バッファロー製NAS(LinkStation/TeraStation)で、次のような異常が見られる場合は注意が必要です。
- エラーランプが赤く点滅している
- 「E11」「I11」などのエラーコードが表示されている
- 突然アクセスできなくなった
これらの症状は、内部のハードディスクやシステムに深刻な障害が発生しているサインです。誤ってリセットや初期化を行うと、保存していた大切なデータが完全に消失する恐れがあります。
まずは焦らず、エラーランプやコードの意味を正しく理解し、適切な対処を行うことが重要です。本記事では、赤ランプやエラーコードの具体的な意味、考えられる原因とデータ消失リスクについて詳しく解説します。
「この状態からでもデータは取り戻せるのか?」という不安を感じた方は、まずはお気軽にご相談ください。私たちは24時間365日対応の無料診断で、NASの状況を正確に見極め、最適な対処方法をご提案します。
目次
バッファロー製NASのエラー原因
NASのエラーは、点滅パターンやコード内容によっておおよその原因を判別できます。主な要因は「ネットワーク系」「機器・ファーム不良」「HDD劣化・RAID障害」の3つに大別されます。
ネットワーク通信の不調
LANケーブルやルーターの不具合、IPアドレスの競合などによってNASがネットワーク上で認識されなくなることがあります。NAS Navigator2が古いバージョンの場合も、接続情報が正しく取得できないケースがあります。
このような通信系のトラブルでは、NAS本体やデータ自体に異常がないことも多いものの、設定変更や誤った再初期化を行うと共有情報が消失する危険があります。まずは物理的な接続確認と環境の見直しを行うことが重要です。
機器本体やファームウェアの異常
NAS内部の制御基板やファームウェアの異常によって、システムが正常に起動できなくなることがあります。エラーコードでは「E00」「E01」「E04」「E17」などが該当します。
RAID情報やシステム領域を制御するファームが破損していると、HDDが正常でもアクセスできない状態になることがあります。通電や再起動を繰り返すと、書き込みエラーが進行して復旧難度が上がる傾向があります。
また、NAS本体の基板が劣化している場合、電源投入時にLEDが点灯せず動作しないこともあります。この状態ではユーザーによる修復は難しく、専門設備での解析が必要になるケースもあります。
HDD劣化・RAID障害
エラーコード「I11」「E15」「E16」「E23」「E30」などは、HDDの異常やRAIDアレイの崩壊を示すものです。不良セクタの増加や物理的な故障により、ドライブの一部または複数台が認識されなくなる場合があります。
この状態で通電や再構築を繰り返すと、他の正常なディスクまで損傷する恐れがあり、データ領域が読み取れなくなる可能性もあります。RAID構成を伴うNASでは、1台の故障が全体の整合性に直結するため、慎重な判断が必要です。
特に、HDDが異音を発している・赤ランプが点滅しているなどの症状がある場合は、ディスクを抜き差しせず電源を切り、速やかに専門業者へ相談することが推奨されます。
【要注意】データ消失リスクが高いエラー
NASのエラーは、症状やコードの内容により復旧可能性が大きく異なります。誤った判断で初期化や再構築を行うと、データが完全に消える危険があります。
以下「エラーコードから何が起きているか」分かるよう整理しています。
| エラーコード | 主な原因 | 症状・内容 |
|---|---|---|
| E00 / E01 / E04 / E17 | ファームウェア異常・基板不良 | システム起動不可、管理画面にアクセスできない、電源投入後もランプが赤点灯する |
| E11 / E12 | ファン・温度異常 | 冷却ファン停止、通気不良、内部温度上昇。通電継続で機器損傷の可能性 |
| E13 / E14 / E15 / E16 / E23 / E30 / I11 | HDD異常・RAID障害 | RAID構成エラー、ドライブ認識不可、不良セクタ増加、RAID再構築失敗など |
| E07 | HDD未認識 | ドライブ接続エラー、SATA接点不良、HDD故障の可能性 |
| — | ネットワーク通信不良 | LANケーブル断線、ルーター設定不良、IPアドレス競合などでNAS Navigator2に表示されない |
エラーコードは出ていないものの、NAS Navigator2に表示されない場合は、ネットワーク側の問題が疑われます。
LANケーブルの断線、ルーター設定不良、IPアドレス競合などにより、NASが見えていないだけのケースもあります。
ただし、内部障害と同時に起きていることもあるため、切り分けが重要です。RAIDの自動再構築や初期化を誤って実行すると、データ領域が上書きされ、復旧不能になることもあります。自己判断による操作は避け、診断を受けてから対応を検討するのが安全です。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
バッファロー製NASの対処法
NASのエラーコードやランプ点滅は、それぞれ意味が異なり、対処法を間違えるとデータ破損の危険があります。特にRAID構成のNASでは、一台の故障対応を誤るだけで全体のデータに影響することがあります。ここでは、一般的に安全とされる確認手順と、症状別の対応方法を紹介します。
ネットワーク接続を再確認する手順
NASが「認識されない」「アクセスできない」といった場合は、ネットワーク周辺機器のトラブルが原因であることも多く見られます。まずは以下の基本確認を行い、接続状態をリセットしてみましょう。
- LANケーブルを一度抜き、別ポートまたは別ケーブルで再接続します。
- ルーター・ハブの電源を入れ直し、他の機器が正常に通信できるか確認します。
- NAS Navigator2を最新版に更新し、ネットワーク上でNASが検出されるかを確認します。
- 別のパソコンやネットワークからアクセスしてみて、IPアドレスの競合がないかを確かめます。
これらを行っても認識されない場合は、NAS自体の障害の可能性もあります。繰り返し再起動を行うと内部データが破損することがあるため、慎重な操作が求められます。
ファームウェア異常時の対応方法
「E04」「E06」「E17」などのエラーが出ている場合、システム起動領域やファームウェアの破損が疑われます。強制的な更新や電源操作はデータ領域にも影響を与える可能性があるため、下記の手順で安全に対応してください。
- NASの電源を切り、5分ほど待ってから再投入します。
- 管理画面にアクセスできる場合は、公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードして更新します。
- 管理画面に入れない場合は、メーカーのリカバリーツールを使用し、ファームウェアを再書き込みします。
- 更新中は電源を絶対に切らず、完了後にのみ再起動を行います。
ファームウェア更新後もエラーが続く場合は、基板やRAID構成情報の破損が進行している可能性があります。自力対応が難しい場合は、復旧専門業者での診断を検討してください。
HDD異常・RAIDエラー発生時の安全な対応
「E15」「E23」「E30」「I11」などのエラーは、HDDの劣化やRAID情報の崩壊を示すコードです。通電を続けると不良セクタが拡大し、データ復旧が難しくなる傾向があります。次の手順で慎重に対応してください。
- 異音(カチカチ・ガリガリなど)がする場合は、すぐに電源を切ります。
- NAS本体やHDDを分解したり、ディスクを抜き差しすることは避けます。
- データが必要な場合は、通電を止めた状態でNAS専門のデータ復旧業者に相談します。
- 複数台構成のRAIDの場合、すべてのHDDを同じ順番・状態で保管します。
NASのエラーは一見軽微に見えても、内部ではデータ破損が進行している場合があります。通電や再構築を繰り返すと、復旧が難しくなる可能性もあるため、異常を感じた段階で電源を切り、専門家に相談することが重要です。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断・お見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談可能です。異音やランプエラーなど異常を確認したら、無理な操作をせず、専門スタッフに状態を伝えることで被害を最小限に抑えられます。まずはお気軽にお問い合わせください。
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