NEC製NASが突然アクセスできなくなったり、共有フォルダが見えなくなると、業務データやバックアップを失う危険が生じます。電源が入っていてもフォルダが開けない、ランプが赤く点灯する、RAIDエラーが表示されるといった症状は、機器内部で障害が起きているサインです。
この記事では、NEC NASのデータ取り出しが必要になる主なケースと、自己対応できる範囲、避けるべき危険操作を詳しく解説します。
もしエラーの原因特定や復旧手順に少しでも不安がある場合は、自己判断での操作を控え、早めに専門家の診断を受けることでトラブルの拡大を防ぐことができます。初期状態への復元が困難になる前に、まずは無料診断で現在の状態をチェックしてみてください。
目次
NEC NASのデータ取り出しが必要になる主な原因
NEC NASのデータ取り出しが必要になる場面は、大きく分けて4種類あります。いずれも初動対応を誤ると、RAID情報やファイルシステムが破損し、復旧が難しくなるリスクがあります。
アクセス不能・共有フォルダが開けない
NASの電源は入っているのにフォルダにアクセスできない、接続がタイムアウトする、エラーが出るといった症状では、ネットワーク設定の不整合やRAID障害が関係している場合があります。HDDの一部が応答しなくなると、OSレベルでは「ネットワークエラー」として表示されることがあります。
この段階で強制再起動を行うと、RAID再構築が始まり上書きが発生するリスクがあるため、状態を確認するまでは通電を続けたまま操作を控えることが重要です。
NAS本体やRAIDの異常・エラー表示
NASのSTATUSランプが赤く点灯・点滅している場合や、管理画面に「デグレード」「RAID異常」と表示されている場合は、RAID構成の一部が損傷している可能性があります。RAID5やRAID6では一部ディスクの故障でも動作を続けられますが、その状態でさらにエラーが増えると、データアクセスが完全に不能になります。
誤って「リビルド」「再構築」操作を行うと、障害ディスクを含むまま上書きされ、復旧困難になることがあります。
誤削除・上書き・フォーマット
共有フォルダやファイルを削除・上書きした場合や、誤ってボリュームをフォーマットした場合は、上書きが進むほど復旧可能性が低下します。
特にWindows ServerベースのNEC NASでは「以前のバージョン」や「シャドウコピー」が有効な場合があり、早期であれば復元できるケースもあります。
削除後は新規データ保存を避け、フォルダ構成の変更や再バックアップを行わないよう注意します。
災害・事故・物理的故障
落下や水濡れ、停電後の起動不能など、物理的なダメージを受けた場合もデータ取り出しが必要になります。また、長期稼働により複数HDDが同時劣化すると、RAID情報が破損してNAS全体が認識されなくなるケースもあります。
こうした物理障害は、通電を続けるとヘッド損傷が進行し、データが上書き不能になることがあるため、できるだけ早い診断が重要です。
これらの原因は、操作ミスや機器の経年劣化、環境要因などが重なって発生することもあります。次に、自己判断で行ってよい対処と、避けるべき危険操作を整理します。
デジタルデータリカバリーでは、初期診断・お見積りは無料、24時間365日受付ています。専門エンジニアが迅速に対応し、復旧可能性を正確に見極めます。今すぐ、無料診断からご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
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- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
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サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
QNAP NASが故障したときの主な対処法
QNAP NASが故障した場合、焦って再起動やHDD交換を行うと、RAID構成が上書きされてデータが失われる恐れがあります。ここでは、軽度から重度のトラブルまで、症状に応じて安全に確認・対応を行うための基本手順を紹介します。
ネットワークと電源の基本確認
まずはNASの物理的な接続を確認します。単純な電源トラブルやLANケーブルの不良が原因で、通信が途絶しているケースも少なくありません。
- NAS、ルータ、スイッチの電源が入っているかを確認します。
- LANケーブルを一度抜き差しし、別のポートまたはケーブルでも接続を試します。
- Qfinder ProまたはブラウザでNASのIPアドレスにアクセスし、応答があるか確認します。
- 電源ランプやSTATUSランプの色と点滅パターンを記録します。
- 電源が入らない場合は、電源ユニットやACケーブルを交換して再度確認します。
アクセス不可時のソフトウェア的な確認
NASがネットワーク上で見えない場合は、クライアント側の設定や通信制限の影響を確認します。設定変更だけで改善する場合もあります。
