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Azure Backupのリージョンをまたがる復元とは?必要なケースと設定手順を解説

突然の障害により、プライマリリージョンで稼働していたシステムが完全に停止する──。そんな非常事態に直面したとき、迅速に別リージョンへ切り替え・復元できるかどうかが、事業継続の明暗を分けます。

特にクラウド環境においては、災害・リージョントラブル・通信断といった突発的な障害に備え、事前のリスク対策が極めて重要です。

このようなリスクに備える手段のひとつが、CRR(Cross-Region Replication)の有効化です。CRRを導入しておけば、データをリアルタイムに別リージョンへ複製・保持できるため、

  • 待機時間の大幅短縮
  • 災害発生時の迅速な復旧
  • 重要データの安全確保

といった高可用性・高耐障害性のメリットが得られます。万が一に備えた設計こそが、信頼されるインフラ運用の鍵となります。

CRRの具体的な設定や活用方法についてお悩みの方は、無料で状況を診断いたします。クラウド構成の見直しや設計サポートも承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。


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※2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。

リージョンをまたがる復元(CRR)が必要になるケース

Azure BackupのCRRは、単なるバックアップ機能ではなく、想定外の障害時に「どこまで業務を継続できるか」を左右する重要な仕組みです。ここでは、CRRが必要とされる代表的な背景を整理します。

プライマリリージョン障害への備え

自然災害やシステム障害により、プライマリリージョンが一時的に利用できなくなる場合があります。このときCRRを有効化していれば、ペアリージョン(セカンダリ側)にVMやデータベースを復元し、業務を継続することが可能です。復旧までの時間を短縮し、事業停止リスクを抑えられます。

監査・コンプライアンス要件への対応

一部の業種では、「本番リージョンが稼働中であっても、別リージョンでの復元テストを実施する」ことが求められる場合があります。CRRを有効にしておくことで、セカンダリリージョンに復元テストを行い、DR手順を安全に検証できます。

災害時のRTO/RPO短縮

従来はAzure側が災害宣言を行わない限り、セカンダリ側データの利用が制限されていました。CRRを有効化すると、ユーザー主導でセカンダリリージョンへ復元できるため、待ち時間を減らし、業務再開までのRTO/RPOを短縮できます。

これらの仕組みを活用することで、企業はより柔軟で実践的な災害対策を構築できます。早期復旧のためには、ボールト設定やストレージ冗長性を含む全体設計が欠かせません。

ただし、すでにデータ復旧が急がれる状況でお困りの場合は、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。状況を迅速に見極め、最適な対応策をご案内します。

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Azure Backupのリージョンをまたがる復元の設定と手順

ここでは、CRRを有効化し、セカンダリリージョンで復元を実施するまでの手順を解説します。操作には管理者権限と、ペアリージョン側のリソース作成権限が必要です。

CRRを有効化する

最初にRecovery Servicesコンテナー(ボールト)でCRRを有効化します。この設定により、セカンダリリージョン側のバックアップデータが復元操作に利用可能となります。

設定手順
  1. Azureポータルで対象のRecovery Servicesコンテナーを開きます。
  2. 「プロパティ」→「ボールト設定」を選択します。
  3. 「クロスリージョン復元」を「有効にする」に設定し保存します。

セカンダリリージョンの環境を準備する

復元先となるペアリージョンに必要なネットワーク・ストレージをあらかじめ用意します。CRRでは「ステージング用ストレージアカウント」が必要になることがあります。

準備手順
  1. ペアリージョンに仮想ネットワークとサブネットを作成します。
  2. 必要に応じてストレージアカウントを作成します。
  3. 作成したリソースがセカンダリリージョンに正しく割り当てられているか確認します。

セカンダリリージョンで復元を実行する

バックアップインスタンスを選択し、セカンダリリージョンへの復元を実施します。ジョブ進行状況はAzureポータルの「ジョブの監視」から確認できます。

復元操作手順
  1. Recovery Servicesコンテナーでバックアップインスタンスを選択します。
  2. 「セカンダリリージョンへの復元」をクリックします。
  3. 復元タイプ(新規VM作成、ディスクのみなど)を選び、回復ポイント・ネットワーク設定を指定します。
  4. 復元を実行し、ジョブの完了を待ちます。

リージョン障害やシステムトラブルは予期せず発生することがあります。CRRを適切に設定しておくことで、復旧の遅延やデータ損失を抑えることが期待できます。重要なデータを守るためには、バックアップ構成の定期見直しも欠かせません。

ペアリージョン以外で復元が必要な場合の対応策

Azure BackupのCRRは、ペアリージョン間でのみ復元が可能です。そのため「任意の別リージョンに復元したい」「DRサイトを独自設計したい」といった要件に対応するには、追加の手段を検討する必要があります。

Azure Site Recovery(ASR)の利用

ASRを併用することで、任意のリージョンにVMをレプリケートし、災害時に指定したリージョンへフェールオーバーすることが可能です。CRRがカバーできない非ペアリージョン間のレジリエンス強化に適しています。

ASRによる対策手順
  1. Azureポータルで「Site Recovery」を有効化します。
  2. 対象VMを選択し、レプリケーション先リージョンを指定します。
  3. フェールオーバー設定と復旧計画を作成し、動作をテストします。
  4. 定期的にテストフェールオーバーを行い、復旧手順を検証します。

サードパーティ/自社バックアップの併用

要件によっては、Azure Backupと併用してバックアップデータを別リージョンやオンプレミス環境に複製する構成も有効です。これにより、Azure障害の影響を受けにくい多層防御を構築できます。

多層バックアップのポイント
  1. Azure Backupとは別のストレージ(例:BLOB、オンプレミスNAS)にコピーを保持します。
  2. データの整合性確認と暗号化ポリシーを設定します。
  3. 復旧テストを定期実施し、手順の確実性を確認します。

