突然NASにアクセスできなくなり、次のような症状が現れた場合は注意が必要です。
- 共有フォルダにアクセスできない
- DSM(DiskStation Manager)が開けない
- ストレージマネージャに「修復が必要」などの警告が表示される
これらのサインは、すでにNAS内部で障害が進行している可能性があり、誤った操作を行うと状態を悪化させてしまうリスクがあります。RAID構成が崩れていたり、HDDの一部が故障しているケースも多く、復旧には慎重な判断が求められます。
本記事では、復旧対応が必要となる代表的なシチュエーションと、自分で確認できる安全なチェック方法、絶対に避けるべき危険な操作、そして専門業者へ相談すべきタイミングについてわかりやすく解説します。
少しでも原因特定や復旧の判断に不安がある場合は、自己判断を避けて、専門家による無料診断(24時間365日対応)をご利用ください。初期状態への復元が困難になる前に、状況を正確に把握することが、データを守る第一歩です。
目次
Synology NASの復旧が必要な主なシチュエーション
Synology NASのトラブルは、アクセス障害・ストレージエラー・起動不能・誤削除など多岐にわたります。まずは代表的な状況を整理し、どのケースでデータ復旧が必要になるのかを確認しましょう。
アクセスできない・DSMに入れない
ブラウザやエクスプローラーからNASが見えない、DSMのログイン画面が開かない、共有フォルダにアクセスできない場合は、ネットワークの設定不具合からNAS内部のシステム損傷まで幅広い要因が考えられます。軽度の通信障害であれば設定見直しで改善しますが、システム領域の破損があると自力復旧は難しくなります。
ストレージマネージャに警告が表示される
「修復が必要」「劣化」「クラッシュ」などの警告は、内部ストレージの不整合やHDD障害の進行を示す場合が多く、放置するとRAID崩壊につながる危険があります。DS923+などの機種で頻発するこの警告は、ストレージプールやボリュームの一部に異常が出ているサインです。
起動しない・頻繁に再起動する
電源が入っても起動しない、LEDがオレンジ点灯・点滅のまま進まない、ビープ音だけ鳴る、再起動を繰り返すなどの症状が見られる場合、電源ユニットや基板故障、システム領域の破損、複数ディスクの障害などが疑われます。起動を何度も試すと状態が悪化するおそれがあります。
誤削除・誤フォーマット・設定ミス
共有フォルダやファイルの削除、ボリュームの初期化、暗号化フォルダのパスワード喪失などでデータが消えるケースです。これらはソフトウェア的な誤操作によるもので、上書きが進むと復旧が困難になります。誤って削除した場合はすぐに新しいデータを書き込まないことが重要です。
これらのトラブルは一見似ていても、原因のレベルが異なるため、誤った対処はデータを失う危険につながります。次章では、安全に行える基本確認と避けるべき操作を紹介します。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断・お見積りは無料、24時間365日受付ています。専門エンジニアが迅速に対応し、復旧可能性を正確に見極めます。今すぐ、無料診断からご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
Synology DiskStationで障害が発生した際の対処法
ここでは、Synology DiskStationの障害が発生した際に「自分で安全に試せる確認」と「避けるべき操作」、そして復旧手段を順に解説します。重要データがある場合は、誤った操作を避け、まず通電を止めることが大切です。
通電を止めて状態を保持する
異音がする、LEDがオレンジ点滅のまま進まない、「劣化」「クラッシュ」などの警告が出ている場合は、安易に再起動やリビルドを行わず、いったん電源を切ります。NAS内部のRAIDが壊れかけている状態で通電を繰り返すと、復旧可能な領域まで損傷するおそれがあります。
- DSMや電源ボタンから安全にシャットダウンを試みます。
- 応答しない場合は、数秒間電源ボタンを押して強制停止します。
- 電源ケーブルを外し、5〜10分ほど放電させてから再接続を行います。
再通電は一度きりにとどめ、それでも起動しない場合は内部のストレージ障害を疑い、以降の操作は避けます。
ネットワーク・接続の切り分けを行う
軽度のアクセス障害であれば、ネットワーク環境の確認で解決できることもあります。LANポートやルーター、スイッチ、ケーブルの接触不良が原因の場合もあるため、まずは物理的な接続状態を確認します。
- NASとルーター、PCを同一ネットワークに接続します。
- LANケーブルとポートの差し替えを行い、LEDランプが点灯するか確認します。
- PC側で
find.synology.comを開くか、Synology Assistantを使用して検出できるか確認します。
ネットワーク上で検出できない場合は、DSMや内部システムが損傷している可能性があります。検出できる場合は、DSMへのログインを試し、ストレージ状態を確認します。
DSMでストレージ状況を確認する
DSMにアクセスできる場合は、ストレージマネージャで各ディスクやボリュームの状態を確認します。「正常」「劣化」「クラッシュ」などのステータスを把握することで、障害の深刻度を判断できます。
- 「ストレージプール」「ボリューム」「HDD/SSD」タブを開きます。
- 各ドライブの状態が「正常」「劣化」「クラッシュ」のどれかを確認します。
- S.M.A.R.T.テスト結果(不良セクタ・温度・再試行回数など)を確認します。
「修復が必要」と表示された場合は、すぐにバックアップを取り、障害ドライブの交換と「修復」操作を行うのが一般的ですが、RAID障害が発生している場合は安易に進めず、専門業者への相談を検討すべきです。
危険な操作を避ける
Synologyの障害事例で共通して「やってはいけない」とされる操作があります。これらを行うと、RAID構成情報やファイルシステムを破壊し、復旧がほぼ不可能になる場合があります。
- 通電・再起動を何度も繰り返す。
- HDDやSSDの順番を入れ替える、適当に抜き差しする。
- リビルド、初期化、再構成、DSM再インストールを行う。
- HDDをPCに直結し、復旧ソフトでスキャンを行う。
SynologyのRAID構造(SHR/RAID5/RAID6など)はLinux系のファイルシステム(Btrfs/EXT4)で構成されており、誤った操作はRAID情報の上書きにつながります。自己判断での修復は避けましょう。
復旧手段の選択と依頼判断
軽度のアクセス障害であれば、Synology公式手順で別NASやPCにディスクを接続し、データ救出を試みることができます。しかし、RAID崩壊や複数ディスク障害、異音や電源不良を伴う場合は、自力でのリビルドは危険です。
- DSMやネットワークが動作している場合:バックアップまたはスナップショットから復元。
- NASが起動しない場合:Synology公式KBに沿って別機器でのRAID再構築。
- 複数ディスク障害・RAID崩壊時:通電を止め、データ復旧業者へ相談。
復旧業者では、Synology特有のRAID構造を解析し、安全にデータ抽出を行う技術が用意されています。誤操作を避けるためにも、異音・エラー・起動不能などの症状がある場合は早めの相談が推奨されます。
正確な診断を行うには、専門の技術と環境が必要です。誤った操作によってデータが消失する前に、専門業者への相談を検討してください。
デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由
デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。
実績が証明する「復旧できる」技術力
デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。
その理由として、次の実績・強みがあります。
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こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。
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HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
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