Dell XPSを使用していて、次のようなニーズに直面していませんか?
- ストレージ構成を見直して、パフォーマンスを最大化したい
- RAIDを構築して、データの冗長性や速度を高めたい
- HDDやSSDの組み合わせに不安があるが、どう設定すべきかわからない
こうした作業は「RAIDの初期化」を伴うことが多く、その際にすべてのデータが消失するリスクがあります。手順を誤ると、取り返しのつかない結果を招く恐れもあります。
まずは、RAIDの種類や構成の違いを理解した上で、正しい設定フローを踏むことが、安全かつ確実な運用への第一歩です。
本記事では、Dell公式の推奨手順をベースに、RAIDの初期化までの流れを専門家の視点からわかりやすく解説します。RAID導入のポイントを押さえて、失敗せず構築を成功させましょう。
もしご自身での対応が不安な場合は、RAID構成に詳しい専門スタッフが24時間365日対応で無料診断を実施しています。大切なデータを守るためにも、今すぐご相談ください。
目次
RAIDを初期化・再構成する必要があるケース
RAIDを初期化する場面は、単なる再設定だけでなく、ストレージ構成の変更や不具合修正など、さまざまな要因で発生します。誤った操作を行うとデータが完全に消えることもあるため、注意が必要です。以下では、代表的なケースを紹介します。
RAID構成の破損や不整合
RAIDボリュームが破損した場合や、構成情報が正しく認識されなくなった場合は、再初期化が必要になることがあります。
特に、停電やハードディスクの故障によってRAIDメタデータが壊れるケースがあり、正常な再構築が行えないこともあります。こうした状態で無理に再起動や修復を繰り返すと、データ領域が上書きされる恐れがあるため、慎重な対応が求められます。
新しいストレージ構成への変更
パフォーマンス向上を目的としてRAIDレベルを変更する場合(RAID 0からRAID 1など)、既存データを保持したまま構成を変えることはできません。構成変更時はRAIDを初期化し、再構成が必要です。特に異なる容量やメーカーのドライブを混在させると速度低下や不安定化の要因となるため、同型・同容量のドライブを使用することが推奨されます。
ハードウェア交換後の再設定
マザーボード交換やRAIDコントローラーの入れ替えを行った場合、旧RAID構成が引き継がれないことがあります。
この場合、新しい環境で再構築を行う必要があります。設定を誤ると既存データが上書きされるおそれがあり、再構築前には必ずバックアップを取っておくことが重要です。データが既に読み出せない場合は、自力での再初期化を避け、専門業者に相談する方が安全です。
RAIDの初期化は、パフォーマンスや安定性の改善に役立つ反面、誤った操作でデータ消失につながるリスクも伴います。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
Dell XPSシリーズでRAIDを初期化・構成する手順
ここからは、Dell XPSシリーズでRAIDを設定する手順を紹介します。
RAID構成を行うと対象ドライブ上のすべてのデータが消去されるため、事前にバックアップを取っておくことが必要です。操作に不安がある場合は無理に進めず、専門業者に相談することも検討してください。
RAID対応状況と事前準備を確認する
RAIDを設定する前に、使用するDell XPSモデルがRAIDをサポートしているかを確認します。Dell公式サイトのサービスタグ検索を利用すると、該当モデルのサポート情報を確認できます。ドライブ構成やRAIDコントローラーの種類もここで把握しておきましょう。
- Dell公式サイト(dell.com/support)でサービスタグを入力し、RAID対応状況を確認します。
- 2台以上の同容量・同モデルのドライブを取り付けます。
- バックアップを外部メディアに保存しておきます。既存データはRAID構成時にすべて消去されます。
BIOSまたはUEFIでRAIDモードを有効化する
次に、BIOS(またはUEFI)設定でSATAモードをRAIDに切り替えます。この設定を行うことで、システムが複数のドライブをひとつのRAIDボリュームとして認識できるようになります。
- PCを再起動し、起動画面でF2キーを押してBIOS/UEFIに入ります。
- [Storage] または [System Configuration] セクションを開きます。
- [SATA Operation] を選択し、「AHCI」から「RAID」に変更します。
- 変更を保存(通常はF10キー)し、再起動します。
RAIDユーティリティでボリュームを作成する
RAIDユーティリティは、RAIDの種類や構成を設定するための画面です。Legacy BIOSモデルでは「Ctrl + I」、UEFIモデルでは「F12」キーからアクセスします。
- 起動時にIntel Rapid Storage Technologyメニューが表示されたら、Ctrl + Iキーを押してユーティリティを起動します(UEFIではF12 → [Device Configuration])。
- [Create RAID Volume] を選択し、ボリューム名を入力します。
- RAIDレベル(RAID 0またはRAID 1など)を選択します。
- 構成に含めるドライブを指定し、ストライプサイズ(通常128KB推奨)を設定します。
- [Create Volume] を選択して確定します。
OSをインストールしてRAIDボリュームを使用開始する
RAID構成が完了したら、OS(Windowsなど)をインストールしてシステムを起動します。この際、RAIDドライバーが必要になる場合があります。
- Windowsインストールメディアを挿入し、PCを再起動します。
- 起動画面でF12キーを押し、ブートメニューからインストールメディアを選択します。
- インストール中にRAIDドライバーを要求された場合は、USBメディアなどから読み込みます。
- ドライブ選択画面でRAIDボリュームを選択し、インストールを進めます。
- 完了後、Windows上でRAID構成を確認します。
これでRAID構成が完了し、Dell XPSで新しいストレージ環境を利用できるようになります。構成が進まない、またはドライブが認識されない場合は、ハードウェア不具合や設定ミスの可能性があります。
RAIDの初期化や再構成を誤ると、重要なデータを失う恐れがあります。特に構成情報が破損した状態で再設定を行うと、復旧が難しくなることがあります。操作に不安がある場合や、すでにデータが読み取れない状態では、専門業者への相談が安全です。
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