新リージョンへのリソース移行

既存リージョンのボールトを他リージョンへ移行することはできません。そのため、新リージョンへリソースを移動する際は「Azure Resource Mover」を用い、移行後に新しいRecovery Servicesコンテナーを作成し直す必要があります。

リソース移行の流れ
  1. Azure Resource MoverでVMやネットワークを新リージョンへ移動します。
  2. 新リージョンにRecovery Servicesコンテナーを作成します。
  3. 新しいボールトでバックアップを再構成します。
  4. 旧リージョンのボールトには過去のバックアップデータを保持します。

リージョンをまたがる復元は、単なるバックアップ機能ではなく、事業継続計画(BCP)の根幹を支える要素といえます。Azure BackupやASRを適切に組み合わせることで、災害発生時にも迅速な復旧と業務継続を実現できます。

デジタルデータリカバリーでは、初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。専門スタッフが機器の状態を正確に診断し、最適な復旧方法をご案内します。


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※2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。

デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由

デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。

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デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。

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  • RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※4)
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こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。

官公庁、国立大学法人、上場企業など、多くのお客様にご利用いただいています。

HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。

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当社は常時7,300台以上の部品を保有し、ワンフロア体制の自社ラボで対応しているため、スピード対応を可能にしています。

本社ラボ(六本木ヒルズ)への持ち込みも可能|急ぎの方におすすめ

デジタルデータリカバリーでは、全国のお客様からの持ち込みに対応しています。

特に急ぎでの復旧をご希望の方や、対面で相談したい方には、東京・六本木ヒルズの本社ラボへのご来社をおすすめします完全予約制でご案内しておりますので事前にご連絡ください。

〒106-6115 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー15F

  • 日比谷線 六本木駅 1C出口から徒歩3分
  • 都営大江戸線 六本木駅 3番出口から徒歩8分
  • 千代田線 乃木坂駅 5番出口から徒歩10分
  • お車でお越しの方は、近隣駐車場の空き状況はこちらから

 

全国どこでも無料出張診断・復旧サービス対応

社内サーバに障害が発生したとき、以下の理由から対応に困る法人様は少なくありません。

  • 機器を停止すると業務が完全に止まってしまう
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当社では、法人様向けに無料の出張診断・復旧サービスを提供しています。全国どこでもエンジニアが現地へ訪問し、その場で診断・復旧対応を実施。現地で復旧が難しいと判断した場合やキャンセル時も、費用は一切かかりません。まずはお気軽にお問い合わせください。

メーカーや他社で「対応不可」と言われたRAID復旧事例

Buffalo製NAS(LinkStation・TeraStation)にアクセスできないときの対処方法

RAIDやサーバー、NASのトラブルは、電源やランプが正常でも内部で深刻な障害が進行していることがあります。メーカーや他社で「復旧不可」と判断され、不安を抱えたままご相談に至る法人様も少なくありません。

デジタルデータリカバリーでは、RAID相談実績 累計14,949件以上、他社で「復旧不可」とされた機器でも8,000件以上の対応実績があります。

以下は、他社で「復旧不可」と診断されたものの、自社で復旧を成功させた事例です。

事例① DELL PowerEdge R440

項目 内容
ご相談内容 PCから接続できず、起動時にブートエラーが発生。
業務システムが完全に停止し、復旧期限が切迫していた。
使用環境 DELL PowerEdge R440
SQL Server 2016 Standard
RAID10(8本構成)
表面的な症状 接続不可/ブートエラー発生
ハードウェアランプは正常表示
他社で復旧不可と判断された理由 ・RAID10(8本)+SQL Serverという業務基幹向け構成
・ハードウェアが正常に見え、原因特定が極めて困難
・メーカー手順は環境復旧前提で、データ保全を考慮していない
・再構築や初期化でDB消失リスクが高い
・複数業者が「責任を負えない」と判断
技術的な難易度 ・RAID構成を誤ると整合性が完全に崩壊
・SQL物理データは一部欠損でもDB再構築不可
最初の判断を誤ると取り返しがつかない状態
復旧結果 SQLデータの復旧に成功。
3日後に業務システムを再開。

事例② Buffalo製NAS

項目 内容
ご相談内容 速度低下の兆候後、ある朝から完全にアクセス不能。
業務データに一切触れない状態となった。
使用環境 Buffalo製NAS
HDD2台/RAID1
Windows(複数台接続)
表面的な症状 アクセス不可/エラー表示
赤・緑ランプが点灯
他社で復旧不可と判断された理由 ・型番やRAID構成すら不明な情報不足の状態
・RAIDか単体かも分からず、誤操作=即データ破壊のリスク
・他社で分解・HDD直結を試すも2台とも認識不可
・個人業者ではRAID解析・物理判断ができず対応断念
技術的な難易度 ・RAID情報不明のままの通電・操作は上書きリスク大
・2台とも障害があり、正常ディスクが存在しない
個人・簡易復旧では手詰まりとなる典型例
復旧結果 両HDDとも99.9%復旧。
5日でデータお渡し完了。

これらのケースは「データ復旧の経験がある」だけでは対応できず、RAID・業務システム・障害進行リスクを同時に判断できる技術力が求められました。

データ復旧は何度も試せるものではありません。技術力のない業者に対応を委ねると、状態悪化し、二度とデータが取り戻せなくなる可能性があります。そのため、最初の段階で技術力のある業者に対応を依頼することをおすすめします。

この点、デジタルデータリカバリーでは他社で「復旧不可」とされた機器で8,000件以上もの対応実績があり、他社復旧不可と診断されたケースでもデータ復旧に至っています。まずはお気軽にお問い合わせください。

※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
※4:期間:2011年1月1日~

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