QNAPのadminパスワードを忘れてしまっても、慌てて初期化する必要はありません。多くの場合、「3秒リセット機能」を使えばデータを消去せずに、adminパスワードを初期状態に戻すことが可能です。
- ログイン画面でadminパスワードを何度入力しても弾かれる
- NASの設定を変更できず、操作がまったく進まない
- 初期化を試みたら、保存データがすべて消えてしまった
QNAPには短時間のリセット操作によって、ネットワーク設定やadminパスワードだけを初期化できるモデルが多く存在します。この方法なら、共有フォルダや保存されたデータには影響せず、安全にログインを回復できます。
本記事では、QNAPのadminパスワードを忘れたときに取るべき安全な対応方法を、機種や状態別に詳しく解説しています。大切なデータを守るためにも、自己判断で初期化を進める前に、ぜひご確認ください。
もしご自身での対応に不安がある場合は、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。状況に応じた適切な解決策をご提案いたします。
目次
QNAPでadminパスワードを忘れる主な原因
QNAPでadminパスワードを忘れるケースは、単純な失念だけでなく、仕様変更や運用設定が影響していることがあります。ここでは代表的なシチュエーションと、それぞれの基本的な対処方法を整理します。
デフォルトのadminパスワードを変更して忘れた
古いQTSでは初期値が「admin/admin」、QTS 4.4.2以降ではMACアドレスを元にしたデフォルトパスワードとなっています。自分で変更したパスワードを失念している場合は、別の管理者アカウントでログインし、adminパスワードを再設定するのが安全です。
長期間ログインしておらず思い出せない
NASを設置後しばらく放置し、久々に設定変更しようとした際に管理者パスワードを思い出せないケースが多く見られます。別の管理者で入れない場合は、本体背面のRESETボタンを3秒押す(基本システムリセット)ことでadminパスワードをデフォルトに戻します。
admin以外の管理者を作成して忘れた
別名の管理者アカウントで運用しているうちに、adminのパスワードだけが誰も把握していないという状態になることがあります。この場合、別の管理者でログインし、adminのパスワードを変更するか、adminを無効化したまま運用を続けても問題ありません。
ファームウェア更新による仕様変更の影響
QTS 4.4.2以降ではデフォルトパスワードの仕様が変更され、「MACアドレス(MAC1)」を大文字・ハイフンなしで入力する形式になっています。従来どおり「admin/admin」で試しても入れない場合は、この仕様を確認しましょう。
例:MACアドレス AA:BB:CC:11:22:33 → パスワード AABBCC112233
IPアドレスも不明でログイン画面にたどり着けない
IPアドレスも分からない場合は、QNAP公式の「Qfinder Pro」ツールでNASを検出し、ブラウザからアクセスします。もし検出できない場合は、3秒リセットでIP設定をDHCP(自動取得)に戻すことで再検出できる場合があります。
ただし、何度試してもNASが検出されない場合は、ネットワーク設定の不具合だけでなく、内部のシステム領域やファームウェア自体に障害が発生している可能性があります。特に電源断やHDDエラーが重なった直後に通信不能となったケースでは、システム領域の破損によって起動が正常に行えず、IPアドレスが割り当てられないこともあります。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制で受け付けています。Qfinder Proで検出できない場合や、ランプが点滅したまま起動しない場合は、できるだけ早く専門スタッフまでご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
パスワードを忘れたときの状況別の判断
QNAPの状態によって取るべき対応が変わります。まずは現在のアクセス状況を確認しましょう。
ケース1:別の管理者ユーザーでログインできる場合
このケースはもっとも安全です。別の管理者アカウントでQTSに入れれば、adminパスワードを変更できます。
- 別の管理者アカウントでQTSにログインします。
- 「コントロールパネル → ユーザー」で admin を選択します。
- 「パスワード変更」から新しいパスワードを設定します。
この操作では古いパスワードを知らなくても変更可能で、データや設定に影響はありません。
ケース2:どのアカウントでもログインできない場合
すべてのアカウントでQTSに入れない場合は、本体背面のRESETボタンを使った「3秒リセット」を行います。
