FS3410は、Synologyシリーズの中でも高性能なフラッシュストレージ搭載モデルとして多くの企業で利用されています。しかしこのモデルでも、以下のような複数の異常が重なることで、突然起動しなくなるケースがあります。
- 電源ユニットの故障や通電不良
- RAID構成の崩壊やディスク認識エラー
- DSM(DiskStation Manager)の破損や起動障害
こうした異常は単独ではなく、連鎖的に発生することもあるため、表面上の症状だけで判断すると誤った対応につながるリスクがあります。まずは症状の出方やランプ表示などの状況を整理し、可能な範囲で安全に確認を進めることが、データを守る第一歩です。
「電源は入るのに起動しない」「管理画面に入れない」といった症状に心当たりがある場合は、24時間365日対応の無料初期診断をご活用ください。障害状況の正確な切り分けをサポートいたします。
目次
Synology FS3410が起動しない原因
FS3410が起動しない場合、原因は大きく分けて3つのカテゴリに整理できます。それぞれの特徴を知ることで、どの部分に問題があるのかを把握しやすくなります。
電源・マザーボード・RAMの不具合
電源ボタンを押してもPOWERランプが点灯しない、または青い点滅が20分以上続く場合は、Synology側でもマザーボードや電源ユニットの故障の可能性が高いとしています。また、メモリモジュールの未装着や接触不良があると、ハードウェア初期化に失敗して起動できないこともあります。
このようなハード障害は、通電を繰り返すことでさらに悪化することがあり、特にメインボードの破損を引き起こすおそれがあります。電源を入れ直す行為を何度も繰り返すのは避け、専門診断を受けることが推奨されます。
HDD/SSD・RAIDプールの障害
FS3410では、複数のSSDを組み合わせてRAIDプールを構築しているケースが多く、ドライブやバックプレーンの異常でストレージを認識できなくなることがあります。特定のSSDがエラーを起こすとRAID全体が不安定になり、DSMが「準備完了」にならない状態で止まることがあります。
この状態での通電やディスク抜き差しは、RAIDメタ情報を破壊するおそれがあり、データ消失のリスクが高まります。特にRAID構成が壊れているときに再構成を試みるのは危険です。
DSM(システム)領域の破損
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
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- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
Synology FS3410が起動しないときの対処法
FS3410が起動できないときは、原因を特定するためにいくつかの確認を行うことが可能です。ただし、ここで紹介するのは「データを優先する」前提で行える安全な手順に限ります。
安全な電源リセットを行う
FS3410が反応しない場合、まずは1回だけ安全に電源リセットを試すことが可能です。
- 電源ボタンを押して本体をシャットダウンします。
- 電源コードを抜き、5分ほど放置して内部の電荷を放出します。
- 再度電源コードを接続し、1回だけ電源を入れて挙動を確認します。
改善が見られない場合は、電源の入れ直しを繰り返すのは避けましょう。繰り返すことで電源ユニットやマザーボードへの負荷が増し、損傷が進む可能性があります。
ドライブを抜いた状態で起動テストを行う
ディスク側の問題を切り分けるために、ドライブをすべて抜いた状態で起動を確認する方法があります。
- 電源を切り、すべてのケーブルを抜きます。
- 装着されている全ドライブを取り外します。
- 本体のみで電源を入れ、Synology Assistantで検出されるか確認します。
この状態で「未インストールNAS」として検出される場合、本体ハードウェアではなくディスクやRAIDプール側に異常があると考えられます。再装着時は、必ず元のスロット順に戻すことが重要です。
メモリの抜き差しで接触不良を確認する
ハードウェア的な不具合が疑われる場合、メモリの接触不良を確認することで改善することもあります。
- 電源を切り、ケーブルをすべて抜きます。
- 静電気に注意しながら、RAMモジュールを一度抜き差しします。
- 正しく装着されたことを確認して再度電源を入れます。
それでも改善しない場合は、自力での分解を避け、専門設備を持つ業者に診断を依頼することが望ましいです。
FS3410のような業務用NASは、内部構造が複雑でRAID再構成も難しいため、自己判断による操作は危険を伴います。POWERランプが青点滅のまま/ALERT点灯などの状態が続く場合は、通電を止め、専門業者への相談を検討してください。
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