Arcserve UDPでバックアップを実行中に、突如「VSSエラー」が表示され、処理が途中で止まってしまう…。そんなトラブルに直面したことはありませんか?
- バックアップが一定のタイミングで失敗する
- ログに「VSSエラー」や「シャドウコピーの作成に失敗」などが記録される
- Hyper-V環境や特定の仮想マシンでのみ発生している
このようなエラーはArcserve本体の不具合ではなく、Windowsの「VSS(ボリューム シャドウ コピー サービス)」やHyper-V側の構成・リソースの問題が根本原因であることが多く、放置するとバックアップが継続的に失敗するリスクがあります。
VSSエラーの主な原因を正しく特定し、適切な設定変更や再構成を行うことで、同様のトラブルは未然に防ぐことが可能です。本記事では、VSSエラーの仕組みとよくある原因、再発防止につながる具体的な対処法をわかりやすく解説しています。
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目次
VSSエラーの主な原因
Arcserve UDPでバックアップ時に「VSSエラー」が発生する場合、原因はVSSライターの不具合、Hyper-V環境の設定、またはファイルシステム・ディスクリソースに関係していることが多いです。
VSSライターの異常
バックアップ対象サーバー上でVSSライターが「エラー」または「不安定」状態になっていると、Arcserve UDPがスナップショットを正常に作成できず、バックアップが失敗することがあります。特にWindowsアップデート直後や長期間再起動していないサーバーで発生しやすい傾向があります。状態が不安定なままバックアップを続行すると、VSSサービス全体が停止するおそれがあります。
Hyper-V/仮想マシン側の不具合
Hyper-V環境では、ゲストOS内のVSSライター異常やAutoMount設定の無効化、ディスクI/Oの逼迫、メモリ不足などが原因でVSSスナップショットの作成が失敗する場合があります。ホストとゲストの両方のイベントログにVSS関連エラーが記録されていることが多く、仮想マシン内の構成確認が重要です。
ディスクやファイルシステムの制約
バックアップ対象のボリュームがNTFSまたはREFS以外でフォーマットされている場合や、VSSでスナップショットを保持する空き領域が100MB未満のときにエラーが発生することがあります。長期間稼働しているシステムでは、断片化やファイルシステム不整合も原因となり得ます。
アプリケーションVSSライター(SQL/Exchangeなど)のエラー
SQL ServerやExchange Serverなどのアプリケーション専用VSSライター(SQLWriter、SQLVDIなど)がエラーを返すことで、VSSスナップショット作成が中断される場合があります。特に複数インスタンスが稼働している環境や、データベースが高負荷状態のときに発生しやすく、アプリケーション側のイベントログ確認が必要です。
これらの問題を放置すると、バックアップが継続的に失敗し、復旧ポイントが確保できない事態につながるおそれがあります。データ保全のためには、早期の原因特定と環境点検が欠かせません。
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VSSエラーの対処法
VSSエラーを解消するためには、まずWindowsのVSSライターやサービス状態を確認し、異常がある場合は再起動または個別リセットを行います。また、Hyper-VやSQL Serverなどのアプリケーション環境では、それぞれの構成とリソースを点検することが重要です。
VSSライターの状態確認とリセット手順
VSSライターが「エラー」状態の場合、まずサーバー再起動で解消するケースが多いです。再起動が難しい場合は、問題のライターのみを手動でリセットする方法もあります。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「vssadmin list writers」を実行します。
- すべてのライターが「Stable」「No error」になっているかを確認します。
- エラーのあるライターがある場合は、そのアプリケーション(例:SQLWriter)を再起動します。改善しない場合は、対象サービスを停止→開始でリセットします。
Hyper-V/仮想環境のVSS設定確認
Hyper-V環境では、ゲストOSとホスト双方のイベントログにVSS/Hyper-V VSS Writerエラーが出ていないかを確認します。リソース不足やAutoMountの無効化などが原因の場合があります。
- ゲストOS内でdiskpartを起動し、「automount enable」と入力してAutoMountを有効化します。
- Hyper-Vホスト上のイベントビューアでVSSおよびHyper-V VSS Writerのエラーを確認します。
- 必要に応じてメモリを増設し、バックアップスケジュールを分散させて負荷を軽減します。
ディスクとファイルシステムの整合性チェック
VSSエラーは、ディスクやファイルシステムの問題によっても発生します。バックアップ対象のボリュームがVSSの前提条件を満たしているか、ファイルシステムが破損していないかを確認します。
- エクスプローラーで対象ドライブを右クリックし、「プロパティ」→「ツール」→「エラーチェック」を選択します。
- または、コマンドプロンプトで「chkdsk C: /f /r」を実行し、次回起動時に修復を行います。
- VSSスナップショット領域に100MB以上の空き容量があるかを確認し、必要に応じて不要なファイルを削除します。
SQL Serverなどアプリケーションライターの確認
SQL ServerやExchangeなど、アプリケーション固有のVSSライター(SQLWriter、SQLVDIなど)でエラーが発生していると、バックアップが停止することがあります。イベントビューアで該当アプリケーションのログを確認し、必要に応じてサービスを再起動します。
- 対象サーバで「vssadmin list writers」を実行し、「SQLWriter」がエラーを返していないかを確認します。
- SQL Server Management Studioで該当データベースの状態を確認します。
- 「SQL Server (MSSQLSERVER)」および「SQL Writer」サービスを再起動し、再度バックアップを実行します。
Arcserve UDPでの運用上の注意点
Arcserve UDPで複数の仮想マシンを同時にバックアップすると、Hyper-VホストのVSSリソースが逼迫し、スナップショット処理が失敗するケースがあります。これを避けるためには、バックアップスケジュールの分散や同時実行数の制限が有効です。また、「VM内のMicrosoft VSS」オプションを使用する際は、ゲストOS内に正しくツールが展開されているか、認証情報が適切かを確認する必要があります。
- バックアップジョブを分散し、同時実行数を抑える。
- ゲストOS内のVSSツールやArcserve Agentが最新か確認する。
- バックアップ先ストレージのI/O負荷を監視し、定期的に最適化する。
VSSエラーは、環境依存の要因が複雑に絡むため、自己判断での操作が原因特定を難しくすることがあります。特にバックアップが複数日にわたり失敗している場合、システム障害やストレージ異常のリスクも考えられます。
異常が続く場合や、バックアップが取れない状態が長引く場合は、無理に設定変更を行う前に、専門の診断を受けることをおすすめします。初期診断・ご相談は無料です。
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