SMB共有フォルダにアクセスできず困っていませんか?業務やデータ利用が止まってしまい、急いで解決したい方も多いはずです。
- NASやサーバーに接続できない
- 認証エラーが表示される
- 共有フォルダが突然見えなくなった
こうした症状は、ネットワーク設定の不備やアクセス権の問題、さらにはSMBプロトコルのバージョン不一致など、幅広い要因が関係しています。誤った操作で共有データを失うリスクもあるため、慎重な切り分けが必要です。
本記事では、SMB共有フォルダにアクセスできないときの原因と具体的な対処法を、ステップごとにわかりやすく解説します。
もし重要なデータが格納されたNASやサーバーへのアクセスが遮断されている場合は、自力での対応に不安があれば私たちデジタルデータリカバリーへご相談ください。大切なデータを守るために、24時間365日無料の初期診断で安全な対応をご案内しています。
目次
SMB共有フォルダにアクセスできない原因
SMB共有フォルダに接続できないトラブルは、ネットワークから認証設定、プロトコルの不一致まで複数の要因が関与します。以下では代表的な原因を整理しました。
ネットワーク接続や疎通の問題
LANケーブルの断線や無線接続の不安定さ、またはIPアドレス設定の不一致により通信ができず、共有フォルダにアクセスできないケースがあります。物理的な接続確認やpingによる疎通確認が有効です。
アクセス権限や認証エラー
共有フォルダの所有者権限やアクセス権の設定不備があると、正しいユーザーでも接続が拒否されます。また、古い資格情報がPCに残っていると認証失敗の原因になります。改善しない場合は専門業者に相談することも検討してください。
SMBプロトコルのバージョン不一致
Windows 10/11ではSMB1.0が無効化されているため、古いNASやサーバーに接続できない場合があります。必要に応じてSMB 1.0を有効化することで解決することがありますが、セキュリティリスクも伴うため注意が必要です。
ファイアウォールやセキュリティソフトの影響
セキュリティソフトやWindowsファイアウォールがSMB通信をブロックしている場合、アクセスができません。例外設定を追加することで解決できる場合があります。
サーバーやNAS側の障害
同時接続数の上限超過や、NAS内部の障害によってアクセス不能になるケースもあります。特にディスク障害を伴う場合、自力対応でデータが失われるリスクが高いため注意が必要です。
HDDやSSDを搭載したNASの故障が原因の場合は、再起動や再設定では解決せず、ストレージの物理障害に進行していることがあります。このようなケースでは無理に操作せず、データ復旧業者に相談することが安全です。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。業務データや大切なファイルを守るため、まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

「NASやサーバーに接続できない」「認証エラーが表示される」で起動しないトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
SMB共有フォルダにアクセスできないときの対処法
SMBにアクセスできない場合、順序立てて原因を切り分けながら対処していくことが重要です。ここでは主要な対処法を、初心者にもわかりやすい手順付きで解説します。
ネットワーク疎通を確認する方法
まず基本として、クライアントと共有サーバー間で通信できるか確認します。
- クライアントPCでコマンドプロンプト(またはターミナル)を開く
- 「ping サーバーのIPアドレス」を実行し、応答があるか確認
- 応答がなければ、ケーブル・ルーター・スイッチなど物理構成を確認
権限と認証設定を見直す手順
ユーザーが適切なアクセス権を持っているか、パーミッションを確認しましょう。
- 共有フォルダの所有者と権限を確認し、以下のコマンドで設定
sudo chown -R sambauser:sambagroup /path/to/share
sudo chmod -R 770 /path/to/share
- 必要に応じてSambaユーザーの作成とパスワード設定
sudo smbpasswd -a sambauser
- Windowsの資格情報マネージャーで古い認証情報を削除・再設定
SMBプロトコルのバージョンを調整する手順
クライアントとサーバーのSMBバージョンが一致しているか確認します。
- Windowsの「Windowsの機能の有効化」で「SMB 1.0/CIFS」を有効化
- Linux/Samba側の設定ファイル(smb.conf)で「min protocol/max protocol」の値を確認・変更
- 可能であれば古いSMB1.0ではなく、2.0や3.0へサーバー側を更新
共有設定とマウントポイントの確認手順
共有ディレクトリのパス設定やアクセス制御が正しいか確認します。
- Windows側は「Everyone」にフルアクセス権を一時的に付与し検証
- Samba設定(smb.conf)で「hosts allow」「valid users」の記述を確認
- Linuxでマウントに失敗している場合、パスやオプションを修正し再マウント
ファイアウォール設定を見直す方法
必要なポートがファイアウォールやセキュリティソフトでブロックされていないか確認します。
- Windows Defenderや他のセキュリティソフトでSMBポート(TCP/UDP 137-139, 445)を許可
- Linuxではfirewalldやiptablesの設定を確認、
firewall-cmd
で開放設定 - 変更後はファイアウォールを再読み込みまたは再起動
ゲストアクセス制限を緩和する方法
Windowsのセキュリティポリシーで、ゲストアクセスが禁止されていないか確認します。
- 「ローカルグループポリシーエディター」を開く
- [コンピューターの構成] → [管理用テンプレート] → [ネットワーク] → [Lanman Workstation]を開く
- 「安全でないゲストログオンを有効にする」を「有効」に変更し、適用
専門業者に相談する
すべての対処法を試してもSMB共有フォルダにアクセスできない場合は、システム領域やサーバー、NAS側で深刻な障害が発生している可能性があります。通常の操作では解決が難しく、慎重な対応が求められます。無理な修復を続けると、保存データが上書きされ、復旧が難しくなる恐れがあります。
当社デジタルデータリカバリーでは、7,300件以上のご相談(※1)と、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)の実績があります。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。
状況が改善しない場合は、被害を広げないためにも早めにご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。