SQL Serverで「指定されたファイルが見つかりません(エラー2)」というメッセージが表示される場合、システムやデータベースファイルの場所を正しく認識できていない可能性があります。突然サービスが起動しなくなったり、データベースが開けなくなるなど、業務に支障をきたすケースも多く見られます。
誤った操作でデータベースファイルを削除・上書きしてしまうリスクもあるため、慎重に対応することが大切です。
もしデータベースが起動しない、または重要な.mdfファイルが見つからない場合は、無理な操作を避け、私たちデジタルデータリカバリーまでご相談ください。24時間365日対応の無料診断で、原因調査からデータ復旧までサポートしています。
目次
「エラー2」とは?SQL Serverでの意味
SQL Serverの「エラー2(指定されたファイルが見つかりません)」は、Windowsが必要な実行ファイルやデータベースファイルを検出できなかったことを示すエラーです。
通常、サービス起動時やデータベース接続時に発生し、内部的には「ファイルパス不明」「ファイル削除」「権限不足」などが原因となります。
このエラーが出た場合、SQL Serverの構成やファイル配置に異常があるサインであり、データベースそのものにアクセスできなくなる危険性もあります。
SQL Server エラー2の主な症状
SQL Serverでエラー2が発生すると、以下のような症状が見られます。
- サービス(MSSQLSERVERなど)が起動しない
- データベースに接続できず、「ファイルが見つかりません」と表示される
- データベースのアタッチ・リストアに失敗する
- イベントビューアに「エラー2」の記録が出る
- SQL Server Management Studioで対象DBが表示されない
これらの症状は、SQL Server本体またはデータベースファイルの所在が不明になっていることを意味します。
原因はさまざまで、構成ミスからストレージ障害まで幅広く考えられます。
誤って再インストールするとデータが消失するリスクもあるため、まずは原因を慎重に見極めましょう。
当社では相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。業務データが重要な場合は、自己修復を試す前に一度ご相談ください。
SQL Server「エラー2」の主な原因
このエラーは、ファイルが実際に存在しない場合と、存在していてもアクセスできない場合に大きく分けられます。ここでは代表的な6つの原因を説明します。
SQL Serverの実行ファイルが見つからない
「Sqlservr.exe」などの実行ファイルがインストールディレクトリから削除・移動されていると、サービスが起動できずエラー2が表示されます。ファイルの存在を確認し、足りない場合は修復インストールを行いましょう。
データベースファイル(.mdf / .ldf)のパスが誤っている
アタッチやリストア時に指定したパスが誤っている、またはファイルが存在しない場合にもエラーが出ます。ファイルの保存場所が変更されていないかを確認し、正しいパスを指定してください。
ファイルの削除・移動・ドライブ障害
システムの清掃や誤操作で、データベースファイルを削除・移動してしまうこともあります。また、保存先ドライブの故障でファイルが読めなくなるケースもあります。
ドライブ障害ではファイル復旧ソフトでの対応が難しいリスクがあるため、ストレージ障害が疑われる場合は専門業者に相談してください。
サービスアカウントのアクセス権限不足
SQL Serverが動作するユーザー(サービスアカウント)に、ファイルへのアクセス権限がないとエラーが出ます。該当フォルダのセキュリティ設定を確認し、読み取り・書き込み権限を付与してください。
インストール・アップデート時の不具合
アップデート途中で中断したり、構成ファイルが破損していると、必要なモジュールが見つからずエラー2が発生します。この場合はSQL Serverの修復インストールを実施することで復旧できることがあります。
ストレージ(SSD/HDD)の物理故障
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

SQL Serverで「指定されたファイルが見つかりません。エラー2」が出る――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
状況を誤って、誤った操作でデータベースファイルを削除・上書きしてしまうリスクあるので、専門業者へ相談することが賢明です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
SQL Server「エラー2」の対処法
ファイルの場所や権限を確認することで解決する場合もあります。以下の手順を参考に、順に確認してください。
実行ファイルとフォルダ構成を確認する
SQL Serverのインストールディレクトリ(例:C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQLXX.MSSQLSERVER)を開き、「Sqlservr.exe」など必要なファイルが存在するか確認します。足りない場合は、修復または再インストールを行います。
データベースファイルの存在とパスを再確認する
アタッチまたは接続エラーが出ている場合は、指定した.mdfや.ldfファイルが実際に存在するかを確認してください。誤ったフォルダや削除済みのファイルを参照している可能性があります。
サービスアカウントの権限を見直す
SQL Serverサービスを実行するユーザー(NT SERVICE\MSSQLSERVERなど)に、データベースファイルを格納するフォルダへのアクセス権限があるかを確認します。アクセス権限を付与し、再起動して改善するか確認してください。
SQL Serverの修復インストールを実行する
インストールファイル破損が疑われる場合は、SQL Serverのインストーラーを使用して「修復」を実行します。設定やデータベースを保持したままシステムファイルを再構成できます。
専門業者に相談する
上記の方法でも改善しない場合や、データベースファイルが消失・破損している場合は、ストレージ障害の可能性があります。
自己修復を試すとデータベースが再構成され失われる危険性があるため、操作を控えましょう。
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初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、業務データの損失が不安な際はお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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よくある質問
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。