Azureで仮想マシンを作成しようとした際、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
- 「仮想マシン vm の作成に失敗しました」
- 「その操作は現在の状態では実行できません」
- リソースグループ内のVMがデプロイ途中で停止する
こうしたエラーが発生している場合、一時的なシステム不具合だけでなく、Azureリソースの状態異常や同時操作制限など、より複雑な要因が絡んでいる可能性があります。
放置や誤った操作を続けると、再作成や修復が困難になり、業務に重大な影響を及ぼす恐れがあります。
仮想マシンの作成に失敗した原因を正確に特定し、段階的に適切な対処を行うことで、問題の早期解消と再発防止につながります。
本記事では、Azureで仮想マシンが作成できない際の原因と代表的なエラー例、そして有効な対処法について、専門的な観点から詳しく解説します。
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目次
Azure VMの作成が失敗する原因
このエラーは「OperationNotAllowed」などのコードで報告されることが多く、今の状態のリソースに対して要求した操作が実行できないときに発生します。多くの場合は、別の操作が進行中か、関連リソースが中途半端な状態になっていることが背景にあります。
別の操作が進行中である
VMの作成・削除・サイズ変更などの操作を直前に実行している場合、バックグラウンドで処理が続いていることがあります。その状態で新たなデプロイを開始すると、「別の操作が進行中のため、この操作は現在の状態では実行できません」というエラーが発生することがあります。
この場合は、しばらく待つことで自動的に状態が安定するケースもありますが、状態が長く「Updating」や「Deleting」のまま変わらない場合は、手動でリソースを確認し、異常がないかを特定する必要があります。
リソースが「Failed」状態で残っている
以前のデプロイや削除が途中で失敗し、VMやNIC、ディスクなどの関連リソースが「Failed」状態のまま残っていると、再度同じ名前で作成しようとしてもエラーになります。特に「marked for deletion(削除マーク付き)」の状態は、Azure側で削除処理が保留されているため、すぐに再作成できない場合があります。
このようなリソースが存在する場合は、一度削除を完了させるか、一定時間経過後に再試行することで解決できる場合があります。
リージョンのキャパシティ不足
Azureの特定リージョンまたはゾーンで、指定したVMサイズの空きキャパシティが不足している場合にも、このエラーが発生することがあります。キャパシティ割り当てができず、VMが「Failed」状態になることで、以降の操作もブロックされてしまいます。
この場合は、別のゾーンやリージョン、または別SKUのVMサイズで試すと成功する可能性があります。
VM拡張機能の失敗
VMの作成自体は成功していても、拡張機能(Custom Script、Azure Monitor Agentなど)が「Failed」状態になっていると、VMが異常状態と認識され、新たな操作がブロックされることがあります。
この場合は、該当する拡張機能を削除して再度適用するか、VMを再デプロイすることで正常化することがあります。
これらの問題を放置すると、VMが操作不能のまま長期間残ることがあり、他のリソース作成にも影響が及ぶおそれがあります。エラー発生後は、必ずリソースの状態を確認し、必要に応じてAzureサポートへ相談することが推奨されます。
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Azure VMの作成に失敗するときの対処法
Azure VM作成時に「その操作は現在の状態では実行できません」と表示された場合は、エラー内容を正確に把握し、該当リソースの状態を確認することが重要です。ここでは、原因別に実際の確認・解消手順を紹介します。
エラー詳細を確認する方法
まず、Azureポータルでデプロイ履歴を開き、失敗したデプロイの詳細を確認します。エラーコード(例:OperationNotAllowed)とメッセージ内容を特定することで、原因の絞り込みが容易になります。
- Azureポータルで対象リソースグループを開きます。
- 左メニューの「デプロイ」を選択します。
- 一覧から該当するデプロイをクリックし、エラーコードとメッセージを確認します。
- 「OperationNotAllowed」「VM is marked for deletion」などの表記がある場合は、操作制限中の可能性があります。
リソースの状態を確認する方法
リソースが中途半端な状態(Creating、Updating、Deletingなど)で停止していないかを確認します。CLIを使うことで、より正確に状態を把握できます。
- Azure Cloud ShellまたはローカルCLIで、次のコマンドを実行します。
az vm show -n [VM名] -g [リソースグループ名] - 「provisioningState」フィールドを確認します。FailedやDeletingの場合、処理が完了していません。
- NICやディスクなどの関連リソースも同様に確認します。
中途半端なリソースをクリーンアップする
Failed状態のリソースや、削除途中のリソースが残っている場合は、一度削除してから再作成を試みます。削除マーク付きの場合は、数分〜数十分待ってから再度実行することも有効です。
- AzureポータルでVM・NIC・ディスク・パブリックIPなど関連リソースを確認します。
- 「Failed」「Deleting」のまま残っているリソースを削除します。
- 削除が完了しない場合は時間を置くか、サポート依頼で削除を依頼します。
- すべての関連リソースが削除できたことを確認したうえで、再度VMをデプロイします。
再実行やリージョン変更でリトライする
一時的な操作競合やリージョンのキャパシティ不足が原因の場合、しばらく待ってから再度デプロイを試すことで成功することがあります。また、別リージョン・ゾーン・SKUサイズに変更することで、割り当てが正常に行われるケースもあります。
- 失敗したデプロイのテンプレートを再利用します。
- 同じ構成で再実行する前に、10分程度待機して状態を安定させます。
- それでも失敗する場合、別ゾーンや別リージョンに切り替えます。
- SKUサイズを一段小さくしたり、他シリーズ(例:Dsv5→Bsv2)を選ぶことで成功することがあります。
拡張機能エラーを解消する
VMが作成済みで拡張機能だけが失敗している場合は、拡張機能を削除して再適用する、もしくはVMの再デプロイを行うことで正常化できる場合があります。
- ポータルでVMの「拡張機能」メニューを開きます。
- ステータスが「失敗(Failed)」の拡張機能を削除します。
- 必要に応じて、同じ拡張機能を再度追加します。
- 改善しない場合は、「再デプロイ(Redeploy)」を実行して別ホストへ再配置します。
AzureでのVM作成エラーは、一見単純に見えても複数のリソースが関係しており、自己判断での対応が難しい場合があります。特に、削除保留中や失敗状態のリソースが連鎖していると、誤った操作でさらにリソースをロックしてしまう可能性もあります。
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