RackStationが突然起動しなくなった──その症状は、以下のいずれかではありませんか?
- 電源ボタンを押しても、まったく反応がない
- 青ランプが点滅したままで、いつまでも起動しない
- LANには見えるのにDSM画面だけが開かない
こうした症状が現れたとき、Synology RackStation内部ではすでに深刻な障害が発生している可能性があります。問題の切り分けを誤ると、RAIDやデータボリュームにまで影響が及び、最悪の場合、業務データが二度と戻らない事態にもなりかねません。
とはいえ、すべてが致命的な故障というわけではありません。電源周り・DSM・ブート領域など、原因別に冷静に対処すれば、データを失わずに復旧できるケースも少なくないのです。
本記事では、「起動しないRackStation」でよく見られる原因を3タイプに分類し、それぞれの初期対応と注意点をわかりやすく解説します。万が一、この記事を読んでも判断が難しい場合は、私たちが24時間365日、無料で状況を診断していますので、安心してご相談ください。
目次
RackStationが起動しない原因
RackStationが起動しない場合、まずは「電源が入らない」、「青ランプが点滅して進まない」、「DSMが応答しない」のどれに該当するかを切り分けることが重要です。原因を整理すると、トラブルの方向性が見えてきます。
電源ユニットやマザーボードの故障
電源が入らない、LEDが点かない、あるいは起動直後に落ちるときは、PSU(電源ユニット)や電源回路の劣化が疑われます。特にDS1515+などで報告の多いマザーボード上のコンデンサ不良も要因の一つです。自己分解や修理は保証が切れるうえ、基板損傷のリスクも高くなります。
この状態が続く場合、Synology公式サポートまたは販売店を通じたPSU・本体交換が現実的です。電源投入直後に異音や焦げ臭さを感じた場合は直ちに電源を切り、再通電を避けてください。
ブート領域や基板障害による起動失敗
電源は入るが、青ランプが点滅したままDSMに到達しない場合、ブートDOM(Disk On Module)やマザーボード障害の可能性があります。数分ではなく15〜30分程度待っても進まない場合は、内部でのブート失敗が考えられます。
ドライブをすべて抜いた状態で電源を入れ、Synology AssistantやWeb Assistantで検出できるか確認します。検出できれば本体は動作しており、ディスク上のDSM領域破損が疑われますが、検出されない場合は本体基板側の障害の可能性があります。
DSMが応答しない・システムハング
NAS本体が動作していてもDSMにアクセスできない場合は、内部のネットワークサービス停止やシステムハングが原因のことがあります。リンクランプやARPテーブルで通信状況を確認し、応答がない場合は数分待機してから再起動を試すと回復する場合もあります。
ただし、電源の再投入を繰り返すとファイルシステムに負荷がかかり、障害が悪化する恐れがあります。頻発するようであれば、安易な再起動や自己修理を避け、専門業者による診断を受けることが安全です。
デジタルデータリカバリーでは、NASやRAIDの通信・起動トラブルにも対応し、初期診断とお見積りを無料で実施しています。24時間365日体制で専門エンジニアが対応し、データ損失のリスクを最小限に抑えた復旧方法をご提案します。異常を感じた場合は、早めのご相談が安全な復旧につながります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
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- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
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特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
RackStationが起動しないときの対処法
RackStationが起動しない場合でも、正しい順序で確認すれば原因の特定やデータ保護につながります。ここでは電源が入らない場合・青点滅で止まる場合・DSMが応答しない場合の順に、安全な対応を説明します。
電源が入らないときのチェック方法
電源がまったく入らない場合は、PSUや電源ケーブルのトラブルが多いです。まずは基本的な通電確認から行いましょう。
- 別のコンセントや電源タップに接続し、通電を確認します。
- 冗長電源モデルでは、両方のPSU LED(緑/オレンジ/消灯)を確認します。
- 電源ケーブルをすべて抜いて10〜30秒待ち、再接続して起動ボタンを押します。
これでも動作しない場合は内部故障の可能性があり、無理に繰り返し通電せず、Synologyサポートまたはデータ復旧業者への相談が推奨されます。
青ランプ点滅・ブート失敗時の対応
電源は入るが青点滅が続く場合、DSM領域破損やブートモジュール障害が考えられます。
- 15〜30分ほど待機しても変化がないか確認します。
- 全てのHDDを抜き、空の状態で起動してSynology Assistantで検出できるか確認します。
- 検出できない場合はマザーボード障害の可能性が高く、サポート案件です。
DSMが応答しない場合の再起動手順
DSMが表示されずブラウザ接続ができないときは、ネットワークやOSハングを疑います。無理に電源を落とす前に、ネットワーク経路の確認を行いましょう。
- スイッチやルータでリンクランプ・ARPテーブルを確認します。
- Synology Assistantで検出されるか確認します。
- 応答がない場合は、電源ボタンを3〜10秒長押しして安全にシャットダウン後、再起動を試みます。
NASが起動しない・青点滅のまま進まないといったトラブルは、内部データにアクセスできなくなる危険を伴います。状態を誤って操作すると、復旧が難しくなることもあります。
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