Windows 10でクローンディスクを使って起動しようとしたとき、次のようなトラブルに直面していませんか?
- 「0xc00000e」というエラーコードが表示され、起動できない
- クローンしたディスクを選んでもWindowsが立ち上がらない
- ブート修復を試しても効果がない
この「0xc00000e」エラーは、Windowsのブート構成データ(BCD)に不整合がある場合や、クローンディスクの接続・認識ミス、ハードウェアの問題など、複数の要因によって発生します。エラーのまま放置すると、正しい起動ディスクの判別ができず、OSの読み込みが不可能になるおそれがあります。
原因が複雑に絡んでいるため、やみくもに操作を続けるのは危険です。この記事では、「0xc00000e」エラーの主な原因と、それに対処するための確実な手順を初心者にもわかりやすく解説します。
もし「自力では不安」「このまま進めて大丈夫か心配」と感じたら、24時間365日受付の無料診断をご活用ください。状況に応じた最適な復旧方法をご案内します。
目次
Windows10でクローン起動時に「0xc00000e」エラーが発生するときの主な症状
Windows10でクローン起動時に「0xc00000e」エラーが発生するときの主な症状は次の通りです。
- エラー画面が表示されて起動できない
- セーフモードや自動修復にも入れない
- 起動デバイスを変更しても改善しない
- クローン元では正常に起動できる
- 回復環境(WinRE)にすらアクセスできないことがある
同じ症状でも、原因はさまざまです。SDカードを正常に使用するには適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
SDカードが認識されない原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないため、自己判断では原因を見誤ってしまうケースが多いです。そのため正確な原因を把握し起動させるには知見を持った業者の診断を受ける必要があります。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
「0xc00000e」エラーの原因
このエラーは、主にOSの起動構成に問題がある場合に発生します。特に、クローンディスクによる起動では、コピー元と完全に一致した環境が必要になるため、少しの設定ミスや構成の違いでも不具合につながります。
BCD(ブート構成データ)の破損または不一致
クローン作成時にBCD(Boot Configuration Data)が正しくコピーまたは構成されていないと、Windowsは正しい起動パーティションを認識できずエラーになります。
BIOS/UEFI設定の不整合
起動順序の設定やSATAモード(IDE、AHCIなど)、UEFI/Legacyの設定がクローン元と一致していないと、起動に失敗します。
SSD/HDDの故障
「エラーコード 0xc00000e」は、Windowsが起動時に必要なブート構成やシステムファイルを見つけられない場合に表示されるエラーで、SSDやHDDの故障が原因となっているケースが多くあります。特に、ストレージに物理的な障害が発生していると、起動に必要な情報が読み取れず、このエラーが表示されることがあります。
たとえば、SSDのコントローラ異常やHDDの読み取りエラー、不良セクタの増加などが進行していると、OSのブート情報が破損し、正常な起動が妨げられます。BIOSではストレージが認識されているのに、Windowsが起動できない場合も、内部のデータ構造やブート領域が損傷している可能性があります。
このような状態で無理に再起動や修復を試みると、障害が悪化し、データ復旧が難しくなる恐れがあります。大切なデータが保存されている場合は、使用を中止し、早めに専門業者に相談することが重要です。
当社では、ブートエラーやストレージ障害に対応した無料の初期診断を24時間365日体制で実施しており、0xc00000eのようなトラブルにも迅速に対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。
外部デバイスによる起動妨害
USBメモリや外付けHDDが接続されていると、そちらを誤って起動しようとしてエラーが発生することがあります。
これらの要因を放置すると、起動不能な状態が続き、最悪の場合はデータ消失に繋がる可能性もあります。次に、これらを解消するための具体的な手順を解説します。
「0xc00000e」エラーの対処法
以下では、「0xc00000e」エラーが表示された場合に試すべき対処法を詳しく紹介します。BIOS設定やブート構成の確認、物理的な接続の見直しなどを順に行うことで、問題解決が可能です。
外部デバイスを取り外して再起動する方法
外部ストレージが接続されていると、誤ってそちらを起動しようとしてエラーになることがあります。まずは不要なデバイスをすべて取り外して再起動を試してください。
- USBメモリ、外付けHDD、SDカードなど、外部ストレージをすべて取り外します。
- PCの電源を完全に切ります。
- 再度電源を入れ、クローンディスクからの起動を確認します。
BIOS/UEFIの設定を確認する方法
起動ディスクの順序やストレージモードの設定ミスは、クローンディスク起動失敗の原因になります。正しい設定になっているか確認しましょう。
- PC起動直後に「Del」キーや「F2」キーなどでBIOS/UEFI設定画面を開きます。
- 「Boot」タブで、クローンディスクが最上位に設定されているか確認します。
- 「SATAモード」や「UEFI/Legacyモード」が元ディスクと一致しているか確認・修正します。
SSD/HDDの接続状態を確認する手順
物理的な接続不良も意外と多い原因です。簡単なチェックで状況が改善することがあります。
- PCの電源を切り、側面パネルを開きます。
- クローン先のSSD/HDDに接続されているSATA/電源ケーブルがしっかり刺さっているか確認します。
- ケーブルが断線や埃で劣化していないかもチェックします。
BCDを再構築する手順(コマンド実行)
ブート構成データ(BCD)の破損はコマンドラインから修復可能です。Windowsインストールメディアが必要になります。
- WindowsインストールメディアでPCを起動し、「コンピューターを修復する」を選びます。
- [トラブルシューティング] → [詳細オプション] → [コマンド プロンプト]を開きます。
- 以下のコマンドを順に入力してEnterキーで実行します:
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd
スタートアップ修復を実行する手順
自動でブート構成を修正してくれる「スタートアップ修復」も有効な対処法です。
- Windowsインストールメディアで起動し、「コンピューターを修復する」を選びます。
- [トラブルシューティング] → [スタートアップ修復]を選択します。
- 自動的に診断・修復が開始されます。完了後に再起動します。
再度クローンを作成し直す場合の注意点
クローン作成ソフトや方法に問題があった場合は、再作成を検討しましょう。適切な設定で行うことが重要です。
- 信頼性の高いクローンツール(例:Macrium Reflect、EaseUS Todo Backupなど)を使用します。
- 「ディスク全体をクローン」する設定で、ブート領域を含めてコピーします。
- 完了後、クローン先ディスクを単体で接続して起動テストを行います。
上記の対処法でも問題が解決しない場合、クローンディスクやブート構成に深刻な不具合が発生している可能性があります。大切なデータが含まれている場合は、自己対応をやめ、専門のデータ復旧業者に相談するのが確実です。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。