社内ネットワークや自宅のNASに保存された共有フォルダへアクセスしようとした際、
- 「アクセス許可がありません」と表示される
- 共有フォルダが開けない
- 保存されているファイルが見えない
こうした症状が見受けられる場合、多くはネットワークやアクセス権限の設定に何らかの問題が発生しています。
ファイルにアクセスできない状態が続くと、業務の遅延やデータの更新ミスなど、日常の作業に深刻な支障をきたす恐れがあります。
このようなトラブルが発生した際には、速やかに原因を特定し、正しい対処を行うことが非常に重要です。原因の放置や誤った対応により、ネットワーク全体のセキュリティや業務の信頼性が損なわれる可能性もあります。
本記事では、「アクセス拒否」の背景にある原因や考えられるパターンをわかりやすく解説し、問題をスムーズに解決するための具体的な対処方法をご紹介します。
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目次
「共有フォルダにアクセス許可がありません」エラーの原因
「共有フォルダにアクセス許可がありません」というエラーは、大きく分けて3つの系統に分類できます。権限の不足、資格情報の不整合、そしてネットワークやWindows設定の問題です。以下のようなケースが多く見られます。
アクセス権限(共有/NTFS)の不足
フォルダ側で、自分のユーザーアカウントや所属グループに「読み取り」「変更」などの権限が付与されていない場合、アクセスが拒否されます。共有設定(共有タブ)とセキュリティ設定(NTFS権限)の両方を確認する必要があります。
この状態を放置すると、他ユーザーもアクセスできなくなる恐れがあります。特にNASの場合はアクセス権の競合や管理者設定の誤りにより、複数ユーザーで同様のエラーが発生することもあります。
資格情報の不整合
以前保存された別ユーザーの資格情報(IDやパスワード)が残っていると、それが無効化された際にアクセス拒否が起きる場合があります。Windowsは資格情報マネージャーに認証データを保持しているため、無効な情報が優先されてしまうケースがあります。
この場合、資格情報を削除し再入力することで改善する可能性があります。
ネットワーク設定・SMB関連の問題
PCが「パブリックネットワーク」として認識されている場合、ファイル共有がブロックされることがあります。また、SMB(ファイル共有プロトコル)の設定変更やWindows Updateの影響により、一時的に接続が遮断されるケースもあります。
企業環境では、セキュリティポリシーやグループポリシーによる制限が原因となることもあるため、管理者に確認することが重要です。
このように、原因は複数あり、放置するとファイルアクセスの継続利用が難しくなる場合もあります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
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「共有フォルダにアクセス許可がありません」エラーの対処法
ここでは、エラーが出た際に確認すべき主な3つの手順を紹介します。順番に実施することで、問題箇所を切り分けやすくなります。
ネットワーク状態の確認
まずはネットワーク接続が正常に行われているかを確認します。LANケーブル、スイッチ、ルーターなどの物理的接続に問題がないかも含めてチェックします。
- 共有元PCまたはNASの電源が入っていることを確認します。
- コマンドプロンプトを開き、「ping [IPアドレス]」を実行して応答があるか確認します。
- エクスプローラーのアドレスバーに「\\IPアドレス\共有名」を入力し、アクセス可否を確認します。
資格情報の削除と再登録
誤った資格情報が残っている場合、認証が失敗してアクセス拒否となります。古い資格情報を削除し、再度正しいユーザー名とパスワードを入力します。
- コントロールパネルを開き、「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を選択します。
- 「Windows資格情報」を開き、該当する共有先の項目(IPまたはホスト名)を削除します。
- 再度共有フォルダにアクセスし、正しい認証情報を入力して接続します。
共有設定・NTFS権限の見直し
共有フォルダ側の権限設定が正しく構成されているかを確認します。共有タブとセキュリティタブの両方で、自分のアカウントやグループが適切なアクセス権を持っているか確認することが重要です。
- 対象フォルダを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「共有」タブ→「詳細な共有」→「アクセス許可」をクリックします。
- ユーザーやグループを追加し、必要に応じて「読み取り」または「変更」権限を付与します。
- 次に「セキュリティ」タブを開き、自分のユーザーアカウントに同様の権限が付与されているか確認します。
- 設定を保存し、再度共有フォルダにアクセスして動作を確認します。
すべての設定を確認しても解決しない場合、社内ポリシーやWindowsの更新による制限が影響している可能性があります。特にNASやサーバーで複数ユーザーが利用する環境では、誤った操作によって共有設定やアクセス制御が崩れることもあります。
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