RS4021xs+ が突然起動しなくなり、「業務が完全に止まってしまった」という緊急のご相談が多く寄せられています。
- 電源ボタンを押しても、まったく反応がない
- 青いランプが点滅したままで起動が進まない
- LAN上には見えているが、DSMにまったくアクセスできない
このような「起動しない」トラブルは一見同じに見えても、実際は電源ユニットの故障・マザーボード障害・DSMの破損・HDD起因のブート失敗など、複数の原因が考えられます。状態を誤って判断すると、復旧に時間がかかるだけでなく、RAID崩壊やデータ消失といった致命的な二次被害を招く恐れもあります。
まずは現状の症状から、どの原因に当てはまるかを正しく切り分けることが、安全かつ効率的な対応の第一歩です。この記事では、RS4021xs+のよくある起動不良パターンと、安全に復旧を進めるための基礎知識をわかりやすく解説しています。判断に迷う場合は、24時間365日、無料で初期診断を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
目次
RS4021xs+ が起動しない主な原因
RS4021xs+ が起動しないときは、「電源が入らない」「青ランプが点滅したまま」「DSM が応答しない」の3つに分けて確認すると原因を整理しやすくなります。放置するとデータ損失につながることもあるため、早めの対応が重要です。
電源ユニットやマザーボードの故障
電源 LED が消灯、または一瞬だけ光って落ちる場合は、AC ケーブル・PDU・PSU などの電源系統やマザーボードの不具合が考えられます。RS4021xs+ は冗長電源構成のため、背面 PSU の LED(緑=正常/オレンジ=異常/消灯=未通電)を確認し、どちらも消えている場合は外部電源や配線も点検が必要です。無理な再起動はさらなる損傷につながるおそれがあります。
システムエラーやストレージ障害によるブート失敗
青ランプが点滅したまま進まない場合、DSM や RAID メタデータの破損により起動が止まっている可能性があります。HDD をすべて抜いて起動し、Synology Assistant に検出されるか確認すると、ストレージ側か本体側かを切り分けられます。USB 機器や拡張ユニットを外したうえで再試行すると、外部要因の影響も除外できます。
DSMやネットワークの不具合による応答停止
本体が動作していても DSM が応答しない場合、システムハングやネットワーク障害が原因となることがあります。Ping 応答があるのにアクセスできない場合は、Synology Assistant でステータスを確認し、必要に応じてコントロールパネルから再起動を実施します。完全ハング時は電源ボタン短押しで安全停止を行い、再起動を試みます。
頻発する場合は DSM バージョンやメモリ構成などが関係していることもあるため、ログを添えてサポートに相談するのが確実です。自己判断での初期化や再インストールはデータ喪失を招くおそれがあるため注意してください。
当社では初期診断とお見積りを無料で24時間365日対応しています。異常を感じた場合は、早めに専門エンジニアへご相談ください。安全な対応が大切なデータを守る第一歩となります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
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特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
RS4021xs+ が起動しないときの対処法
RS4021xs+ が起動しない場合は、電源が入らない、青ランプが点滅したまま進まない、DSM が応答しない、のいずれに該当するかを切り分けて確認することが大切です。ここではそれぞれの症状に応じた安全な確認手順を紹介します。
電源が入らない/すぐ落ちるときの確認方法
電源が全く入らない、または一瞬だけ点灯して落ちる場合は、電源系統の確認から始めます。RS4021xs+ は冗長電源を採用しているため、片側ずつテストすることで原因を切り分けることが可能です。
- AC ケーブルを抜き、別のコンセントや PDU に差し替えて通電を確認します。
- 背面 PSU2 基の LED 状態を確認します(緑=正常、オレンジ=異常、消灯=未通電または未装着)。
- 両方の PSU で同じ症状が出る場合は、完全に電源ケーブルを抜き 10〜30 秒待機後、再接続して再起動を試みます。
それでも電源が入らない場合、PSU 内部またはマザーボード電源回路の不良が疑われます。RS4021xs+ の PSU はユーザー交換が可能なため、片側を新品 PSU に交換して再テストし、それでも改善がない場合は本体の保守や修理を検討する流れが現実的です。
青ランプが点滅したまま DSM が立ち上がらない場合の対応
青い Power LED が長時間点滅している場合、DSM が正常に起動できていない可能性があります。この状態では短時間で判断せず、まず 20 分程度待機しても変化がないか確認します。
- 電源を落とし、全ての HDD を取り外します。
- ドライブ無しの状態で電源を入れ、Synology Assistant や Web Assistant に表示されるか確認します。
- 検出される場合:本体は正常、既存 HDD 上の DSM データ破損の可能性。検出されない場合:マザーボードまたはブートローダ障害の可能性。
USB デバイスや拡張ユニット(RX1217RP など)を接続している場合は、それらを一旦すべて取り外して起動を試します。外部デバイス由来のブート停止も少なくありません。
本体がまったく認識されない場合は、ハードウェア修理や復旧作業が必要になることが多いため、データが必要な場合は復旧専門業者への相談が安全です。
DSM が応答しないときの再起動と安全な操作手順
電源が入りファンも回っているが DSM にアクセスできない場合は、ネットワークまたは DSM 自体のハングアップが原因のことがあります。無理にシャットダウンや再インストールを行うと、データ構成を損なうおそれがあるため注意が必要です。
- ルーターやスイッチで LAN ポートのリンク状態を確認します。
- Synology Assistant で NAS が検出されるか確認します。
- 検出されているが DSM に入れない場合は、コントロールパネルから再起動。それでも応答しない場合は電源ボタンを3秒押して安全停止を行い、再度起動します。
上記の手順を試しても改善が見られない場合は、電源ユニットや基板の障害、RAID メタデータの破損など、ユーザー環境では対応が難しい領域に入っている可能性があります。特に業務用データやバックアップを含む NAS の場合、誤った操作が取り返しのつかない損失につながることもあります。
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