- NASの管理者パスワードを忘れてしまった
- ログインできず、業務に支障が出ている
- リセットボタンを押すべきか判断に迷っている
こうした状況に陥った場合、安易な操作は禁物です。特にQNAPやSynologyなどの法人向けNASでは、機種によってリセットの仕様が異なり、操作を誤るとシステム全体が初期化され、大切なデータが完全に失われるリスクがあります。
NASに保存されている情報は、日々の業務や取引先とのやりとりに欠かせない、かけがえのない資産です。誤った手順での復旧を試みれば、それらが二度と戻らない可能性も否定できません。
そのため、まずは安全かつ正確にパスワードを復旧する方法を理解し、万が一に備えた適切な対処法を押さえることが重要です。
本記事では、情報システム担当者やIT管理者の方向けに、NASのパスワードを安全に復旧するための要点と、初期化リスクを避けるための対処法をわかりやすく整理しています。
状況が深刻で自力対応が難しいと感じた場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。専門スタッフが迅速かつ的確に対応いたします。
目次
NASの管理者パスワードを忘れる主な原因
法人環境でNASの管理者パスワードを失念するケースは少なくありません。システム管理者が異動・退職した、長期間設定変更を行っていないなど、組織的な背景が関係することもあります。以下に、よくある原因を整理します。
運用担当者の異動や退職による引き継ぎ漏れ
NASの管理者が退職・異動する際に、認証情報の引き継ぎが行われず、誰もログインできない状態になるケースがあります。この場合、管理画面にアクセスできず、設定変更やユーザー追加などの日常運用が停止してしまうリスクがあります。
長期間ログインしておらず、設定情報を失念
NASを安定稼働させている場合、数か月から数年にわたって管理画面に入らないこともあります。その結果、パスワードを思い出せず、試行を繰り返してロックがかかることもあります。
複数の管理者アカウントが不明または無効化
SynologyやQNAPなどでは複数の管理者ユーザーを設定できますが、すべてのアカウントが不明になっていると、どの権限でもログインできません。この状態で不用意にリセット操作を行うと、システム構成まで初期化される危険があります。
このような状態で焦ってリセット操作を行うと、データ領域まで初期化される場合があります。業務データやバックアップが保存されたNASでは、誤操作が重大な損失につながるため注意が必要です。安全に管理権限を回復するためには、メーカー仕様に沿った正しい操作と、慎重な判断が欠かせません。
当社では、初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。異常を感じた場合は、早めに専門エンジニアへご相談ください。安全な対応が大切なデータを守る第一歩となります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
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- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
NASの管理者パスワードを忘れたときの対処法
NASの管理者パスワードを忘れた場合でも、ほとんどの機種では「設定だけを初期化してデータを保持する」短時間リセット機能が用意されています。リセットボタンの押下時間や挙動はメーカーによって異なるため、必ず取扱説明書を参照し、手順を誤らないようにします。
他の管理者アカウントでログインできるか確認
まず、別の管理者アカウントが有効であれば、そのユーザーでログインし、対象アカウントのパスワードを変更できる場合があります。SynologyやQNAPでは、他の管理者が「admin」アカウントのパスワードを再設定できる仕様になっているケースがあります。
- 別の管理者ユーザー名とパスワードを入力し、管理画面へアクセスします。
- ログインできた場合は、「ユーザー管理」から該当アカウントを選択します。
- 「パスワードのリセット」機能を使用して、新しいパスワードを設定します。
RESETボタンの短押しでパスワードとネットワーク設定を初期化
他の管理者でもログインできない場合は、NAS本体のRESETボタンを短押しすることで、パスワードとネットワーク設定のみを初期状態に戻せることがあります。この操作では、共有フォルダ内のデータは消去されません。
- NASの背面にあるRESETボタンの位置を確認します。
- 通電状態でRESETボタンを約3〜4秒押し、1回のビープ音が鳴った時点で離します。
- ネットワーク設定と管理者パスワードが初期化され、再ログイン可能になります。
メーカーによってリセット秒数が異なるため、QNAPやSynologyではそれぞれ「約3秒」や「約4秒」など明記されています。誤って10秒以上押すと、システム設定まで初期化されることがあるため注意が必要です。
初期パスワードで再ログインし、再設定を行う
短時間リセットを行うと、NASは初期状態の認証設定に戻ります。多くの機種では、ユーザー名が「admin」、パスワードが空欄またはMACアドレスの一部に設定されています。初期値でログインし、再度安全なパスワードを設定しましょう。
- WebブラウザでNASのIPアドレスを入力し、ログイン画面を開きます。
- 初期ユーザー名(例:admin)とパスワード(空欄またはMACアドレス)を入力します。
- ログイン後、すぐに新しいパスワードを設定し、二段階認証を有効化します。
短押しリセット後は、IPアドレスやホスト名が初期化されている場合があります。DHCPを利用している場合は自動割り当てを確認し、固定IPを使用している場合は再設定を行いましょう。
リセット時の注意点と安全に作業するためのポイント
NASのリセット操作は、押す時間や手順を誤るとデータ領域が削除されるリスクがあります。法人の重要データを扱う環境では、作業前にバックアップ状況とデータ保護体制を確認してから操作することが望まれます。
リセットボタンの押しすぎに注意
RESETボタンを10秒以上押し続けると、工場出荷時リセットが実行される場合があります。この動作では共有フォルダが削除され、再構築が必要になるケースがあります。法人運用中のNASでは、短押しのみにとどめましょう。
- RESETボタンを押す前に、各機種のマニュアルで動作内容を確認します。
- 通電状態で約3〜4秒のみ押下し、ビープ音が鳴ったらすぐ離します。
- 動作が不明な場合は、押さずにメーカーまたは専門業者へ相談します。
HDDの抜き差しを行わない
パスワードを忘れた状態でHDDを取り外すと、RAID構成の崩壊やマウント情報の損失につながるおそれがあります。NASは内部的に複数ドライブをまとめて管理しており、順序を誤るとシステムが認識できなくなる可能性があります。
- HDDを外さずに、まずネットワーク経由でアクセスを試みます。
- 電源のオンオフを繰り返さず、症状を記録しておきます。
- データ消失リスクがある操作は行わず、専門業者に相談します。
管理者アカウントを削除しない
他のユーザーでログインできる場合でも、既存の管理者アカウントを削除すると復旧が難しくなります。安全な方法は、既存のアカウントに対して「パスワードの再設定」を行うことです。
- 「ユーザー管理」メニューで対象アカウントを選択します。
- 「削除」ではなく「パスワード変更」を選びます。
- 再設定後、ログイン確認を行ってから権限を整理します。
法人で利用中のNASがログイン不能となり、RESET操作にも不安がある場合は、無理に操作を続けず専門業者に相談することが重要です。型番や構成を確認のうえ、データを消さずにパスワードを復旧したい旨を伝えると、最適な方法を案内してもらえることがあります。
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