- PCのIPアドレスがNASと同じセグメントかを確認します。
- SMBやNFSなどの共有プロトコルが有効になっているかを確認します。
- ファイアウォールやウイルス対策ソフトを一時的に停止し、通信がブロックされていないか確認します。
- NASのホスト名で接続できない場合は、IPアドレス直打ちで試します。
- これでも応答がない場合、ハードウェア障害の可能性が高いため通電を続けず一旦停止します。
管理画面に入れる場合の確認ポイント
NASが起動しており管理画面(QTS/QuTS hero)にアクセスできる場合は、RAIDとHDDの状態を確認します。ここで異常が見つかった場合、リビルドや再構成を自己判断で行うのは避けましょう。
- QTS/QuTS heroにログインし、「ストレージ&スナップショット」を開きます。
- 「RAIDグループ」「ストレージプール」「ボリューム」のステータスを確認します。
- S.M.A.R.T.情報を開き、「警告」「不良セクタ」「オフライン」などの表示がないか確認します。
- 警告のあるHDD番号(例:HDD1、HDD3など)をメモします。
- 異常ディスクが特定できたら通電を止め、データバックアップまたは復旧相談を検討します。
避けるべき危険な操作
RAID構成が破損している状態でのリビルドや初期化は、データを完全に上書きしてしまう危険があります。以下の操作は避けてください。
- 電源の入り切りを繰り返す(特に赤点滅・ビープ音時)。
- RAIDリビルド・再構成・初期化を自己判断で実行する。
- 障害ディスクを特定せずに交換する。
- RAID BIOSで「Erase」「Reset」操作を行う。
- 異音が出ているHDDに通電を繰り返す。
故障レベル別の推奨対応
NASの症状から、障害レベルを見極めることで安全な対応が可能です。下記は代表的な症状と推奨行動の一覧です。
- 軽度(設定・ネットワーク)
共有フォルダが見えない、一部PCのみ接続不可。LANやIP設定、SMB有効化を確認します。 - 中度(単一HDD障害・RAIDデグレード)
STATUSランプが赤点滅し、HDD1台のみ警告。記録を取り、交換・リビルド前にバックアップを推奨。 - 重度(複数HDD障害・起動不可)
複数エラーまたは「SYSTEM BOOTING」停止。電源を切り、HDD構成を記録して専門業者に相談します。
データ保護と復旧の選択肢
QNAP NASのデータは、内蔵RAIDとOSが密接に連携しているため、復旧には正確な構成把握が欠かせません。安全にデータを取り戻すための選択肢を紹介します。
- ごみ箱・スナップショット・バックアップから復元
@RecycleフォルダやHBS3バックアップ、スナップショットを利用して安全に復元できる場合があります。 - 復旧ソフトの利用(軽度障害のみ)
HDDを取り外し、対応ソフトでRAIDを仮想再構築する方法もありますが、上書きリスクを理解して慎重に行う必要があります。 - 公式・専門業者への依頼
QNAP正規代理店(テックウインド、フォースメディア)やデータ復旧専門業者では、RAID再構築やクリーンルーム作業による安全なデータ抽出が可能です。
QNAP NASが故障したとき、焦って電源を入れ直したり再構築を試みると、RAID情報が上書きされデータが失われる危険があります。特に赤点滅や「SYSTEM BOOTING」停止がある場合は、自己判断での操作を避けることが大切です。
STATUSランプの赤点滅や起動不良、複数HDD障害などのトラブルが発生した際は、今すぐご相談ください。迅速な診断と確かな技術で、大切なデータを安全に取り戻すお手伝いをいたします。
デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由
デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。
実績が証明する「復旧できる」技術力
デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。
その理由として、次の実績・強みがあります。
- データ復旧専門業者 17年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
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- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
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こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。
官公庁、国立大学法人、上場企業など、多くのお客様にご利用いただいています。

HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
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