- LANDISKに保存していたファイルが突然消えた
- アクセスしようとすると「ネットワークエラー」や「共有フォルダが見つかりません」と表示される
- 電源は入っているのにパソコンから認識されない
こうした症状が出ている場合、多くのケースでI-O DATA製NAS(LANDISK)内部に何らかの障害が発生しています。そのまま再起動や初期化を行うと、保存されていたデータが二度と戻らない危険があります。
まずは状況を正しく見極めることが大切です。この記事では、LANDISKでよく見られる障害と原因、そしてデータを守るための安全な対処法を専門家の視点から解説しています。
万が一、自己解決が難しいと感じた場合は、24時間365日対応・初期診断無料のプロによるサポートをご利用ください。大切なデータを守る最善の方法をご提案いたします。
目次
代表的な障害原因と症状
LANDISKでデータ復旧が必要となる原因は、大きく4つのカテゴリに分けられます。症状に応じて正確な判断を行わないと、データ消失のリスクを高めることになります。
以下に示すようなトラブルが発生した場合、自己流での対処は避け、慎重な対応が求められます。
論理障害・アクセス不能
物理的に問題がないように見えても、システム内部でファイルシステムのエラーやRAID構成の崩壊などが起きているケースがあります。
- 共有フォルダが表示されない
- ネットワーク経由でNASに接続できない
- RAIDが認識されず、再構築に失敗する
これらは論理障害である可能性が高く、放置するとデータ消失につながるため注意が必要です。次に詳しい対処法をご紹介します。
データ消失・誤操作
誤操作による削除や初期化、またはウイルスやランサムウェアによるデータ破損は、一般的な操作ミスの中でも重大なものです。
- 誤って重要なフォルダを削除してしまった
- 工場出荷時設定にリセットしてしまった
- 暗号化・破損ファイルが増えている
このような状況では、速やかな対応が必要です。自己判断での復元を避け、正しい復旧手順を確認しましょう。
バックアップ・その他のトラブル
バックアップが取れていない状態での障害発生や、業務に関わる緊急性の高いトラブルが起きた場合、すぐに対応しなければ取り返しのつかない事態になる可能性があります。
- バックアップがうまく動作していなかった
- 重要な業務データが含まれている
- 復旧に時間をかけられない状況
特に法人での運用においては、損失が大きいため慎重かつ迅速な対応が求められます。次に具体的な復旧方法を解説します。
ハードウェア障害・物理障害
LANDISKの内部部品やHDDそのものに物理的な損傷がある場合、データにアクセスできなくなります。特に異音や通電しない症状は重大な物理障害の兆候です。
- NASから異音(カチカチ・キュルルなど)がする
- 電源が入らない、赤ランプが点滅している
- USBポートや本体の破損
このような状態で無理に再起動や開封を試みると、復旧が不可能になる恐れがあります。
異常を感じた時点で電源を切り、それ以上の操作を控えることが、データを守るうえで重要です。無理な操作によって状態が悪化する前に、専門の技術と設備を持つ業者に相談することをおすすめします。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
法人向けデータ復旧サービスをお探しの方へ
法人のお客様では、社内サーバやRAID構成のストレージ、業務用PCや外付けHDDといった社内のデータ環境でトラブルが起きると、単なるデータ損失だけでなく、業務停止や情報漏えいリスクにつながるおそれがあります。
「自分で試してよいのか」「どのタイミングで専門業者に相談すべきか」判断に迷われる法人ご担当者様も少なくありません。当社では、法人専任のアドバイザーが状況を伺い、最適な復旧プランをご案内します。
サーバやNASなど機器を社外に持ち出せない場合は、専門エンジニアによる出張訪問での診断・復旧にも対応しています。セキュリティ体制や復旧事例、よくある質問は、以下の法人向け専用ページにまとめています。業務データの復旧でお困りの際は、こちらもあわせてご覧ください。
NAS(LANDISK)の代表的な復旧方法
ここからは、I-O DATA製NAS(LANDISK)で発生する各障害に対して、具体的な対処方法を解説します。障害の種類に応じて最適な対処法を選ぶことで、データ消失のリスクを最小限に抑えることが可能です。
バックアップからの復元
LANDISKにはバックアップ機能が搭載されており、万が一の際にデータを戻すことが可能です。管理画面から復元作業を行います。
- 管理画面にアクセスし「データバックアップ」を選択します。
- 「バックアップ履歴」を確認し、復元したい日付を選びます。
- 「実行」をクリックして復元を開始します。
- 上書きの注意点を確認し、復元が完了したらログで内容を確認します。
ごみ箱機能を活用したデータ復元
誤削除したデータがごみ箱機能で保管されている場合、簡単に元に戻すことが可能です。ただし、ごみ箱機能が有効であることが前提となります。
- LANDISKの共有フォルダから「ごみ箱」フォルダにアクセスします。
- 削除されたファイルを確認し、必要なデータを選択します。
- 選択したファイルを元のフォルダにコピーまたは移動します。
アクセス不能・起動不良時の対処
NASがネットワーク上に表示されない、電源を入れても起動しないといった場合、誤った操作はさらなる悪化を招く可能性があります。
- LANケーブルやルーターの接続状況を確認します。
- PC・NASの電源を一度オフにして再起動します。
- 状況が改善しない場合は、無理な電源操作やリセットは行わず、専門業者に相談してください。
HDDを取り出してデータ復旧する方法
LANDISKが1台構成の場合、HDDを取り出してデータ復旧を行う方法もあります。ただし、リスクも伴うため慎重に行う必要があります。
- NASからHDDを安全に取り出します。
- SATA-USB変換アダプタを使い、PCに接続します。
- 専用ツール(NAS-RESCUEなど)を使用してデータを抽出します。
RAID崩壊時の対応
RAIDが崩壊してしまった場合、自己流のリビルドはデータを完全に失う危険があります。
- RAID構成の状態を確認し、それ以上の操作を中断します。
- リビルドやHDDの差し替えを試みず、現状のまま保存します。
- 速やかにデータ復旧専門業者に相談します。
データ復旧サービスの活用













































