バッファロー製NAS「LinkStation」からHDDを取り出す際には、慎重な分解と安全なデータ読み出しが重要です。特に誤った手順で取り出そうとすると、HDD自体に物理的なダメージを与え、データ復旧の難易度が大きく上がる可能性があります。
以下のようなケースでは、すでに内部で障害が発生している恐れがあります。
- LinkStationが突然アクセスできなくなった
- 異音やランプの点滅などの異常が見られる
- HDDを取り出してもPCで認識されない
このような状態で無理に操作を続けると、大切なデータが完全に失われるリスクがあります。
まずは状況を正確に見極めるために、24時間365日対応の無料初期診断をご利用ください。安全かつ確実にHDDの取り出しとデータの読み出しを進めるために、専門家によるチェックが不可欠です。
目次
NASとRAIDとは?
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワーク経由で複数の機器からアクセスできる外部ストレージです。ファイル共有や自動バックアップ用途で使われ、家庭から業務まで幅広く利用されています。多くのNASは複数のHDDを組み合わせたRAID構成に対応し、データ保護や復旧にも備えています。クラウド連携やリモートアクセス機能を搭載した機種も多く、効率的なデータ管理が可能です。
RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のHDDやSSDをひとつの論理ディスクとしてまとめ、読み書き速度の向上やデータの冗長性(バックアップ機能)を実現する技術です。特定のRAIDレベルでは、1台のディスクに障害が発生しても、残りのディスクからデータを復元できる仕組みが備わっており、サーバーやNASなど、安定性が求められるシステムで広く利用されています。
- RAID0:データを分散して高速化(冗長性なし)
- RAID1:2台に同じデータを保存し、片方が故障しても復旧可能
- RAID5/6:データとパリティを分散し、冗長性を確保
HDDを取り出す前に準備すべきもの・注意点
LinkStationからHDDを取り出してデータを救出するには、専用の道具と適切な作業環境が必要です。準備が不十分なまま分解を行うと、HDDを損傷し、データを完全に失う恐れがあります。少しでも不安がある場合は無理に作業を進めず、早めに専門のデータ復旧業者へ相談することをおすすめします。
作業を安全に進めるためにも、下記の道具を揃えてから慎重に取り組んでください。
- プラスドライバー(HDDを固定しているネジの取り外しに使用)
- SATA-USB変換アダプタまたはHDDケース(取り出したHDDをPCに接続するため)
- データ保存用の外付けHDDやUSBメモリ
- Windows PC(データ救出ソフトを使用する場合はDVDドライブ付き推奨)
NASが認識されなくなったりエラーが出たとき、慌てて電源を入れ直したりHDDを交換するのは危険です。誤った対応で障害が悪化し、データを失う恐れがあります。NASの構造を理解し、慎重に対応することが大切です。以下に注意点を記載します。
電源のON/OFFを繰り返さない
電源操作を何度も繰り返すと、HDDに大きな負荷がかかり、症状が悪化することがあります。NASが起動しないときは、電源の入り切りを控えましょう。
リビルド(再構築)しない
RAIDのリビルドはディスク全体に負荷がかかるため、劣化した他のHDDが同時に故障する恐れがあります。安易な再構築は避けましょう。
HDDの入れ替え、交換はしない
HDDを交換するとRAID構成が崩れ、データ復旧が困難になることがあります。また、HDDをPCに直接接続するのも誤認識や上書きの原因になるため厳禁です。
データ復元ソフトは使用しない
復元ソフトは軽度の論理障害にしか対応できず、状況を悪化させることがあります。NASのように複雑な構成の機器では、専門業者への相談が安全です。
法人向けデータ復旧サービスをお探しの方へ
法人のお客様では、社内サーバやRAID構成のストレージ、業務用PCや外付けHDDといった社内のデータ環境でトラブルが起きると、単なるデータ損失だけでなく、業務停止や情報漏えいリスクにつながるおそれがあります。
「自分で試してよいのか」「どのタイミングで専門業者に相談すべきか」判断に迷われる法人ご担当者様も少なくありません。当社では、法人専任のアドバイザーが状況を伺い、最適な復旧プランをご案内します。
サーバやNASなど機器を社外に持ち出せない場合は、専門エンジニアによる出張訪問での診断・復旧にも対応しています。セキュリティ体制や復旧事例、よくある質問は、以下の法人向け専用ページにまとめています。業務データの復旧でお困りの際は、こちらもあわせてご覧ください。
LinkStationのHDD取り出し手順
LinkStation本体からHDDを取り出すには、型番ごとに分解手順が異なるため注意が必要です。ここでは一般的な機種(例:LS210D)をベースに手順を解説します。
LinkStationの筐体を分解する
LinkStationを開けるには、カバーのツメやネジを外す必要があります。無理な力をかけるとケースが割れたり、内部ケーブルを断線してしまうことがあるため、慎重に作業しましょう。
- LinkStationを作業しやすい場所に置き、電源ケーブルやLANケーブルをすべて外します。
- 機種によって異なりますが、LS210Dなどは側面や底面のツメを外すことでカバーを取り外せます。プラスチック製のヘラがあると便利です。
- 内部にあるHDDは、金属トレイやネジで固定されているため、プラスドライバーで丁寧に外します。
- HDDを水平にスライドさせ、基板のSATA端子から慎重に引き抜きます。
取り出したHDDをPCに接続する
取り出したHDDは直接PCに接続しても中身は確認できません。SATA-USB変換アダプタやHDDケースを使用し、Windows PCまたはLinuxに接続して認識させます。
- HDDをSATA-USB変換アダプタまたは3.5インチHDDケースに装着します。
- USBポート経由でPCに接続し、認識されるか確認します(この段階ではフォーマット要求が出ても絶対に実行しないでください)。
- デスクトップPCの場合、内部SATAポートに直接接続することも可能です。
データを救出する
LinkStationのHDDはLinux系ファイルシステム(ext3/ext4/XFS)で構成されているため、Windowsでは標準で認識できません。専用の復旧ソフトまたはLinux環境が必要です。
- Linuxベースの復旧ソフトをDVDから起動します。
- 自動的にHDD内のファイルシステムをスキャンし、アクセス可能なデータ一覧が表示されます。
- 外付けHDDやUSBメモリに必要なファイルをドラッグ&ドロップでコピーして保存します。
RAID構成の場合の取り扱いについて
LinkStationには1台構成と2台以上のRAID構成があります。RAID1(ミラーリング)の場合は1台のHDDから復旧可能ですが、RAID0や特殊なRAID構成では複数台同時接続と専用ツールが必要です。
- RAID1:どちらか1台のHDDを取り出し、上記の手順で接続・復旧を試みます。
- RAID0:すべてのHDDを同時に接続し、RAID復元対応のデータ復旧ソフトを使用します。
- 復元に失敗する可能性があるため、必要に応じて専門業者への相談を検討します。
自力作業の注意点と業者利用の検討
LinkStationを分解してHDDを取り出す行為は、メーカー保証が無効になるだけでなく、誤った操作によってデータが完全に失われるリスクも伴います。内部構造に精通していないまま無理に取り扱うと、状況を悪化させてしまう可能性があります。不安がある場合は、自力で対応せず、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を上げています。相談から初期診断まで無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。











































