QNAPのNASに突然アクセスできなくなった──共有フォルダも管理画面も開けず、業務や作業が完全に止まってしまった…そんな経験はありませんか?以下のような症状に心当たりがある場合、ネットワークトラブルが進行している可能性があります。
- QNAPの共有フォルダにアクセスできない
- ブラウザから管理画面(Web UI)が開かない
- NAS本体のランプは正常なのに接続できない
LANケーブルや電源に異常がない場合でも、次のような原因によってNASへの接続が遮断されることがあります。
- NASのIPアドレスが変更され、通信経路が失われている
- ルーターやスイッチの設定不具合によるネットワーク断絶
- セキュリティソフトやWindowsファイアウォールのブロック
原因を誤って判断すると、NASの初期化や構成リセットを招き、大切なデータが失われるリスクがあります。
本記事では、QNAPにアクセスできなくなる代表的な原因と、安全に確認・対処を進めるための手順をわかりやすく解説しています。
すぐに業務へ影響が出ている場合や、トラブルの切り分けが難しいと感じる場合は、24時間365日対応の無料初期診断をご活用ください。状況に応じて、安全な復旧ルートをご提案いたします。
目次
QNAPにIPアドレスでアクセスできない主な原因
このエラーは主に、ネットワーク環境やセキュリティ設定の変化によって発生します。特に、ルーター交換やDHCP再割り当て後、NASのIPが変わっているケースが多く見られます。
IPアドレス・ネットワーク設定の変更
ルーター交換や再起動、DHCPのリース更新などでNASのIPアドレスが変わると、以前の固定IPにアクセスしても応答しなくなります。特に、IP固定設定をしていないNASではこのケースが多く見られます。Qfinder Proを使用すると、現在のNASのIPを確認できます。
また、NAS内部でVLANやBondingを設定している場合、誤ったゲートウェイ設定により通信不能になることもあります。
誤設定を続けると、NASの検出自体ができなくなる可能性があるため、早めの確認が重要です。
QuFirewallなどQNAP側のセキュリティ設定
QNAPには「QuFirewall」というファイアウォール機能が搭載されており、特定のIPを拒否するルールが設定されている場合、LAN内でもアクセスをブロックされることがあります。セキュリティレベルが「High」の状態だと、意図せず自分の端末がブロック対象になることもあります。
また、NAS内部でHTTP/SMBサービスが無効化されていると、ブラウザやエクスプローラからの接続ができません。
Windows側の資格情報や共有設定の不整合
NAS自体が正常でも、Windows側で古い資格情報が残っていると接続できないことがあります。 また、ネットワークプロファイルが「パブリック」になっている場合、ファイル共有が制限され、NASへの通信が遮断されるケースもあります。
資格情報マネージャでNAS関連エントリを削除し、再接続を試すと改善することがあります。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。専門スタッフが機器の状態を正確に診断し、最適な復旧方法をご案内します。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
QNAPにIPアドレスでアクセスできないときの対処法
ここでは、QNAPがネットワークに応答しない場合の確認・復旧手順を解説します。順番に実行することで、原因を段階的に切り分けられます。
pingやQfinderで通信状態を確認する
まずはNASがネットワーク上で動作しているかを確認します。LANケーブルやスイッチ、ルーターの状態も合わせて確認します。
- NASのLANポートランプが点灯しているか確認します。
- PCから「ping NASのIP」を実行し、応答の有無を確認します。
- Qfinder Proを起動し、NASが一覧に表示されるか確認します。表示されない場合は別ポート・ケーブルで再テストします。
3秒リセットでネットワーク設定を初期化する
ネットワーク設定の不整合やQuFirewallによるブロックが疑われる場合、「3秒リセット」が有効なケースがあります。
- NAS背面のリセットボタンを約3秒押し、1回ビープ音が鳴ったら離します。
- IP設定がDHCP(自動取得)に戻り、管理パスワードがadminに初期化されます。
- QfinderやルーターのDHCPリース一覧で新しいIPを確認し、http://IP:8080 にアクセスします。
10秒以上押すと完全初期化になるモデルもあるため、押す時間に注意してください。
ファイアウォールとサービス設定を確認する
Web管理画面に入れる場合は、QNAP側のセキュリティ設定を見直します。
- コントロールパネルを開き、「セキュリティ」→「QuFirewall」を選択します。
- 一時的に無効化するか、自分のネットワークが許可ゾーンに含まれているかを確認します。
- 「ネットワーク&仮想スイッチ」で、IPやゲートウェイ設定の矛盾がないか確認します。
- 「SMB/HTTP/HTTPS」など必要なサービスが有効になっているか確認します。
Windows側の接続情報をリセットする
ping応答があるにもかかわらず共有に入れない場合、Windows側で古いセッションが影響していることがあります。
- 「net use * /delete」を実行して古いセッションを削除します。
- 資格情報マネージャを開き、NAS関連の情報を削除します。
- ネットワークプロファイルを「プライベート」に変更し、ファイル共有を許可します。
- 再起動後、\\NASのIPアドレス に再接続します。
上記を試してもQfinderに表示されず、ping応答もない場合は、NAS内部のハード障害(LANポート故障・基板障害など)が疑われます。こうしたケースでは、自力での復旧は難しく、通電を続けるとデータ損失が進行する可能性があります。
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