Synology DS923+で以下のようなトラブルが発生している場合、症状ごとに適切な対処方法が異なります。
- 「ストレージプールが劣化しています」と表示される
- 青LEDが点滅したまま起動しない
- 「修復が必要」などのDSM警告が表示される
これらの異常は、HDDの劣化やRAID構成の崩れ、DSMシステム領域の破損などが背景にあり、自己流の対応はトラブルを悪化させるリスクがあります。
本記事では、Synology DS923+で起こりやすい主な故障の種類を整理し、ユーザーご自身で安全に行える基本確認と、初期対処のポイントをわかりやすくまとめています。
もしエラーの原因や復旧の流れに少しでも不安がある場合は、自己判断での操作は避け、専門家による無料診断(24時間365日)を受けることで、トラブルの拡大を未然に防ぐことが可能です。
目次
Synology DS923+の主な故障原因
DS923+のトラブルは、ストレージ系・本体ハード系・OS/設定系の3種類に分けられます。それぞれの特徴を確認して、原因の切り分けを行いましょう。
起動しない・青点滅・応答しない
電源は入るがDSM画面にアクセスできない、Synology Assistantで検出できない、青LEDが点滅し続けるといった場合は、HDD複数台の故障、DSM領域破損、電源アダプタやマザーボード不良が考えられます。
いきなり再起動を繰り返すのは避け、まずは安全な切り分けを行いましょう。
DSM(OS)やアップデートの不具合
DSMアップデート直後にアクセスできなくなった場合や、特定バージョンで不安定になる場合は、DSMのシステム領域破損が関係していることがあります。この場合は、データを保護したうえで再インストールやバージョンロールバックを検討する必要があります。
ストレージプール(HDD/SSD)の劣化・故障
Storage Managerに「ストレージプールが劣化しています」「修復が必要です」「ドライブが故障しています」と表示される場合、HDDまたはSSDの物理障害が進行している可能性があります。「読み書きが遅い」「I/Oエラーが頻発する」「S.M.A.R.T.で不良セクタが検出される」なども要注意のサインです。
この段階では、修復操作よりも先にバックアップを取ることが最優先です。アクセスできるうちに、外付けHDDや別NASに重要データを退避しておきましょう。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断・お見積りは無料、24時間365日受付ています。専門エンジニアが迅速に対応し、復旧可能性を正確に見極めます。今すぐ、無料診断からご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
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- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
Synology NAS「DS923+」トラブル時の対処法
DS923+のトラブル対応では「バックアップを優先」「通電を最小限に」「安易な再構築を避ける」が基本原則です。ここでは、DSMにアクセスできる場合・起動できない場合に分けて安全な手順を紹介します。
DSMに入れる場合の対処(ストレージ警告)
DSMにログインできる場合は、Storage Managerで各ドライブやストレージプールの状態を確認します。「劣化」「修復が必要」「故障」「クラッシュ」などの表示内容に応じて、次のように対応します。
- Storage Managerで異常ドライブを特定し、S.M.A.R.T.情報を確認します。
- アクセス可能なうちに、重要データを外付けHDDまたは別NASにバックアップします。
- 故障と判定されたドライブを同容量以上の互換性のある新品HDDに交換し、「修復」を実行してRAIDを再構築します。
ストレージプールが「クラッシュ」と表示される場合、修復操作は行わず、まずデータ復旧の可否を確認することが重要です。
起動しない・青点滅・応答しないときの切り分け
起動できない場合は、本体かHDD側かを安全に切り分けます。
- 電源をOFFにし、電源コードとLANケーブルを抜いて数分待機します。
- 再接続して一度だけ起動を試み、LEDやビープ音の変化を確認します(連続再起動はNG)。
- 改善しない場合は全HDD・USB・LANを外し、「本体のみ」で電源を入れてSynology Assistantで検出できるか確認します。
HDDを外して起動・検出される場合は、HDDまたはRAID構成に問題がある可能性が高いです。 一方、HDD無しでも青点滅が続く、電源LEDすら点かない場合は本体(電源・マザボ)の故障が疑われます。
避けるべき危険な操作
障害発生時に以下の操作を行うと、RAID情報の破損やデータ上書きの危険があります。
- 電源オンオフ・再起動を何度も繰り返す。
- HDDの順番を変えたり、適当に抜き差しする。
- 「修復」「初期化」「DSM再インストール」「リセット」を自己判断で実行する。
- HDDをPCに直結し、市販復旧ソフトで書き込み操作を行う。
SynologyのRAIDはLinuxベースのRAID(Btrfs/EXT4)で構成されており、書き込み操作を伴う復旧ソフト使用はRAIDメタ情報を破壊する恐れがあります。誤操作を防ぐためにも、安易な操作は避けることが大切です。
専門業者への相談が必要なケース
次のような状態では、通電を止めたうえでSynology対応実績のあるデータ復旧業者への相談を検討するのが安全です。
- ストレージプールがクラッシュ、またはRAID再構築に失敗した。
- 複数HDDが同時に異常を示している。
- HDDを外しても本体が起動しない、青点滅が続く。
- 電源が入らない、LEDが全く点灯しない。
RAID構成(SHR/RAID5など)、ディスク本数、現在のエラーメッセージを整理して伝えると、診断がスムーズです。
現状の状態(例:「ストレージプールが劣化」「青点滅で起動しない」「Synology Assistantでは検出されない」など)を把握しておくことで、どこまでが自力確認可能か、どこから専門相談が必要かを正確に判断できます。
正確な診断を行うには、専門の技術と環境が必要です。誤った操作によってデータが消失する前に、専門業者への相談を検討してください。
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HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
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