NETGEAR ReadyNAS RN422が突然起動しなくなり、仕事用の重要データやバックアップにアクセスできず、焦ってしまったという方も多いのではないでしょうか。
- 電源を入れても「Booting…」の表示から進まない
- LCDが無反応、または表示が乱れている
- RAIDarでNASが検出されない
こうした症状の背景には、RAID構成の破損、HDDの劣化、電源ユニットやマザーボードの異常など、さまざまな原因が潜んでいます。特にReadyNASはRAID機能が強力な反面、誤った操作によってRAID情報が崩壊し、データが完全に失われるリスクもあるため、慎重な対応が求められます。
本記事では、RN422が起動しないときに考えられる代表的な原因と、ユーザーが安全に行える初期確認手順を整理。さらに、絶対に避けるべき危険な操作と、どの段階で専門業者に相談すべきかの判断ラインも明確に解説します。
少しでも不安がある場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。初動での誤判断が取り返しのつかない損失を生む前に、正確な状況把握が重要です。
目次
NETGEAR ReadyNAS RN422が起動しない主な原因
ReadyNAS RN422の起動トラブルは、電源系統・マザーボードなどのハードウェア障害から、RAIDやOSの異常、ファームウェア不具合まで幅広く考えられます。まずは主な原因を整理し、症状との関係を把握しましょう。
電源ユニット・基板の障害
電源ボタンを押してもLEDが点灯しない、あるいは一瞬だけ点いて消える場合は、内部電源回路やマザーボードの不具合が疑われます。LCDパネルに何も表示されない、ファンだけが回って起動が止まるといった症状も、本体基板側の障害で見られる傾向があります。内部のコンデンサ劣化や電源供給不良によって、起動プロセス自体が進まなくなることがあります。
無理な通電を繰り返すと、基板上のチップが焼損する場合もあるため注意が必要です。電源LEDがまったく点かない場合は、HDDを外しても変化がないか確認し、同一電圧のアダプタを使用しても変化がない場合には、本体故障の可能性が高いと考えられます。
HDD/RAID・OSの異常
電源LEDは点くものの、ReadyNAS OSが起動せず、RAIDarで「Management service is offline」と表示される場合は、内部HDDやRAID情報の損傷が原因であることがあります。HDDの劣化やRAID崩壊、ファイルシステムの破損、OS領域の破損などが起動不能につながる代表的な要因です。
この状態で再起動を繰り返すと、RAID再構築プロセスが誤作動してデータ領域が上書きされるおそれがあるため、慎重な対応が求められます。
ファームウェア更新による不具合
ReadyNAS OS 6.4.0以降へのアップデート時に「Booting…」のまま止まる、あるいはメモリエラーで起動できないといった不具合が公式にも報告されています。ファームウェア更新の途中で停電や通信エラーが発生した場合、システムイメージが破損し、起動不能となることがあります。
このようなケースでは、RAID構成が無事でもOSブート領域が壊れており、HDD内のデータにはアクセスできない状態になることがあります。専門的な環境でのOS再展開やRAID再構築が必要になるため、通電を控えてデータ復旧業者への相談が推奨されます。
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※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
ReadyNAS RN422が起動しないときの対処法
重要なデータを保持したまま、RN422の状態を確認するためには、通電やHDDの扱いに注意する必要があります。ここでは、比較的安全に試せる基本的な確認方法を説明します。
電源ケーブルとLED・LCDの確認
まずは、電源供給に問題がないかを確認します。ケーブルやタップ、UPS(無停電装置)の差し直しを行い、別のコンセントでも動作を確かめてください。
- 電源ケーブルを抜き、数分間放置して内部電圧を放電します。
- 別の電源ケーブルまたはコンセントに接続し、電源ボタンを押します。
- LEDやLCDの点灯状態を観察し、「一瞬点灯して消える」「まったく点かない」などの変化を記録します。
再起動は1回のみにとどめ、繰り返しの通電は避けてください。変化がない場合は電源ユニットや基板の異常が考えられるため、修理や専門業者への相談を検討しましょう。
RAIDarとPingによる状態確認
電源が入り、LEDやファンが動作しているにもかかわらず、NASにアクセスできない場合は、ネットワーク経由で状態を確認します。NETGEARが提供するRAID管理ツール「RAIDar」を使用することで、RN422のIPアドレスやステータスを把握できます。
- 同一ネットワーク上のPCにRAIDarをインストールして起動します。
- RN422が検出されるかを確認し、IPアドレスと状態(例:「Booting」「Management service is offline」など)を記録します。
- RAIDarで検出されない場合は、コマンドプロンプトで
ping [IPアドレス]を実行し、応答があるか確認します。
RAIDarで「Management service is offline」と表示される場合、OSが正常に起動できず管理サービスが停止している状態です。この時点でRAID構成情報が損傷している可能性もあるため、無理に再起動やリビルド操作を行うのは避けましょう。
OS上書きによるシステム修復
RAIDarでIPアドレスが確認できる場合は、ReadyNAS OSを上書きする方法でシステムを再展開できる可能性があります。ただし、これはLinux操作やSSH接続に慣れた管理者向けの手順であり、誤操作によってデータが失われるリスクもあるため注意が必要です。
- RAIDarでNASのIPアドレスを確認します。
- SSHでrootユーザーとして接続し、ReadyNAS OS 6.9.0(x86_64)イメージをダウンロードします。
- /etc/.flash_updateにイメージパスを設定後、
reboot -fコマンドで再起動します。
上記操作は、システム領域の修復を目的とするものであり、データ復旧を保証するものではありません。重要なデータを保持したい場合は、まず当社の無料診断をご利用ください。当社では状況を正確に把握し、最適な復旧方針をご提案いたします。
特にRAID構成を含むNASでは、構成情報が上書きされると復旧が困難になることがあります。重要なデータを保持したい場合は、必ずデータ復旧業者へ相談してください。
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