- NASの電源を入れた状態で、背面のRESETボタンを約3秒間長押しします。
- ビープ音が1回鳴ったらすぐ離します。
- その後、adminパスワードとネットワーク設定が初期化されます。
ユーザーデータ(共有フォルダ内のファイル)は削除されません。主にパスワードとネットワーク設定がリセットされるだけです。
3秒リセットで初期化される項目
- adminパスワードがデフォルトに戻る
- ネットワーク設定(DHCP)に戻る
- 一部のポート設定・セキュリティ設定が初期化される
デフォルトのログイン情報(QTSバージョン別)
- QTS 4.4.1以前:ユーザー名:admin/パスワード:admin
- QTS 4.4.2以降〜5.x:ユーザー名:admin/パスワード:最初のMACアドレス(MAC1)を大文字・ハイフンなし(例:00-08-9B-F6-15-75 → 00089BF61575)
リセット後にログインできたら、すぐに新しいパスワードを設定し、必要に応じて別名の管理者アカウントを作成しておきましょう。
ケース3:3秒リセットでもadminで入れない場合
3秒リセットを実行してもログインできない場合、次の要因が考えられます。
- adminアカウントが無効化されている(QTS 5.x以降で発生)
- RESETボタンの押し時間が違い、別のリセット動作(10秒リセット)になっている
- ファームウェア破損・設定異常により認証機能が動作していない
RESETボタンの押し時間を確認し、3秒(1ビープ)で実行できているか再確認します。10秒押すとシステム設定まで初期化されるため注意してください。
QTS 5.xでadminが無効化されている構成では、別の管理者ユーザーでのログインや、QNAPサポートの案内に基づいたCLI操作(SSH接続など)で再有効化が必要になる場合があります。
GUIからまったくアクセスできない場合は、QNAPのFAQで案内されている「HDDを一度外して本体のみで起動 → セットアップ画面にアクセス → CLIで設定復旧」といった方法もあります。ただし、この手順はデータ破損のリスクが高く、一般ユーザーには推奨されません。
ケース4:データを絶対に守りたい場合の注意点
QNAPの操作を誤ると、データが完全に消えることがあります。次の操作は絶対に行わないでください。
- 「NASの再初期化」「工場出荷リセット+ボリュームフォーマット」などストレージを初期化する操作
- 起動不良時に電源ON/OFFやリセットを繰り返す操作(RAID構成を破壊するおそれ)
専門相談を検討すべきケース
- 3秒リセットをしてもadminデフォルトでログインできない
- ステータスランプが赤点灯・赤点滅/ビープ音が連続する
- ビジネスデータや写真など重要データが入っている
このような場合は操作を止めて、QNAPサポートまたはNAS専門のデータ復旧業者に連絡し、型番・HDD構成・行った操作内容を伝えて指示を仰ぐのが安全です。
QNAPのパスワードリセットや設定復旧を誤ると、データ消失のリスクが高まります。不安な場合は、専門業者による初期診断を受けるのが確実です。
「3秒リセットをしてもログインできない」「adminが無効化されている」といった場合は、操作を止めてすぐにご相談ください。早期対応が、データを守る最善策です。
デジタルデータリカバリーが法人に選ばれる理由
デジタルデータリカバリーは、法人のサーバ・RAID復旧で高い支持を得ています。
実績が証明する「復旧できる」技術力
デジタルデータリカバリーは、他社で復旧できなかった案件の相談が多く寄せられる「最後の砦」として、その技術力が評価されています。
その理由として、次の実績・強みがあります。
- データ復旧専門業者 17年連続データ復旧国内売上No.1(※1)
- 累計50万件以上のご相談実績(※2)
- 他社で「復旧不可」と判断された機器でも、8,000件以上の復旧実績(※3)
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※4)
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
こうした実績・強みを背景に、特に法人のRAID復旧では、難易度の高い障害にも対応できる点から多くの企業様に選ばれてきました。
官公庁、国立大学法人、上場企業など、多くのお客様にご利用いただいています。

HDDの復旧技術向上が評価され、2021年には「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
スピード対応|約8割を48時間以内に復旧
当社は常時7,300台以上の部品を保有し、ワンフロア体制の自社ラボで対応しているため、スピード対応を可能にしています。











































