MacのTime MachineでNASにバックアップを取っていても、「いつ復元を使うべきか」「どうやって復旧すればいいのか」が分からず、戸惑う方は少なくありません。以下のような症状が出ている場合、復元のタイミングを誤るとデータが戻らない危険性もあります。
- macOSが起動しなくなった
- 設定や環境が壊れて動作が不安定になった
- 重要なファイルを誤って削除してしまった
こうした場面では、正しい手順でTime Machineのバックアップから復元することで、トラブル発生前の状態に安全に戻すことが可能です。
Time Machineは非常に便利な機能ですが、復元方法を誤るとmacOSの再インストールや初期化を招いてしまうこともあります。とくにNASにバックアップを保存している場合は、接続手順や認識タイミングにも注意が必要です。
この記事では、Time Machineによる復元が必要になる代表的なシチュエーションと、トラブルを防ぐための安全な操作手順を詳しく解説します。復元前に不安がある方は、まずは無料でNASやMacの状態を診断しておりますので、お気軽にご相談ください。
目次
me Machine復元が必要な主なケース
Time MachineをNASに保存している場合、復元を行うシーンは主に3つに分かれます。それぞれの原因を理解することで、どの方法を選ぶべきか判断しやすくなります。
Macが起動しない・OSが壊れている
電源を入れてもリンゴマークから進まない、起動ループが続くなど、macOS自体に問題がある場合は、Time Machineの「Mac全体を復元」機能が有効です。
このケースでは、復旧モードからNAS上のバックアップを指定してシステムを丸ごと戻す方法を選びます。復旧処理中に電源が落ちたり通信が途切れるとデータ破損の恐れがあるため、作業はAC電源を接続し、有線LANで安定した通信を確保することが推奨されます。
macOSの復旧モードから実行する復元は、バックアップのサイズによっては長時間を要する場合があります。焦らず進行を見守ることが大切です。
アップデートや設定変更後に動作が不安定
macOSのアップデート後に特定のアプリが動作しなくなったり、設定が崩れるケースでは、Time Machineでアップデート前の状態に戻すのが有効です。
OSバージョンが異なると復元時に不整合が起きる可能性があるため、できる限りバックアップ作成時と近いバージョンのmacOSで起動して行うと安定します。
このようなトラブルを放置すると、アプリや設定だけでなく、システム全体に影響が及ぶおそれがあります。状態が改善しない場合は、専門業者への相談も検討すると安心です。
ファイルの誤削除・上書き
書類や写真など、一部のファイルだけを誤って削除・上書きした場合は、Time Machineのブラウズ画面から該当フォルダを開き、過去のスナップショットを選んで復元します。システムに影響がないため、Macを通常起動した状態で行えます。
ただし、NAS上のバックアップから復元する際は、通信エラーやファイル破損のリスクもあるため、NASやネットワークが安定しているかを確認してから操作することが重要です。
これらの原因に当てはまる場合、早めの対応がデータ保全につながります。NAS自体に異常が見られる場合は、通電を繰り返す前にデータ復旧の専門業者へ相談することをおすすめします。
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【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
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特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
NAS上のTime Machineバックアップを利用して復元する方法
NAS上のTime Machineバックアップを利用して復元する方法は、目的によって異なります。Mac全体を戻すケースと、一部のファイルだけを戻すケースに分けて確認していきましょう。
Mac全体を復元する方法
macOSが起動しない場合や、システム全体を元の状態に戻したい場合に行う手順です。NASへの安定した接続を確保し、復旧モードからTime Machineバックアップを選択して復元を進めます。
- Macを有線LANまたは安定したWi-FiでNASに接続します。
- Macを再起動し、復旧モードで起動します(Intel Macは「Command + R」、Apple Siliconは電源ボタン長押し→「オプション」→「macOSユーティリティ」)。
- 「Time Machineバックアップから復元」を選び、NAS上のTime Machineディスクを指定します。
- 復元したい日時を選択し、実行します。バックアップサイズによっては数時間以上かかることがあります。
- 完了後、Macが再起動して通常起動できるか確認します。
復元中にスリープや電源遮断が起こると、データ破損の可能性があるため、ACアダプタを接続し、省電力設定を一時的に無効にしておきましょう。
特定ファイルのみ復元する方法
Mac本体に問題がなく、誤って削除したファイルやフォルダのみを戻したい場合は、Time Machineのブラウズ機能を利用します。
- Macを通常起動し、NAS上のTime Machineディスクにアクセスできることを確認します。
- 復元したいフォルダ(書類・デスクトップ・ピクチャなど)をFinderで開きます。
- 画面上部のTime Machineアイコンから「Time Machineバックアップをブラウズ」を選択します。
- 右側の時間軸から目的の日時を選び、復元したいファイルを選択して「復元」をクリックします。
- ファイルが正しく戻ったことを確認します。
この方法は、Macが正常に動作している場合の基本的な復元手段です。ただし、NASとの接続が不安定な状態では途中でエラーが発生することもあるため、有線接続が推奨されます。
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