- 「サーバーに接続できません」とパソコンに表示される
- 社内の共有フォルダにアクセスできない
- ネットワークドライブが突然使えなくなった
こうした状況に陥ったとき、パソコンやサーバーに何らかのトラブルが発生している可能性が高く、放置すると業務データの損失や作業の長時間停止に繋がる恐れがあります。
誤った操作や自己判断での対応は、問題をさらに深刻化させ、復旧コストや時間が大きく膨らむ原因になります。
本記事では、サーバーに接続できない原因、表示されるエラーメッセージごとの注意点、そして正しい対処法まで、トラブルをスムーズに解決するためのポイントを専門的な視点からわかりやすく解説します。
もし緊急性が高い、または自力での対応に不安がある場合は、24時間365日対応の無料診断を活用し、今すぐ状況を見極めましょう。
目次
「サーバーに接続できません」エラーの原因
このエラーは、パソコン側の設定ミスからネットワーク障害、サーバー自体のトラブルまで多岐にわたります。原因を見誤ると、さらに問題を悪化させる危険もあるため、まずは冷静に原因を特定することが重要です。
デバイス側の設定ミスや不具合
パソコンやスマートフォンなどの端末側に原因がある場合、以下のような事象が見られます。OSのアップデートによって保存された資格情報（IDやパスワード）が初期化されたり、ネットワーク探索機能が無効になることがあります。設定を誤って変更したことで、サーバーに接続できないケースも少なくありません。
ネットワークやLANケーブルのトラブル
LANケーブルが抜けていたり断線していたりすると、物理的にサーバーとの通信ができなくなります。また、ルーターやスイッチングハブの不調、IPアドレスの設定ミス、ネットワークの「パブリック」設定など、ネットワーク構成に起因する問題も頻出します。
セキュリティソフトやファイアウォールの影響
ウイルス対策ソフトやWindowsファイアウォールなどのセキュリティ設定が原因で、サーバーへの接続がブロックされている可能性もあります。知らずに更新されたセキュリティポリシーが通信を遮断している場合もあります。
通信障害やプロバイダの不具合
外部のインターネット回線やプロバイダに障害が起きている場合、社外に設置されたサーバーやクラウドサービスへのアクセスができなくなることがあります。こうしたケースは、一時的なものも含めて、公式サイトなどで確認する必要があります。
サーバー自体の異常
サーバーにアクセスできない場合、まず確認すべきはハードウェアの状態です。サーバーの電源が切れていたり、ストレージに障害が発生していると、当然ながらデータにアクセスすることはできません。また、アクセス権限の変更やユーザーアカウントの無効化といった設定上の問題も、見落とせない原因となります。
特に注意が必要なのが、物理的なトラブルです。ハードディスクや電源装置などの故障によって、以下のような症状が現れることがあります。
- 異音や異臭がする
- サーバーがまったく起動しない
- データの読み書きができない
こうした症状が見られる場合、ストレージ機器に深刻な障害が発生している可能性があります。繊細な構造のため、個人で復旧を試みると状況が悪化し、データが失われるリスクが高まります。正確な診断と適切な処置には、専門知識と設備が欠かせません。
当社では初期診断無料で、24時間365日対応しています。大切なデータを守るためにも、異常を感じたらすぐにご相談ください。
法人向けデータ復旧サービスをお探しの方へ
法人のお客様では、社内サーバやRAID構成のストレージ、業務用PCや外付けHDDといった社内のデータ環境でトラブルが起きると、単なるデータ損失だけでなく、業務停止や情報漏えいリスクにつながるおそれがあります。
「自分で試してよいのか」「どのタイミングで専門業者に相談すべきか」判断に迷われる法人ご担当者様も少なくありません。当社では、法人専任のアドバイザーが状況を伺い、最適な復旧プランをご案内します。
サーバやNASなど機器を社外に持ち出せない場合は、専門エンジニアによる出張訪問での診断・復旧にも対応しています。セキュリティ体制や復旧事例、よくある質問は、以下の法人向け専用ページにまとめています。業務データの復旧でお困りの際は、こちらもあわせてご覧ください。
サーバーに接続できないときの注意点
サーバーに接続できない状況では、焦って行動するとかえって状況を悪化させてしまうことがあります。ここでは、トラブル時に絶対に注意してほしいポイントを2つご紹介します。
何度も接続を試みない
サーバーにアクセスできないからといって、何度も接続し直すのは避けましょう。繰り返しのアクセスにより、内部のHDDやSSDに過度な負荷がかかり、状態がさらに悪化する可能性があります。
最悪の場合、データ自体が破損・消失してしまうこともあるため、接続エラーが出た時点で操作を中止し、慎重に対応することが大切です。
自己判断で分解や交換をしない
サーバー内部に触れると、ホコリや静電気でデバイスを壊す恐れがあります。特にHDDの順番を変えたり、リビルド中に他のドライブが壊れると、復旧不能になることもあります。
少しでも異常を感じたら、専門業者への相談が最善です
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績50万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が8,000件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
「サーバーに接続できません」エラーの対処法
