータ復旧にも対応しています。初期診断・お見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談可能です。気になる症状がある場合は、早めの診断をおすすめします。
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