原因が特定できないまま手探りで操作を続けると、トラブルが悪化することもあります。最悪の場合、サーバー内部のストレージ障害に発展し、大切なデータを失う恐れもあります。以下の手順を上から順番に確認し、落ち着いて問題の切り分けを行ってください。
エラーメッセージやコードの確認
「403 Forbidden」や「404 Not Found」など、画面に表示されるエラーコードは、サーバー側の状態やアクセス権限の不備を示している可能性があります。コード内容を正確に把握することが、適切な対処の第一歩です。
- エラー表示画面でメッセージや番号（例：403、404、500など）を確認し、記録する
- インターネットでそのエラーコードの意味を検索する
- アクセス拒否、存在しないファイル、サーバーダウンなど、問題の傾向を絞る
別のデバイスで接続確認
別の端末からサーバーに接続できるかどうかで、問題の発生元がパソコン側かサーバー側かを切り分けることができます。
- 他のパソコンやスマートフォンを用意する
- 同じネットワークに接続した状態で、同じ共有フォルダやURLにアクセスする
- 別の端末では正常に接続できる場合、元の端末側に問題があると判断する
機器の再起動
機器の一時的な誤動作が原因で、サーバーとの接続がうまくいかないことがあります。基本的な対応ですが、効果的なケースも多いため実行する価値があります。
- パソコン、ルーター、ハブ、サーバーなど関係機器の電源を一度切る
- 30秒〜1分ほど待ってから、機器ごとに順番に電源を入れる
- すべての機器が起動したあとに、再度サーバーに接続する
LANケーブルやルーターの確認
LANケーブルの接触不良やルーターの故障も、サーバーに接続できない要因です。物理的な接続部分は最初に確認しておきましょう。
- LANケーブルがきちんと奥まで挿し込まれているか確認する
- ケーブルに断線や折れ、被膜の破損がないかチェックする
- 他のLANポートや別のケーブルを使って試す
- ルーターやハブのランプが正常に点灯しているか確認する
ネットワーク設定・アクセス権限の確認
Windowsのネットワーク設定ミスや、サーバーのアクセス権限に問題があると、サーバーとの通信がブロックされることがあります。ユーザーアカウント情報にも注意が必要です。
- ネットワークが「パブリック」ではなく「プライベート」に設定されているか確認
- ネットワーク探索とファイル共有が有効になっているかを確認（[設定]→[ネットワークとインターネット]→[共有オプション]）
- 「資格情報マネージャー」を開き、正しいID・パスワードが登録されているか確認・再入力する
セキュリティソフトの一時停止
セキュリティソフトやファイアウォールがサーバーとの通信を遮断している可能性があります。一時的に無効化して挙動を確認しましょう。
- セキュリティソフト（例：ウイルスバスター、ESETなど）を一時的に停止する
- Windowsファイアウォールが有効な場合、一時的に無効にして試す
- 接続確認後、問題が解消された場合は、サーバーを通信許可リストに追加し、ソフトを再度有効化する
通信障害・プロバイダの確認
サーバーが外部（クラウドや別拠点）にある場合は、インターネット回線やプロバイダ側のトラブルも原因になります。定期メンテナンス情報や障害情報の確認も忘れずに。
- 別のインターネットサイト（例：Yahoo!やGoogle）にアクセスし、回線状況を確認
- 通信事業者やプロバイダの公式サイト・SNSで障害情報を確認
- 一時的な通信障害の場合は、時間をおいて再接続する
サーバーの状態確認
サーバー本体に異常がある場合、ユーザー側からの接続はできません。通電や異常ランプ、異音、異常な熱などの兆候がないかを必ず確認してください。
- 電源が正常に入っているか、電源ランプが点灯しているか確認
- ストレージのアクセスランプやエラーメッセージの表示がないか確認
- 本体から異音（カチカチ、キュルキュルなど）や異常な発熱がないか確認する
専門業者への相談
MP4ファイルが再生できない状態が続く場合、ストレージの障害やファイルシステムの破損が原因の可能性があります。再起動や通電を繰り返すと、データが完全に失われるリスクがあるため注意が必要です。
まずは電源を切り、無理な操作は控えてください。障害発生時の状況やエラーメッセージを記録し、専門業者に正確に伝えることが重要です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）という高い成果を上げています。初期診断無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、17年連続で国内売上No.1（※1）。累計50万件以上（※2）の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は92.6%（※3）と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数8,000件超（※4）」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50％以上を占める企業のこと ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2023年）
※2：期間：2011年1月1日～
※3：2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。
※4：算出期間：2016年6月1日～
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
